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2005.04.15.(金)

ヒルトン東京ベイ Executive Room
Hilton Tokyo Bay
楽-2 ひたすらにベイビュー
エグゼクティブラウンジ
多くの客がテーマパークへ繰り出す拠点として滞在するホテルだが、ひたすら海を眺めるのに、都会からこれほど近い場所は他にない。竹芝や台場も悪くないが、人工物の割合が高く、目や心を休めるには、いささか役不足だと感じることがある。かといって遠方まで足を延ばせない時、舞浜あたりが丁度いい。

安らぎを得るには、いくつかの関門がある。まずはチェックイン。いつでも行列ができていて、ロビーの賑わいは活気と狂喜の狭間だ。この日も混雑していたが、HHonorsのカウンターで声を掛ると、アシスタントマネージャーデスクで座ったままチェックインができた。すでにキーや朝食券などが用意されており、とてもスムーズだった。

担当したアシスタントマネージャーも明るいキャラクターで、この環境にはピッタリの雰囲気だった。よく観察すると、このホテルを舞台にしたドラマで同じこのデスクに座っていた俳優のキャラにもかぶるところがある。気のいい兄ちゃんという感じだ。彼によると、4月に入ってから稼働率があまり芳しくなかったが、この日からしばらく満室が続くとのこと。団体客や修学旅行などが多いので、わさわさしてしまうかもしれないと言っていた。

客室へ向かう時、エレベータで若い夫婦と乗り合わせた。ふたりは途中の階で降りたが、短い時間に激しく罵り合っていた。せっかく夢の国に遊びに来て、いがみ合うんじゃもったいないのに。

客室は10階の海側、40平米のエグゼクティブルーム。シンプルなインテリアだが、夕方から夜にかけて、外の青色が段々濃くなる時間帯が一番雰囲気がいい。見えるのはほとんど海だけなので、音楽も掛けず、ただただ外を眺めている時間が、最高のリラクゼーションになる。

ベッドは120センチ幅と140センチ幅のものが並び、狭い方はスタッキングベッドだ。以前はブラウン管テレビが納まっていたアーモアの上部を取り外し、液晶テレビを設置した。それにあわせて、DVDとビデオが一体化したデッキを備えた。バスルームは以前と変わらぬユニットだが、アメニティは随分と充実するようになった。4種類の入浴剤や、バスパフ、基礎化粧品のほか、ミネラルウォーターも備える。ワッフルバスローブも用意されていた。

LANは15分300円、1時間から24時間までは1,200円と有料。説明書によれば、接続を一度切断すると、次回接続時から再度カウントされるとある。それを読む限り、連続して接続していれば24時間1,200円だが、途中でスタンバイやスリープになると、再接続する毎に料金が発生すると解釈せざるを得ない。不思議に思って係に尋ねたが、一度切断しても24時間までなら1,200円でOKとのこと。わかりにくい説明書だ。

11階にあるエグゼクティブラウンジは、営業時間が短い。朝食は提供しているが、夕方5時にはクローズしてしまう。カクテルアワーがないからか、エグゼクティブフロアでは冷蔵庫のアイテムの中から、ウィスキーボトル以外のドリンクが2本まで無料となる。ラウンジ内は、立派な大理石に囲まれた空間で、落ち着いた空気が流れている。利用者も少ないので、天国のような静けさでくつろげた。

朝食はいつものように「スクエア」へ。ファミリーで早い時間から賑わっている。それはいいのだが、従業員が異常に元気なのが鬱陶しい。客席の近くで、「ありがとうございまぁーす!」とか「ご案内しまーす!」と叫ばれると、落ち着いて食事ができない。ファミレスと何が違うのか考えてみたが、何一つ見つからない。強いて言えば、サービス料が掛かることくらいか。

夕方の室内 テレビとデスク

大きさの違う2台のベッド ベイシン

バスタブ いろいろ揃うアメニティ

[ヒルトン東京ベイ] 920320 040520 050313

Y.K.