コンサートで会いましょう喜怒哀楽トップページへ20052004200320022001200019991998199719961995199419931992ホテル別インデックスレストラン別インデックス

2005.08.07.(日)

ラディソン都ホテル東京 Deluxe Twin Room
Radisson Miyako Hotel Tokyo
哀-2 劣るのに高い部屋
ライトアップされた庭園
この4月に完成したばかりの、新しいプレミアムフロアデラックスルームを利用してみた。以前のテイストをすっかりくつがえした8階以上のプレミアムフロア。ファブリックを替えるにとどめた6階までのスタンダードフロア。それぞれ個性のある客室に生まれ変わったが、7階はそれらとはまた違う内装を施していると聞いた。より機能性を追及し、よりスタイリッシュになったという宣伝文句とともに、販売価格は8階以上の客室よりも高く設定されていた。本当にそれだけの価値のある客室なのだろうかと疑問に思ったが、とりあえず利用してみなければ話にならないので予約を入れた。

7階のデラックスルームは、基本的には8階以上の客室に通ずるテイストだが、随分とさっぱりとしているような印象だった。特にデスク周辺は、あの仏壇以上に大きなアーモアがない分、広いデスクユニットを採用し、27インチ液晶テレビを設置してスペースを節約することでスッキリさせている。テレビの下にはDVDプレイヤーも備えた。

ベッドボードやナイトテーブルも8階以上に近いテイストだが、一層シンプルな造り。ナイトテーブルにBOSEのオーディオ機器を置いたことで、既存の時計やBGM設備は取り払われてしまった。なかなか趣味のいいBGMが聴けただけに残念。

8階以上では大きなカウチソファが置かれている場所には、ふたり掛けのソファを設置。丸いローテーブルを挟んでスツールも添えた。ソファの裏にはライトアップされた観葉植物もある。8階以上の客室よりも、ソファ周辺に空間的なゆとりがあるように感じる。

バスルームはベイシン周辺を改装し、バスタブの上にハロゲンのダウンライトを設置した。だが、タイルには手を加えず、ベイシン付近の壁にはクロスを張るにとどまった。バスルーム扉は、既存のものの内側に枠を取り付けているため、非常に狭い。

居室のファブリックも8階以上のものではなく、6階以下の客室に使っているものを採用している。総合的な手の入れ具合も、むしろ6階以下に近い程度に感じられ、8階以上のような個性豊かな空間と比較すると、やや平凡な印象も受ける。エレベータホールや廊下の内装も6階以下に準じている。

もしかすると、当初の計画では7階以下はすべてこの内装にする予定だったのではないかとさえ思えてきた。だが、途中で路線変更をして、6階以下はファブリックの交換のみで済ませてしまったのかもしれない。いずれにしても、この客室が8階以上のタイプよりも高額に値するという点はまったく見受けられない。若干新しいこと、そしてDVDがあることくらいが利点だが、8階以上の意匠や質感に勝るものではないだろう。

新しいデラックスルーム 窓際のソファ

ベッドはおなじみのスーパーベッド スッキリして使いやすいデスク

ベイシン ダウンライトが当たるバスタブ

[ラディソン都ホテル東京] 980815 000728 011110 020118 020329 020519 020927 021108 030505 030510 030524 030621 030728 031004 031111 031228 040401 040402 040407 040530 040904 041010 050225 050401 050406 050409 050521

Y.K.