2000.04.11
クレッシェンド
ヒルトン東京 Standard Room
喜-2最近ヒルトンがカッコいい。昔からカッコよかったのを、この歳になってやっと実感できるようになっただけかもしれないが、ヒルトンの合理的で過不足のないサービスは、かゆいところに手が届くような至れり尽せりのサービスよりもむしろ心地よい場合もあることを教えてくれる。それは、ビジネストラベラーがもっとも実感していることだろう。
スタッフは非常にきびきびとしており、てきぱきと仕事を進めている様は眺めていても気持ちがいい。ベルスタッフは十分な人数が揃っており、ロビー周りのどの場面を切り取ってもそこがホテルであることが容易に判断できるほど、「ホテルらしい」雰囲気をつくりだしている。
客室はスタンダードで30平米程度しかなく、レギュラーフロアの客室内には特別気の利いた設備やアメニティはない。それどころか、長い間使い込まれてきた室内には、かなりくたびれた感じが漂っている。下手をすれば、新しいビジネスホテルの方が快適だと判断されてしまいかねない設備だ。壁や襖のついた染みは薄暗い照明の中でも目立ってしまい、空調は時たま鈍い唸り声をあげている。
バスルームもパイプスペースの関係もあって窮屈な設計になっており、最新設備のホテルと比べるとさすがに見劣りする。それでも快適に感じさせているのは、さほど目立たないところに工夫があるからこそで、そこがビジネスホテルにはマネのできない部分だろう。ベッドの下まで十分に行き届いた清掃、肌触りのよいシーツやタオル、バラエティ豊かなメニューが楽しめる24時間のルームサービスがあり、客室の他でも充実した料飲施設やプール、ジム、サウナ、テニスコートなどが利用できる。
また、細かいところに目をむければ、バスルーム全体の面積は狭くてもバスタブの内側の長さが150センチあり、長身のゲストでもゆったりと浸かることができる。スタンダードルームにこの大きさのバスタブを備えているのは、帝国ホテルなどごく一部のホテルだ。滞在中のさまざまなリクエストに対しても、予測の付く範囲内については迅速な対応が得られた。やはり、海外からのビジネスマン比率が非常に高く、そういったニーズに慣れているホテルならではだろう。
ロビーではいつも多くの外国人を見かけるが、タイミングによってはいつもと違う光景に出くわすこともある。修学旅行生が宿泊している日は、時間帯によってロビーを学生に占拠された状態になり、エレベータ付近は大混雑になる。東京に来てやや興奮気味の学生たちが間違って駐車場専用エレベータに乗り込もうとしたところ、それを見つけたベルがちょっぴりイラつきながらもきっちり敬語で「客室へはあちらのエレベータをご利用ください」と声を掛けた。が、彼らの耳には入らない。段々と声がクレッシェンドするベルを見ながら、ホテルマンってたいへんだなぁ、としみじみ思った。
会食の待ち合わせは午後6時だったが、お互いに時間厳守、相手をお待たせしないことを信条としているもの同士だから、5時半過ぎには落ち合ってしまい、予約には早かったものの店に出向くことにした。さすがに6時前のダイニングは先客もなく静かだった。
とりあえずシャンパンで喉を潤そうと、グラスのシャンパンを注文したところ、ソムリエが幾つかのボトルを持参し、特徴の解説をしながら好みを尋ねた。そのうちのひとつを選ぶと、新しく抜栓をしてくれた。当然そうあるべきだとも言えるが、グラスシャンパンを注文すると、まだ他にだれもゲストがいないのに、グラス1杯分程度しか残っていないボトルから注ぐ店は少なくない。せいぜいその日の昼に抜栓したものならまだ許せるが、一口含んでみて昨日あるいはそれ以上前に抜かれたものだと感じることもある。そんな時はその後注文する料理を最低限のものに変更する。信用できない店だからだ。
