今回は、24階の裏側デラックスルームが用意された。同じタイプの客室には以前も泊まっているが、微妙にファブリックが違っている。イスの生地にはストライプ柄が入り、クッションやレースカーテンには大柄が使われている。バスルームのタイルも、ブルー柄の部屋になることが多いが、この部屋は茶色柄。茶色の方が、落ち着いた感じで好みに合う。ほんのわずかな差だが、それでも雰囲気は随分と違って感じられる。それだけ布選びやカラースキームが重要だということだ。

この日はモーツァルトが生きていれば250歳の誕生日。今年1年の間、生誕250年を記念したイベントが世界中で繰り広げられる。幼少の頃から天才ともてはやされながら、晩年は苦悩が絶えなかったモーツァルト。惨めな想いも散々経験したに違いない。現在、モーツァルトの作品は音楽療法にも有効だとか、モーツァルトを聞かせた野菜や花までがよく育つなどと言われているが、それを聞いて一番驚くのはモーツァルト本人かもしれない。