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2003年8月31日

ホテルインターコンチネンタル東京ベイ InterContinental Suite
怒-3 ふんだりけったり 
客室入口の表示
最初はいつもの部屋に案内されていた。しかし、最高級スイートを使ってウェディングが行われ、そこに子供が参加しているようで、駆け回る騒音が相当に階下に響いていた。スイートの前に様子を見に行くと、扉は開け放たれ、中から子供の騒ぎ声が聞こえていた。しばらく我慢をしていたが、夜になると今度は2次会でも始まったのか、ドシンドシンと騒ぎは一向に収まらない。

ゲストリレーションズには、この状態を伝え、対処を求めてあったが、その後報告もなく、事態も改善せず、苛立ちは怒りに変わった。おめでたい席に水を差すつもりはないが、迷惑しているゲストもいるのだから、両者が満足するよう善処するだけの良心があってしかるべきだ。しかし、ゲストリレーションズは一通りの手順を踏んだだけで、自己満足をしてしまった。その後の経過を検証しなかっただけでなく、現状すら理解していなかったのではないだろうか。

さらに、フォリオに蓄積されているはずのリクエストが、最近ぱたりと反映されなくなったので、改めてメモに書いてゲストリレーションズに渡した。加湿器用意や、リキッドソープでなく固形石鹸を用意して欲しいなど、細かいが難しくはないリクエストなのだが、そのメモをもとに改めてセッティングに来た客室係は、その半分のこともできずに客室を後にした。いったいどうしてしまったのだろう。かねてより最大の信頼を置いて来たインターコンチネンタルのゲストリレーションズは、子供のつかいにすらならないほどに落ちぶれたのか。

「ブルーベランダ」でサンドイッチを注文すれば、パサパサに乾いたパンに、湿気たポテトチップが添えて出される始末。一口でもう食べられないと、皿を横にずらすせば、係が「お口に合いませんでしたか」と尋ねるので、こんなマズいサンドイッチは食べたことがないと正直な感想を述べたが、そのまま皿は下げられたまま。作り直しを申し出るでもなく、伝票もそのままだった。「サンセットラウンジ」では感じの悪いサービスを受け、20分程度しか店にいないし、ライブは5分も聴いてなくても、チャージと称して1,300円が加算された。気分がよくなる要素は、館内のどこにも見つけることができなかった。これまで信頼してきたからこそ、怒りも百倍だ。

そのうち収まるだろうと思っていた上層階のドタバタも、依然騒々しいままで、結局こちらがルームチェンジすることになった。用意された客室は最上階の小さなスイートだった。このホテルにはスイートは8室しかない。そのうち6室が10万円という値段が付いたインターコンチネンタルスイートだ。広さは70平米程度なので、10万円という価格はいささか高い気がするが、手頃なプランも出ているので、定価で利用するゲストは少ないと思われる。

リビングには大きなソファとライティングデスク、ウェットのミニバーというシンプルなレイアウトだが、ひとつひとつの存在感は大きく、デコラティブな工夫が多い、華やかな部屋だ。なぜか、床には干からびたピラフのカスが落ちていた。入口脇にはゲスト用のトイレも備える。リビングからフレンチドアを抜けると、ベッドルームがある。シンプルな室内に、個性のある家具を揃え、遊び心のある雰囲気だ。

バスルームは引き戸で仕切られた7.5平米の空間。タイル張りで、スイートのバスルームとしては物足りない印象。ベイシンには小型テレビも備える。バスルームの照明は調光が可能なのだが、最大にしてもなお暗すぎる。調節できるのだから、ケチらず明るい電球を使って欲しい。

ベッドルームからリビングを見る ファブリックはシックな色使い

カーペットの上にさらに華やかなマットが敷かれている 大きなソファが置かれている

入口脇にはゲスト用のトイレとウェットのミニバーがある デスクは窓際の眺めのいい場所にある

リビングからベッドルームを見る ベッドの脇の引き戸の向こうがバスルーム

広いが暗いバスルーム スイートのアメニティ

[ホテルインターコンチネンタル東京ベイ]960810 960818 961019 961115 970102 970216 970809 980227 980320 990214 990815 991218 991226 000102 000126 000625 010203 010301 010408 010624 010821 010915 020108 020417 020710 030824

Y.K.