シャンパンを片手に会話を弾ませていると、ちょうど途切れたタイミングを見計らって、籠いっぱいに盛られたアスパラガスを持った係がやって来た。この時期、旬になったフランス産のホワイトアスパラガスと長野産のグリーンアスパラガスを使った料理のプロモーションを開催しているとのことだった。せっかくなのでプロモーションメニューのなかから選ぶことにして、前菜に帆立貝とグリーンアスパラガスを、メインにはロブスターとホワイトアスパラガスを使った料理を注文した。
両者ともに素材感を活かしたサッパリとした料理で、決して旺盛でなかった胃にも負担なく楽しむことができた。コーヒーのおかわりも、気が付けば新しいものが用意されているというスマートさ。午後8時頃にもなると次々とゲストがやってきて、店内は活気に包まれた。肩の凝らないコンテンポラリーミュージックをバックグラウンドに、店のざわめきとヒルトンらしいキビキビとしたサービスが料理とよく調和している。
2000.05.18
着てみたい浴衣
ヒルトン東京 Executive Room
喜-4ヒルトン東京の上層階34階から38階はエグゼクティブフロアになっており、29階から33階までのビジネスフロアとあわせると実に10階層分、全客室フロアの実に3分の1を特別階にあてている。ビジネスフロアがスタンダードフロアの設備とサービスをベースに、ビジネスマンのニーズを意識して、セルフサービスのラウンジや客室からの高速インターネットアクセスなどを完備しているのに対し、エグゼクティブフロアでは専任のゲストリレーションズが常駐するエグゼクティブラウンジを核としたフルサービスのサポートで、極めて質の高いビジネスステイを実現している。
面白みに欠ける客室を、いかにエグゼクティブの要求に耐えうるよう見せるかを懸命に考え抜いた成果が随所に見られ、狭苦しいのに不思議なほど仕事がはかどる魔法の快適空間として最近とても気に入っている。一般階に比べてモダンで上品なファブリックに改められ、金縁の鏡や額がとてもよいアクセントになっている。ライティングデスクのスタンドは調光式のものになり、インルームファックスも常設されるようになった。
しかし家具は以前のままなので、階層によって色調が異なっている。当初からエグゼクティブフロアとしてデザインされた36階から38階までの客室は濃い色調のもので、後から追加でエグゼクティブフロアになった34階と35階は一般階と同じ色調の家具を使っている。その他の設備は同等だが、家具の色調ひとつでも客室の雰囲気はガラッと変わるので36階以上がオススメ。家具だけでなく、ラウンジへのアクセスも階段が使えて楽だ。
そのラウンジは都内にある特別階専用ラウンジのなかでも最大級の面積を誇り、充実した朝食や午後のケーキ、夕方のカクテルと軽い食事にもなるオードブルをゆったりと楽しめる。朝食時とカクテルアワーには、ゲストリレーションオフィサーとは別に、テーブルでサービスにあたる料飲のスタッフが加わり、それらの時間帯は多くの外国人ゲストを中心とした宿泊客でおおいに賑わっている。長期の滞在客が多いこともあってか、従業員と親しそうに会話をするゲストも少なくない。
カクテルアワーにシャンパンを味わって客室に戻れば、ターンダウンが済まされふかふかのバスローブと浴衣がベッドに並べてセットされている。浴衣の柄といえば大抵ダサすぎで、恰幅のいいオヤジさんならいざ知らず、スリムな若者やお嬢さんには到底似合わないようなものが多い。その点、ヒルトン東京のエグゼクティブフロア用の浴衣はいい感じの色合いと柄で「ちょっと着てみようかな」という気にさせる。
