1996.11.15
眺めいろいろ
ホテルインターコンチネンタル東京ベイ InterContinental Suite
喜-3

先日利用した24階のスイートとは違ったタイプの、23階のスイートを利用した。24階はリビングとベッドルームが完全にセパレートされているのに対し、23階はワンルームタイプの間取りになっている。インテリアを比較すると、23階の方が暖色系で明るいイメージだ。

ベッドルームとリビングスペースの仕切りは、大型のアーモアが置かれていて、両サイドにテレビが収納されている。24階ではゲスト用の化粧室だったところが、ウォークインクローゼットになっている。バスルームはまったく同じ造りだ。プライベートにホテルライフを楽しむのが目的だったら、このワンルームタイプの方が使い勝手がよいと思うが、ビジネス利用などで部屋に人を呼ぶことを考えたら、セパレートタイプの方が便利だ。

景色はどちらのスイートもベイビューでも陸に近い方にあるので、眺めはベイビューのスーペリアルームと同等だから、眺め重視の場合はレインボーブリッジがちょうど正面に来る、デラックスルームの末尾2番、3番あたりがオススメとなる。

因みに、窓から外の望めるバスルームがあるのは、1番、4番、21番で、うち4番のみがツインタイプ。スーペリアの中でも、11番のダブルと30番のツインはコーナーに位置しており、窓がひとつ増える上、面積にもゆとりがありながらも料金は同じなので狙い目だし、東京タワーもバッチリ見える。リバーサイドの客室は隅田川が見えるとはいっても、すぐとなりにビルがあって窓からの視線の方が気になる。

30万円のベイビュースイートとレインボーブリッジスイートは23階、24階の1番から4番までの一番眺めのいい位置にあり、東京湾の景観を一人占めしている気分が味わえる。バスルームは4番の客室分を丸々当てており、この上なく贅沢なスペースを割いているが、24階がグリーンの大理石でゴージャスなのに対し、23階は白っぽい石なので、明るいイメージではあるが、まるでお墓だ。

Y.K.