グランドパーク小樽 2010.04.03 YKsonic Web 喜怒哀楽

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停電

4月だというのに、小樽には雪が舞っていた。新千歳空港で韓国からの一行と待ち合わせをし、いつも通りのホテルへとチェックインした。到着したのは午後3時。スタッフは明るく振舞っており、以前と比べると余裕が感じられるようになった。

まずは荷物を預け、早速打ち合わせをすることになった。ロビーのソファでも構わなかったのだが、この時、ちょうどロビーでは結婚式が執り行われていた。

ロビーウェディングは、通常ロビーの一角を使用して行うものだが、ここのロビーはさほど広くないこともあって、ロビー全体が結婚式会場と化していた。フロントカウンターぎりぎりまでが使われており、ロビー中央のソファも使えないので、打ち合わせにはブライダルサロンの一角を使わせてもらった。

人の祝い事に水を差すのもなんだが、下品な洋楽を大音量で流し、品位も何もあったものではない。ホテルロビーでの挙式なのだから、もう少し演出する側がセンスを磨き、空間に相応しい雰囲気作りを提案するべきである。

無事に打ち合わせも済み、一度部屋へと落ち着いた。何度も使い慣れたいつも通りの部屋である。窓に近い方のベッドは、下にエキストラベッドが隠されており、その分マットレスが薄い。ツインをひとりで使う時は、いつも両脇が空いている方のベッドを使うのだが、今回はマットレスが少しでも厚い壁際の方を使うとしよう。

デラックスプラスルーム

家具類は、それぞれ独立型。デスク兼ドレッサーには三面鏡を備え、アーモアにもバゲージ台にも2段の引き出しが付いている。アーモアの上には小樽ガラスのオブジェが置かれ、そこにハロゲンのスポットが当たって美しい。

デスク側を見渡す

デラックスプラスルームの窓からは、小樽マリーナとその向こうに広がる海を眺められる。海の色が訪れる度に毎回違うので、この風景は見飽きることがない。

窓際にラブチェアがある部屋になることが多いが、今回はアームチェアふたつのタイプ。これは、エキストラベッドを広げる空間を確保するためのものだ。どちらかというとソファがある方が雰囲気がいいが、アームチェアの場合は床に空間が増えることで、スッキリ広く感じるという利点もある。

窓際のシッティングスペース

今回もまたウェルカムアメニティが届けられた。カットフルーツ、クッキー、チーズ、そして毎日2本のミネラルウォーターである。その他、バスローブやパイルスリッパも特別に用意されていた。

ウェルカムフルーツ

バスルームはタイル張りで、ベイシントップのみ天然石。丸いミラーが印象的である。困るのはドライヤー。今どき壁掛け式である。

他にも壁掛け式ドライヤーのホテルはあるが、客室係に申し出ればコード式のイオンドライヤーを貸し出すところがほとんど。ところが、ここは貸し出し用も同じタイプのものにコンセントが付いているだけなのだ。ぜひ数台の高性能ドライヤーを備品として用意しておいてもらいたい。

バスルーム

バスアメニティは、パッケージにロゴのないものが多く退屈。ホテルブランドの個性が感じられるもので揃えることを期待する。

バスアメニティ

2泊目の深夜には停電があった。この停電については、あらかじめ電話で知らされていた。いずれにしても、イベントのために滞在しているので、日程を変えるわけにもいかず、当初の予定通りに宿泊した。

停電は午前1時から4時半の予定。その間、すべての電気が止まる。エレベータや暖房、給湯も使えなくなるので、部屋で大人しくうずくまっているしかない。雪の舞う小樽で、凍え死ぬこともないとは言い切れないので、デュベにくるまってひたすら電気が戻るのを待った。

電気はほどなく復旧した。予定よりもだいぶ短かったようだ。この翌朝は、朝食がガラガラだった。熱気を感じた前日とは大違いである。月曜日の朝ということもあるだろうが、停電で宿泊客が少なかったのかもしれない。

現在営業中のレストランはブッフェの店のみ。併設してバーがあるが、営業は夜だけである。昼間はクローズされているが、静かな席で茶を飲みたいと頼むと、ここを使わせてくれた。誰もいないバーも悪くない。

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グランドパーク小樽

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