バスアメニティも一般階に比べるとかなりの充実ぶりだ。パークハイアットでお馴染みのモルトンブラウンのボトルがならび、肌触りのよいタオル類とバラの一輪挿しが気分をほぐしてくれる。その他フィットネスクラブがフリーで利用でき、セントジョージバーのカバーチャージが無料になるなどの特典がつく。また、眺めはビル側よりも西の公園側の方が高層階ならではの夜景が広がり見飽きない。料金的にも一般階との差が大きいフロアだが、アップグレードしたアメニティに加え、有能なサービスをフルに活用することで、十分それに値すると感じられた。
慶應大学で講義を終えた友人と待ち合わせたら、店に入ったのが午後9時近くになってしまった。予約時間は8時半から9時の間と、あらかじめ幅を持たせてはあったが、8時半の時点で少々遅くなりそうな旨は伝えておいた。入り口に立つ女性アッシャーににこやかに出迎えられ席へと案内してもらったが、周囲を見渡すと店内はゲストの姿が少ないだけでなく、先月訪れたときよりも随分と照明をおさえてあり、ぐっとムーディーな雰囲気になっていた。
今日もいつもどおりグラスシャンパンをアペリティフに注文したが、前回とは違って銘柄を選ばせるでもなく、すでに栓を抜かれたボトルから注がれることになった。むしろこれが通常のサービススタイルなのだろうから、別に残念な思いはしなかった。しかし、続いて注文した白ワインにはかなり落胆した。今日は、議論好きな友人と活発な会話を楽しみながら、さっぱりとした料理を味わいたいと思ったので、リストからシャトーフューザルの’92を注文した。店の閑散度にあわせたのか、担当したソムリエはいつもよりはしんみりとしたサービスではあるものの丁寧な動作でコルクを抜き、テイスティングのためにグラスへとワインを注いだ。
一口含んでみると想像以上の圧倒的な酸味が舌をさすほどで、いつもの味わいとはかけ離れたものだった。その点についてソムリエの考えを尋ねてみたかったが、おなかがすきすぎてそれさえも面倒になってしまった。ビンテージの差や保存状態による差を越えた、何らかの原因があるものと思われたが、実際のところそれを突き止めることはきわめて難しいし、気に入らないといってもう1本開けてみたとしても同じケースで納品されたものであれば大差ないだろう。はっきりと店の責任だと言えるものでもないし、まぁ世の中にはこんな味のシャトーフューザルもあるんだなと考えることにした。
すべてが気のせいかもしれないが、いつもと比べるとサービスに覇気がなく、料理もパワーが感じられなかった。食後のコーヒーが出された後は完全に放ったらかしで、コーヒーをもう一杯もらおうにも、頼める相手は見つからない。帰り際もたいして遅い時間までねばっていたわけでもないのに、従業員はわずか一人を入り口に残すだけとなり、追われるようにして店を後にした。
2000.05.28
控え室向き
ヒルトン東京 Executive Suite
楽-2スイートと聞けば、一般客室よりも上質な家具、より寝心地のよい大きなベッド、広くて設備が充実したバスルームや豊富なアメニティなどの用意があると期待してしまうのだが、ヒルトン東京のスイートにはそのような特別な仕掛けはまったくない。エグゼクティブスイートとタワースイートに関しては、広いパーラールームの存在以外はまったく同等で、パーラーへと続く扉を施錠すれば一般客室として即座に切り売りできる内容になっている。
エグゼクティブスイート広いパーラーは、スタンダードルーム2部屋分の面積があり、ソファセット、大きなライティングデスク、コーヒーテーブルなどがゆとりをもって配されている。そして寝室とまったく同じバスルームがパーラーにもひとつ設けられており、スタンダードルームでは客室扉のある部分にドレッサーを据えた。タワースイートはこのエグゼクティブスイートのパーラーをもう少し狭くした程度の差があるだけだ。
