横浜ベイシェラトンホテル&タワーズ Luxury Floor Deluxe Twin Room |
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Yokohama Bay Sheraton Hotel & Towers |
2008.06.15(日)
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横浜市西区 |
哀-3
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廊下の改装 | 大抵のホテルは日曜日と月曜日が比較的空いている。横浜も例外ではないが、土曜日に混雑のピークを迎えるという点ではリゾートホテルの様相に近い。そして、日曜日には祭りの後のような静けさに包まれる。料金もまたそれに比例する。土曜日と日曜日の料金を比べると、タイミングによっては3倍から4倍の開きがある。需要が違うからと言っても、同じ部屋に泊まるのに、こうまで値段が違うとは驚きだ。受けるサービスは、むしろ安い時の方が余裕があって優れているというのも皮肉である。
だが、静かなはずの日曜日でも、場合によって慌しさを感じることがある。この日がそうだった。すでに客は去り、一見平日の静けさに戻ったかのように見えるが、サービスの節々に混雑の後遺症が感じられるのだ。スタッフだって人間だから、ラッシュの後くらい一息ついて気分を入れ替えたいだろう。でも、客は容赦なく客のペースで到着する。一息入れる余裕はないのだ。そんなスタッフに同情はするが、すべきことは提供してもらわなければならない。 到着は16時過ぎだった。おそらく部屋の清掃が追いつかないだろうと思い、あえてゆっくりめの到着にした。だが、それでも用意が整わず、希望とは別のフロアの部屋がアサインされた。部屋タイプは46平米の裏側デラックスルーム。タワーズフロアよりも天井が低く、わずかながら内装のグレードも劣る。 バスルームでBGMを聞くことが出来ず、バスタブに備える枕がない。タオルは同じ枚数あるが、アメニティは一部が削られている。トイレの床がリノリウムなのも目だって安っぽい。その他にも、イスのデザインやテーブルの材質など、細かい違いが積み重なり、クオリティに大きな差を感じる。やっぱりタワーズフロアにはそれだけの質感があるということだ。 室内以外にも不都合がある。それはエレベータだ。このホテルのエレベータは待ち時間が長い。ちょっと気分転換にタワーズラウンジに行こうと思っても、あのエレベータ待ちを考えると、何だか隣の駅まで行くように気が重い。宴会場や高層レストランに加え駐車場をも往復し、ただでさえスムーズに動かないのに、扉が閉まるまでの時間設定が長すぎるし、閉じ方も遅すぎる。加えて、B3とB4のボタンを開閉ボタンと間違えやすいらしく、扉を閉めようとしてそこを押してしまうケースが多い。すると、用もないのにエレベータは最低階まで行ってしまうというわけだ。やっと来たと思って乗り込むと、BGMがやたらとうるさくて神経を逆なでするし。ここのエレベータは大嫌いだ。 エレベータと言えば、このホテルは2008年になってから、エレベータホールと客室階廊下の床を順次改装している。エレベータホール中央に濃厚な色のカーペットを敷き、その周囲を大理石張りに改めたことで、高級感が増した。壁は今のところこれまで通りである。一方、廊下のカーペットも色は濃くなったが、どうも柄がダサい。意図してチョイスしたのか、売れ残って安かったのか知らないが、あまりセンスがいいとは思えない。 今回の客室のカーペットも、廊下改装時に張り替えたらしいが、単純なパターンで、ちょっとビジネスホテルっぽさがある。カーペットの柄ひとつで雰囲気は一変するので、もっと慎重に選んでもらいたいものだ。 |
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横浜ベイシェラトンホテル&タワーズ(公式サイト) | |
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