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シェラトン都ホテル東京 Floor Seven Deluxe Room  
Sheraton Miyako Hotel Tokyo 2010.01.04(月)
東京都港区 哀-1

庭園の落ち葉

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一羽になった池の鴨


6泊の予定でチェックイン。フロントには顔馴染みのスタッフが3人立っており、とてもスムーズに気持ちよく手続きが終わった。用意されたのはいつも使い慣れた7階のデラックスルーム。最近は、窓から鴨のいる池を見下ろせる位置にある部屋をあてがってくれる。

最近、6階の客室が改装を終えたらしい。高層階から始まった改装が、いよいよ低層階にも達したわけだが、改装への意気込みは次第に薄れ、コストが抑えられるようになってきた。そのため、6階は改装を終えてもスタンダードフロアのままになるとのこと。居室の質には大差ないが、バスルームが手つかずなのが理由だという。

その点では、7階も中途半端になっている。居室のデザインは、高層階プレミアムフロアよりもさっぱりとしていて、最初のインパクトも薄い。そして何よりバスルームのリニューアルをしっかりしなかったのが失敗。そのマイナス分を、DVDプレイヤーやワイングラスなどといった細かい追加アメニティで埋めようとしているが、それもいまひとつ説得力に欠ける。フロアに付加価値を持たせるのなら、思い切り主張する工夫が必要だが、今後の改善に期待したい。

フロアセブン室内

今回もまた滞在中には騒音に悩まされた。このホテルは騒音迷惑遭遇率が世界一である。壁が薄いこと、床も響きやすいこと、関西や外国のゲストが多いことなどなど、理由はたくさんあるが、騒々しいとどうにも落ち着かない。笑い声、奇声、酔っ払い、工事など、あちらこちらから耳障りな音が聞こえてくる。たまに静けさに包まれた滞在ができることもあるが、その時ばかりは天国にいる気分。その心地よさも体験していればこそ、騒々しい時の不快感もひときわである。

6泊のうち、館内すべての飲食施設を複数回利用した。そのうち、特に印象深かったのは、「大和屋三玄」の昼食で注文したカニクリームコロッケ膳(4,620円)。店内はテーブル席がメインだが、それぞれセクションに分かれているので、どの席でも落ち着いて食事を楽しめる。

大和屋三弦店内

先付けは正月風に飾り立て、吸い椀、鰤大根に続き、二段重が運ばれてきた。彩り鮮やかで楽しいランチである。全体的に関西風の上品な薄味。ナプキンが紙なのが残念だ。

先付

二段重

最後には餅入りのぜんざいも付き、けっこう満腹になった。サービスは和服姿の女性によるもの。関西弁が妙に色っぽく感じられた。

ぜんざい

ロビーラウンジ「バンブー」では、軽食メニューも充実しており、簡単なランチや、中途半端な時間の空腹には都合がいい。丼ぶりものがいくつかあり、中から和牛ステーキ丼(2,200円)を選んでみた。なかなかボリュームがある。

ステーキ丼

デザートは季節ごとに入れ替わり、この時期目を引いたのはリンゴのパイ(1,100円)。焼きたてのパイにアイスクリームが載ってくる。

リンゴパイ

印象がよくなかったのはルームサービスの中国料理。麺や飯はまだしも、一品料理は高い割にボリュームがなく、ご飯も漬物も別料金で茶もつかない。器のセンスも悪く、黒い皿に載った酢豚を薄暗い部屋で見ても、少しも食欲をそそらなかった。

また、朝食は6日とも「四川」の洋中ブッフェを利用したが、連日通っても顔を覚えてもらえない。同じリクエストを6日間毎日するのは面倒だった。

池の鴨がとうとう1羽になってしまった。小ぶりな雄しか残っていない。さぞや寂しいことだろう。仲間の補充が待たれる。

1羽になった池の鴨

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シェラトン都ホテル東京

このホテルに関する過去のレビュー

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