華美な印象がなく、こざっぱりと仕上がったヒルトン東京のスイートは、どちらかというと商談やミーティングなどのビジネス利用に向いた雰囲気につくられており、ホテルのスイートで優雅な時間を過ごすことを目的として同じ金額を投じるなら、より相応しいスイートを他のホテルに求めるほうが賢明だと思う。その点ではエグゼクティブスイートというネーミングは実に的を射ているように感じた。
2000.11.28
雪のマリーナ
ヒルトン小樽 Deluxe Room
楽-3小樽は札幌から電車で30分程度という身近な距離にあって、海と山に挟まれた坂道の多い港町だ。古くから貿易で栄えたこの街は商業の発展とともに西洋風の建築物や小樽ガラスなどの新しい文化を育み、横浜や神戸が漂わせているのと同じエキゾチックな香りが随所に感じられる。寿司やラーメンに代表される気軽においしく味わえるグルメの魅力とあいまって、旅のディスティネーションとしても根強い人気を誇っていることもうなずける。
しかし、小樽にはオーセントホテルやグランドホテルなど、それなりの設備を整えているホテルが数軒あるものの、国際的水準のホテルが一軒もなく、みなとみらいができるより前の横浜の水準を下回る状態が長く続いていた。そのため旅行シーズンになるとたちまちホテル不足になり、びっくりするような高い価格を設定しても部屋が埋まるという願ってもない状況で、地元ホテルはすっかり味をしめていたようだ。
そこへ世界中の多くが知っているヒルトンが乗り込んできた。立地こそ小樽市街の中心部からやや離れているものの、大型ショッピング施設や映画館などを擁するマイカル小樽の中に位置し、JR小樽築港駅より濡れずにアクセスできる好立地に加え、リゾート感覚溢れるウォーターフロントの特等席にあることから、大変恵まれたロケーションだといえるだろう。今回はまったくのシーズンオフの滞在だったため、ヒルトンの出現によって小樽のホテル勢力地図がどのように塗り替えられたのかを実感することはできなかったが、小樽の街全体が観光地としてより注目を浴びるようになったことは確かなようだ。
小樽築港駅からペデストリアンデッキを伝ってマイカル小樽の建物に入り、館内の案内表示を頼りにショッピング施設の中を突っ切りながらヒルトンを目指すわけだが、旅の荷物を抱えながら日常の生活感丸出しの売り場を通り抜けなければならないのは興ざめしてしまう。それがいやなら小樽駅からタクシーでダイレクトに正面玄関を目指した方がよさそうだ。なにしろ巨大な施設なので、駅からヒルトンまでは10分近く歩いただろうか。フロントへと通ずるルートはやや入りくんでいてわかりにくかったが、ロビーに一歩足を踏み入れるとそれまでのショッピング施設とは雰囲気がガラッと変わるり、見るものすべてが上質に感じる。その点ではこのアクセスルートにもひとつの効果があるといえるかもしれない。
ロビーはそれほど広いわけではないが、木目のあたたかさが生きたインテリアで、程度な開放感も併せ持っている快適な空間だ。ロビーの洗練された雰囲気に対して、従業員の中にはそれに及ばないものが目立った。フロントの前でポケットに両手を突っ込み貧乏ゆすりをしていた中年男性もこのホテルの従業員であった。全体的に東京、大阪、名古屋のヒルトンと比較するとテキパキ度が低く、どちらかというと東京ベイに近いテイストのサービスだと感じだ。それでもどういうわけか、ビジネスマンのゲストもそれなりに多く見かけた。
チェックインを済ませ、客室に入り窓に近づくと、降りしきる雪とそれに埋もれた真っ白なマリーナ、そしてダークグレーに鈍く光るプラチナのような海の光景が一面に広がり、しばらく目を奪われてしまった。この日はこの季節にしては珍しい大雪が降り、一足早く冬景色を見ることができた。窓は両サイドがわずかながらに開けられる構造になっており、そこに顔を寄せ冷たい外気を吸い込んでみた。すると同時に雪も舞い込んでくる。手のひらで瞬時に溶けてゆく様子を見ながら、最近ちょっと駆け足気味の自分の生き方について自分自身に問い直してみたりした。
