グランドパーク小樽 Deluxe Plus Room  
Grand Park Otaru
2009.10.03(土)
北海道小樽市
喜-

キングベッドルーム
 
束の間の休息

10月2日は「せんくら」、3日は小樽でのリサイタル、そして4日はまた「せんくら」、でもって、5日からは千葉で5日間のオペラ。気を緩めたら、たちまち何かが崩壊しそうだった。

仙台から千歳まで全日空を利用し、千歳から小樽まではタクシーを飛ばしてリサイタルの会場へと向かった。終演後は福鮨で、鮑やら雲丹やら鮭児やらを味わい、やっと生き返って人心地着いた。この時期、小樽はまだ雪ではなく雨。夜の運河に小さな波紋が無数に広がっている様は美しかった。

グランドパーク小樽にチェックインしたのは、21時過ぎ。顔馴染みの係たちが、フレンドリーに明るく歓迎してくれた。ツインがなくキングルームの用意だと詫びられたが、むしろ好都合だった。

ブランドが変わってからも、ヒルトン時代のウェルカムアメニティが部屋に届く。同じホテルでも属性が変われば、たちまちサービスも変わってしまうホテルばかりなのに、こうして昔ながらの縁を保ってくれるのは嬉しい。

せっかくの小樽だが、今夜は羽を休めるだけの通りすがりである。早めに休み、翌日からに備えなければならない。

朝食はいつものようにブッフェ。店先に立つ係は朝食券と引き換えに「食事中」を示すプレートを渡すだけで、席への案内はしなくなった。つまり完全自由席となったのである。それを除けは料理の内容にも大きな変化はなく、客層もまた以前のままであった。

午前9時にはチェックアウトし、ふたたび千歳空港に向かった。そして仙台に戻り、「せんくら」のラストステージを無事に終え、東北新幹線に飛び乗った。千葉に着けば、今夜は夜明けまで稽古である。まだ先は長い。

 
夜の室内 窓際からベッドを見る デスクに飾った花
 グランドパーク小樽(公式サイト)
 以前のレビューはこちら→ 001128 020321 031209 050203 050423 050714 051218 060401 060822 070205 070401 070422 070710 080212 080405 080519 080910 081204 090523

 


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