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ホテルインターコンチネンタル東京ベイ Club InterContinental Deluxe Bay View Room | |
InterContinental Tokyo Bay | 2010.05.10(月) |
東京都港区 | 楽-3 |
ARCHIVES ・ 1992 |
今昔比較物語 新潟から戻り、その足でチェックインしたインターコン東京ベイ。約3カ月ぶりの滞在だが、そのブランクを感じさせないスムーズな対応ぶりだ。こうした安心感は、今回もこのホテルを選んでよかったと感じさせるものである。あとは、滞在中のサービスにより、次回もまた泊まりたいと思わせてくれるかどうかだ。 インターコンチネンタル東京ベイの1階ロビーは、なかなかゴージャズにできている。ドアマンが出迎えるエントランスを入ると、正面にイミテーションの暖炉を配したシッティングエリアがあり、天井からは壮麗なシャンデリアが下がっている。 待ち合わせにも便利である上、滞在中にちょっと気分を変えたい時など、このロビーに佇んでみるのもいい。宴会がはねた時には一瞬賑やかになることがあるが、あとは概ね静かで落ち着いた雰囲気が保たれている。東京のホテルに、こうした温かみの感じられる空間は、もうほとんど残っていない。それだけに貴重なロビーだ。 ロビーからフロントやベルデスクの前を横切りると、3階へのエスカレータと、客室階へ通じるエレベータホールがある。エレベータは4基あって、特にキー操作は必要ない。 クラブインターコンチネンタルラウンジは20階にある。レセプションデスクは2か所。ラウンジの入口正面にひとつ、そしてビジネスセンター側にひとつ。正面のものがメインとして使われ、ビジネスセンター側のはサブ的な印象だ。 ラウンジ内は時間帯によって照明が大きく変わる。日中は明るい日差しが入り、東京ベイの開放的な景観が望める。夕方以降は都会の夜景が映えるよう、ラウンジ内の照明をギリギリまで控え、さながらカクテルラウンジのムードだ。 用意された部屋はいつも通りのデラックスルーム。内装も景観も、おそらく自宅よりも馴染み深い部屋である。それでも見飽きることのない水辺とビルの景色は、東京で最もエレガントな眺めのひとつ。それを映す窓は、汚れひとつなく、丁寧に清掃されている。 家具はいささか古くなってきたが、大切にしさえすれば、まだまだ使えるものばかりだ。壁紙は新調されているので問題ないが、ファブリックの一部はそろそろ取り替えた方がいいように感じる。 開業から今日まで、ずっと同じ家具に囲まれている部屋だが、ベッドを包むリネン類は、これまで何度も変更されてきた。ツインベッドルームを例にとると、最初はベッドスカートやドレープと合わせたグリーン系のベッドスプレッドを使い、同じ生地で覆った大きなクッションを添えていた。 その後、淡いグリーンのデュベカバーを使い、ベッドリネンを都度替えするようになった。次には、白いストライプのデュベカバーになり、今の白無地のデュベカバーに至っているわけだが、この部屋には多少色の付いているものの方がよく似合っていた。 ナイトテーブルやナイトスタンドには、開業当時からまったく変化はない。今でも当時とほぼ同じ状態を保っており、劣化や傷みは見られない。ナイトテーブルは、ホテルで通常見られるものよりも大型で、引き出しも備えているため、使い勝手がいい。 デスクには、かつてバラの一輪ざしが置いてあった。これも、昔はいくつかのホテルで実施されていたサービスだが、よそがどんどん廃止する中、最後の最後まで生花を使って心なごませてくれていた。そかし、今では観葉植物に変わってしまった。 このアーモアも、テレビの入れ替えに際し、近いうちに改造されるとのこと。オリエンタルな趣きとマットな木目に、最初は違和感を覚えたものだが、今となっては愛着さえ感じられるようになった。見た目以上の収納力を持ち、重宝な存在である。 バスルームはほぼ蛍光灯で照らされている。そのためあまりムードが感じられないが、窓のない設計の中で清潔感と明るさを確保する上では、適切な選択だったと思われる。 以前はベイシン前の床に、毛足の長いマットが敷かれていたが、「インターコンらしくない」という理由で、撤去するよう指示されたと聞いた。だが、手入れの行き届かない床面は、どうしても黒ずんだ汚れが目立ってしまう。これが石造りの床なら問題ないだろうが、何かしらの敷物は必要に感じる。 独立したシャワーブースには、固定シャワーとハンドシャワーの両方を備える。シャンプー類のボトルを置く棚が小さすぎたために、床にステンレスのラックを用意するようになったが、これも見た目はよくないので、もっと工夫して欲しい。シャワーの水圧は強烈で非常に心地よい。 ベイシン前とバスタブ前は大型のミラー張りにして、空間をより広く感じさせることに成功している。特に、バスタブに浸かった時、視線の先にミラーがあることで、閉そく感を覚えやすいバスタブ内における快適性が格段にアップしている。 今回は滞在中に「ブルーベランダ」と「C4U」を、ランチやディナーにそれぞれ複数回利用した。他にもレストランはあるが、手軽なことと馴染み深いことが理由で、最近はこの2店に集中することが多い。 「ブルーベランダ」のブッフェでは、オーストラリア料理のプロモーションが開催されていた。遅い時間に入った時でも、新しい料理を並べてくれるなど、美味しいものを食べてもらおうという意気込みと気遣いが感じられた。だが、美味しかったのは、レギュラー料理として並ぶアジア料理の数々。やはりいつもの料理は安心の味がする。 2度目のディナーブッフェは、オーストラリアプロモーション最終日だったからか、大盛況。ブッフェ台の料理もたちまちなくなり、係はメンテナンスに追われていた。この時はラムのミンチが一番気に入ったが、全体的には空いている平日の方が質がいいように感じた。 |
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