我に返って室内を見渡してみると、ロビー同様にあたたかみのある木目を生かし、なかなか上質な空間に仕上がっていることがわかった。270センチを確保した高い天井も空間にゆとりを与えている。ドレッサーを兼ねたライティングデスクにはフロント部分にコンセントとモジュラージャックが埋め込まれており、パソコン利用者にも不自由はない。鏡は楕円状の大きな三面鏡で、メイクアップ時に便利なだけでなく、室内全体のアクセントとしても効果的だ。ベッドは123×205サイズが2台入り、はじめからベッドカバーのないセッティングになっていて、寝具の状態もよく快適な寝心地であった。
夜になると、照明効果の高さがきわだってきて、特にアーモア上の小樽ガラスの置物やミニバーに天井から当てたハロゲン光や、壁の絵に当てたハロゲン光が美しい陰影を生み出している。読書灯には天井からのハロゲン光を用いているのだが、ベッドの上を照らす照明効果としては優れていても、読書をするにはいささかまぶしい感じがした。その他にもスタンドなどがあって室内はとても明るいのだが、調光のできる照明器具はひとつもない。電話機はベッドサイド、ライティングデスクの両方に設置されており、バスルーム内の電話機は着信専用だ。そのバスルームはタイル張りで3.84平米の面積がある。標準的なユニットバス構造で、アメニティはヒルトン共通のもの。タオルは3サイズそろい、バスローブも備えられていた。トイレはINAXのシャワートイレを採用している。バスルームでBGMを聞く設備はなかった。
氷は廊下の製氷機を利用でき、ルームサービスは23時までの営業で、コーヒーは750円。今回は海側の客室を利用したが、エレベータホールから眺めた山側の景観も小樽らしさが感じられ悪くないと思う。2階に吹き抜けになった「テラスブラッセリー」とロビーラウンジに相当する「ベイラウンジ」が並んであるのだが、「ベイラウンジ」のエントランスには常時クローズのたて看板が出ている。ところが中にはお客さんの姿があるので不思議に思っていたら、どうやら「ベイラウンジ」は「テラスブラッセリー」に吸収合体されているようだ。ラウンジといえども、食事をするにも不自由ない高めのテーブルを配しているので、共用が可能なのかもしれない。ケーキセットを注文してみたが、大ぶりのケーキに対して皿が小さすぎ、アンバランスな感じがした。
小樽といえば手頃で旨い店が数多くあり、ヒルトンのあるマイカル小樽内にも様々な飲食店が軒を連ねているので、ホテルレストランといえどもあぐらをかいてはいられないのが実情だ。この地では海産物は新鮮なのが当たり前、お腹一杯食べても財布がさほど軽くならないのが当たり前なのだ。地元のマダムたちを中心に連日大人気の「テラスブラッセリー」でのブッフェは、ホテルならではの空間とサービスを満喫できるスタイルが、小樽ではまだまだ新鮮で好評を博しているようだが、日本料理はそう簡単にはいかない。それを最初から見越してか、店内は非常に小ぢんまりと造られており、会席やてんぷらを提供するテーブル席は窓も無く24席を配したのみ。人気はむしろ鉄板焼コーナーで、連日そちらのコーナーから先に席が埋まってゆくようだ。
今回はヒルトンの北海沢地料理を食べてみたくて、4,000円、5,000円、6,500円と3種類あるコースのうち、6,500円のものを注文してみた。毛がにやぼたん海老などを贅沢に使ったコースは、どの料理も値段から想像される印象をはるかに凌ぎ、満足できる内容だった。目にも美しい工夫が凝らされ、ホテルならではの出来栄えであった。サービスは着物姿の女性が数名と黒服の男性がひとり(この日はぼくとおなじ神田くん)。素朴ながら十分に目の行き届いたサービスだった。東京で同じ内容なら15,000円であっても不満を感じないだろう。
Y.K.