横浜ベイシェラトンホテル&タワーズ Towers Floor Corner Twin Room |
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Yokohama Bay Sheraton Hotel & Towers |
2008.08.02(土)
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横浜市西区 |
哀-5
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LAN | 横浜駅前という好立地にあるこのシェラトンは、例えばみなとみらい地区にあるデラックスホテルに比べると、滞在客に占めるビジネスマンの比率が高いようだ。特に平日のタワーズフロアは、外国人を含め、男性の一人利用が多い。
しかし、それでもやはり観光地横浜。週末ともなると客層はガラリと変わる。もちろん、それは日本ならどこの都市ホテルでも見られる変化ではあるが、それがひときわ顕著に感じられるのだ。 一方、レストランはというと、ランチはどの店も女性客で賑わっている。安くもないし、おいしいわけでもないのに、なぜこれほど人気があるのか理解に苦しむが、とにかく毎日が中年女性の花園なのである。滞在中に館内で食事をしたいと思っても、予約で混雑していることが多く、しばしば食べそびれる。 チェックインはスムーズだった。係にはすっかり顔を覚えられているので、名乗る必要もなく、リクエスト事項もよく把握してくれている。いつもなら午後にはラウンジに客はほとんどいないが、土曜日とあってか、冷たい飲み物で喉を潤しながらのんびりしているカップルが多く見受けられた。 ラウンジからは横浜駅越しに横浜港の景観を一望でき、その美しさはみなとみらいのホテルに引けを取らない。同様に、ベイビュー側の客室からも横浜港とベイブリッジを望むことができ、当然のことながら高層階ほど眺めがいい。 だが、用意される客室はいつも裏向きだ。日当たりは悪く、眺めもベイビューとは比べ物にならないが、かろうじて横目に富士山が見えるのが救いである。しかし、部屋のアサインに文句は言えない。なぜならこの部屋を自ら第一希望としてリクエストしたからだ。 実際、スイートを除いて最もグレードの高い客室ということになっており、46平米のゆとりある面積に加え、バスルームから独立したトイレやバニティカウンターを備えるなど、部屋の使い勝手と居心地ではこのホテルでトップクラス。ただ一点、眺めが悪いだけなのだ。 どんなによい眺めでも、度々目にすれば飽きる。そうは思っていても、やっぱりたまには開放的な眺めとたっぷり降り注ぐ日光が恋しくなる。特に、こんな真夏の晴天なら尚のことだ。まあいい。どのみち、今回の滞在では終始部屋にこもって作業に追われる身の上だ。 ひとたび作業に集中すると、時間が経つのも忘れ、ついには空腹すら気にならなくなる。時折コーヒーブレイクを取りながら作業を続け、ふと外を見ると夜が明けていた。メドが立ったところで、頭をリフレッシュするためにしばらくディスカバリーチャンネルを愉しんで、それからシャワーを浴びたら、ラウンジに一番乗りして朝食だ。 と思ったら、先客がいた。サラダ、フルーツ、コールドミート、ヨーグルト、パン、飲み物のシンプルな内容で、タンパク質があまり摂取できない点に不足を感じる。 午後にはステイ清掃を頼んで、屋内プールでひと泳ぎ。連泊中の清掃では、ベッドリネン、タオル、バスアメニティなどから交換不要のアイテムを7種類以上選ぶとミネラルウォーターがもらえる。 最近は地球環境保護のためと言ってタオルやリネンの繰り返し利用を呼びかけるホテルが増えたが、地球のためというよりも、ホテルのコスト抑制のために客の良心を利用しているような感じがして、積極的に協力する気になれない。読まれもしないパンフレットを大量に郵送する方が、よほど環境に悪いのではないだろうか。 2泊目の夜になって、突然高速インターネットに接続できなくなった。チェックイン直後からこれまでの時間は終始順調に接続できていたので、PCに問題があるとは思えなかった。オペレータに電話で状況を確認したところ、サーバがダウンしたので、再起動しているところだとのこと。しばらくすれば復旧するはずだと説明があった。 しかし、いつまで経っても接続できない状況が続いた。すでにサーバは復旧しており、他の部屋では問題なく接続可能になっていると言う。なぜこの部屋だけ接続できないのだろう。何度かオペレータと電話でやり取りをし、アドバイスされた通りのことを試したが、状況は変わらず。 オペレータも調べて連絡すると言っておきながら、それきり1時間以上放ったらかしにされた。これ以上は待ちきれなくなって、ラウンジに助けを求めに出向いたのだが、その対応にはがっかりした。こちらがどれだけ困っているかを考えてくれている様子はなく、なんとも消極的だったのである。 不機嫌なそぶりを見せると、やっと重い腰を上げ、とりあえずアシスタントマネジャーを呼んだ。そして面倒なことにまた最初から状況説明をしなければならなかった。それでもとにかく原因を突き止めなければならないのだから仕方がない。 問題があるのはPCなのか、回線なのか。まずは、他の部屋で接続可能かを試すことにして、同じフロアの別の部屋、そして別のフロアの部屋にも行って試したが接続不能。ロビーの無線LANも同じく不能。こうなると、PC側に問題があるのかと不安になってくる。 マネジャーたちも、悪いのはPCではないかと思っているらしく、面倒なことに付き合わされてうんざりという雰囲気だった。だけど、そんなの関係ない。PCが原因かどうかを判断するために、同じ状況で、別のPCを試してみたかったが、あいにく貸し出し用PCは出払っており、他に移動可能なPCはないとのこと。 残されたプランは、管理会社のエンジニアにアドバイスを求めるというものだが、ホテル側はこれにも消極的だった。それを説得して対応を要請してもらったところ、エンジニアがホテルに到着するのは午前0時頃になるという。 実際には1時前になってやっと到着。しかも、どこかのインターネット接続業者のエンジニアが来るのかと思いきや、この日オフのホテルスタッフが呼び出されたのであった。彼がインターネットを担当しているのだという。彼がサーバを点検したら、すぐに問題見つかり、程なく接続は復旧した。 原因はこうだった。ちょうどサーバがダウンした頃、どこかの部屋のPCで大量のデータが送受信され、負荷の掛かったサーバは自動的にシャットダウン。その際に接続していたすべてのPCは、問題を引き起こす原因と判断され、後にサーバが復旧してからも、接続させないようにはじかれている状態だったのだそうだ。それでは、館内のどこからアクセスしようとしてもつながらないわけだ。 エンジニアによると、同様に接続を拒否されているPCが数台あったらしい。マネジャーたちは、おかしいのはこのPC1台だけで、他はすべて順調に接続できていると言っていたが、それは間違いであったわけだ。今回の一件で、ホテル側の消極性に打ち克つには、相当の粘り強さが必要だとわかった。客の立場になり、知恵を絞ったり力を合わせる姿勢があれば、もっと早くに解決できたと思うと、時間と労力が非常にもったいなかった。 |
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横浜ベイシェラトンホテル&タワーズ(公式サイト) | |
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