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ヒルトン東京ベイ Executive Room | |
Hilton Tokyo Bay | 2010.04.09(金) |
千葉県浦安市 | 楽-3 |
ARCHIVES ・ 1992 |
まもなく改装か 久しぶりに訪れたヒルトン東京ベイだが、特に変わった様子は感じられない。到着した時にはすでに日が暮れていたが、まだ館内が混み合うこともなく、静かな空気が流れていた。アシスタントマネジャーデスクでのチェックインをスピーディに済ませ、同時に夕食のレストランの予約を頼んで、足早に部屋へと向かった。 今回の客室も最上階のエグゼクティブルーム。ひとつ下の階は改装に入り、いずれこの部屋も新しいタイプの客室にとって代わることだろう。今回が最後の滞在になるのかもしれない。 40平米の広さは最近のホテル事情では珍しくもないが、ここの40平米はひときわ広々と感じられる。それは窓にカーテンを使わず、襖でスッキリと見せていることと、その向こうに見える海の眺めによるところが大きい。東京湾すべてがこの部屋の庭先であるような感覚といったらおおげさかもしれないが、不思議な一体感が得られるのである。 ベッドはいささか古い。マットレスはきしみ、寝具の仕上げもシンプルというよりも簡略的に見える。以前はあったグリーンのスローケットが省かれるようになったからだろうか。 だが、天井を廻るブラウンの装飾や、ベッドボードの木目ラインが、ぼやけて退屈になりがちな輪郭を浮き上がらせ、引き締まった表情にさせている。目元に入れたアイライナーのような効果だ。 バゲージ台は大きく、下には4段の引き出しがある。アーモアの下にも2段の引き出しと、収納スペースは充実。さりげなく置かれたサイレントバトラーも、なにかと重宝するのだが、最近はあまり見かけなくなった。 窓際にはリビングスペースとワークスペースを設けている。ソファはベッドにもなるタイプで、あまり座り心地はよくない。デスクは壁に向いて置かれている。デスクに添えてあるのと同じイスが、エキストラとしてもうひとつ用意してあったはずだが、この部屋にはひとつしかない。 客室内装のテイスト自体は、古さもあるものの、温もりとともに趣きが感じられ、これはこれで気に入っている。落ち着いた安らぎとともに、華やかなアクセントが見られるのもいい。だが、陽に焼けた襖レールのように、早急に改善が求められる部分もある。 冷蔵庫内には8種類の飲みものが用意されているが、以前に比べるとぐっと減った。ホテル内にコンビニエンスストアがオープンしたこともあり、客室内ミニバーの需要は一層低くなったのだろう。 バスルームも昔ながらだが、なんとなくゴージャスなイメージがある。シェル型の照明器具、床とベイシントップの大理石、そして真鍮縁のバニティミラーといった、細かいアイテムが内装全体の印象を押し上げている。 だが、バスアメニティはひどく簡略化された。シャンプー類はとうとう壁掛けディスペンサーのみになり、全世界共通で用意されてるはずの、クラブツリー&イブリンのアイテムはソープとボディローションのみ置いている。シャンプー類はバスタブ脇の壁掛けディスペンサーに入った国産の低級品。これは許し難い。 夕食には「アチェンド」を利用した。アスパラガス料理のプロモーションを開催しており、それに惹かれたからである。 コースはプリフィクススタイルになり、グランドメニューから自由に料理を組み合わせられるようになったが、プロモーションメニューを選ぶことはできない。そこで、食べきれないことを覚悟の上で、コース料理にアスパラガスアラカルトをいくつか追加した。 スープはコースの一品としては非常に貧弱。ランチのサービススープのようにしか見えない。それを除いては、料理の状態もよく、以前よりも味が良くなったように感じられた。 サービスは大雑把だが、それなりに気遣いは感じられ、楽しいディナータイムとなった。こうしたプロモーションはぜひとも継続してもらいたい。 |
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