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ハイアットリージェンシー大阪 Regency Club Room  
Hyatt Regency Osaka 2011.05.16(月)
大阪市住之江区 哀-1

池からレストランのテラスを見る

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頻度低下


ハイアットリージェンシー大阪は、南港ベイエリアにあり、中心部から離れている。無料の送迎バスを利用すれば、大阪駅から30分足らずとはいえ、その30分が惜しいばかりに、このホテルへの宿泊を諦める人も少なくないのではないだろうか。

広々とした客室や、ベイエリアならではの開放感、そして大阪中心部の他のホテルとは一味違う居心地に魅せられ、時折このホテルを選んで来たが、その頻度は減少する一方である。理由は、より時間を有効に使いたいと思うようになったことがひとつ。もうひとつは、時間を犠牲にしてここまで来ても、ガッカリしてホテルを後にすることの方が多くなったからである。後者の印象は、訪れる機会が減った今、払拭するチャンスもほとんど消滅しつつある。

だが、今回はかろうじて好印象の滞在だった。特に感心することや、過去の不快さを帳消しにする喜ばしい出来事に遭遇したわけではないが、重ねて不満要素を塗り重ねられもしなかった。単に泊まりに来て、通り一遍のサービスを受け、金を払って出発したに過ぎない。

ロビー

平日のロビーは人が少なく落ち着いていることが多いが、時として雰囲気が一転する。それはバスで到着した団体客が、ハイテンションで入館してくる時だ。外国からの団体客は、ふだん自国でしてるのと変わらぬ振舞いで、ロビーを我が家の庭のように使う。それに重なると、エレベータに乗るにも長い時間待たなければならず、せっかく静けさを求めてここまで来た苦労が水の泡になるので、姿を見たらさっさと客室に戻るのがいい。

ロビー

だが、それに遭遇しなければ、ロビーを始めとしたパブリックスペースの居心地は快適だ。立体的でダイナミックな空間を惜しげなく使い、大阪中心部のホテルとは一線を画したスケール感を醸している。館内にはミュージアムのように多数のオブジェが配され、それを次々と見て歩くのも楽しい。

ベッド

今回利用した客室は、高層階のリージェンシークラブルーム。40平米の広さがあり、キングベッドが1台入ったタイプだ。可能な限り静寂が得られる部屋とリクエストしてあったのだが、この日は稼働に余裕があるので、隣室をブロックして用意してくれた。クラブキングルームの多くはコネクティングドアを持っており、完全な禁煙室も少ない。古いホテルではないにもかかわらず、すでに現代のニーズには合わなくなっている。

テレビ側

客室は開業以来、大きな改装を経験していない。それなりにメンテナンスはしているようだが、ファブリックの色あせや壁や柱の傷は、見逃せないレベルになって来た。それでも、オリジナルのデザインは今の時代にも古さを感じさせず、ゆとりある広さとあいまって、快適。ムードある照明も秀逸だ。

デスク兼ダイニング

デスクは窓際に。ダイニングとしても使える大型デスクには、対面してソファを添えている。ワークデスクとして使う際には、ソファでは柔らかすぎるのだが、肘掛が付いているのがせめてもの救い。以前は客室によって不安定だった無線LANも、今では全室で快適に利用できるようになった。

ウェルカムフルーツ

この日のウェルカムフルーツは柑橘ふたつ。剥くのが面倒なので、いつも手を付けずに残してしまうが、フレッシュなものが室内にあるだけで、気分がさっぱりする。

ホワイエ

入口ホワイエには、ミラー張りのクローゼット。この折戸を適度な角度で開くと、三面鏡風に自分の背後を映し出すことができて便利。内部には長いハンガーレールの他、数段の棚もあり、まずまずの収納力を持っている。

茶器

ミニバーはクローゼットの並び。蛍光灯の間接照明を設けた棚には、ワイングラスを含めた3種のグラスが用意されている。急須付きの茶器もいい感じ。以前は水もくれないのかとケチに思っていたが、やっとミネラルウォーターを備えるようになった。

バスルーム

引き戸で仕切られたバスルームは床が石、壁はタイル。ベイシンの面は大きなミラーを配し、空間を広く見せている。バスタブはやや小ぶり。なぜか、バスタブの内側がブルーに染まっている。ひょっとして中国みたいに水に着色しているのだろうか。

バスルーム

ベイシンを挟んで独立したシャワーブース、その前にトイレがある。シャワーの水圧はじゅうぶん強い。タオルは他ではなかなか見ないほど厚手。バスローブは1着だけがバスルーム入口に掛かっており、もう1着はクローゼットにある。バスアメニティはハイアットリージェンシー共通のもの。

バスアメニティ

このホテルに滞在する楽しみのひとつは、充実したフィットネス施設が使えることだ。広いジムや20メートルの屋内プールの他、サウナや浴室も快適。時間によっては賑わっていることもあるが、概ねディナー前の時間は空いている。

プール

朝食はラウンジではなく1階のカフェで。フルブッフェなのでラウンジよりも内容は充実しているものの、団体客と重なると何とも慌しく騒々しい中で食事をしなければならない。団体客も時間に追われているのか、いつも殺気立っており、かつて他の客に転びざまに牛乳をぶっかけられてから、この店で食事をする時はとりわけ注意するようにしている。ラウンジで朝食が出せないのなら、せめて専用のセクションを作ってほしい。

パンケーキ

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ハイアット リージェンシー 大阪

このホテルに関する過去のレビュー

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