ハイアット・リージェンシー・オーサカ Regency Club Room
Hyatt Regency Osaka
2008.02.14(木)
大阪市住之江区
哀-3

フロントから客室棟への連絡通路
 
営業時間 大阪は穏やかに晴れていた。平日の南港界隈に人の姿は極めてまばらで、ホテル周辺を歩いていても、ほとんど人とすれ違うことがない。日中のホテルもまた同様だった。

リージェンシークラブのレセプションに直行し、スムーズにチェックインが行われたが、最初に用意された部屋は喫煙、その次はコネクティングと希望に沿っていなかったため、結局2度も部屋をアサインしなおし、落ち着くまでに1時間ほどを要した。混雑している時期ならばまだしも、余裕のある平日にこのようなことを繰り返しているようでは困る。予約係やフロントがリクエスト情報に注意を払っていないことが原因だが、加えて実際に接客に当たるゲストリレーションズから予約係へのフォローも欠けているようだ。

今日はバレンタインデー。ホテルからもちょっとした贈り物があった。それは本当に本当にささやかな5枚のチョコレートだったが、ありがたく味わった。夕方、ジムでマシントレーニングとトレッドミルでのランニングに勤しんだが、ジム内は暖房が効きすぎて暑く、映画が大音量で放映されており、それらが集中を阻害することに悩まされた。

すっきり気分爽快になったところで、喉を潤そうとラウンジに立ち寄ったが、もうクローズだと言われてしまった。時計を見ると19:15だった。ラストオーダーが19:15で、クローズが19:30という気の早いラウンジだが、ぎりぎりに来たからと言っても営業終了後まで粘るつもりもないのだから、快く飲み物の一杯くらい出してくれればいいのに。

不機嫌そうにしたら、何かを察したらしく、注文を聞いてくれた。程なく運ばれたトマトジュースを一気に飲み干し、すぐさま席を立って部屋へ戻った。いくら暇なラウンジでも、せめて21時まではオープンしていてほしいものだ。

営業時間に不便を感じるのはラウンジだけではない。レストランも、コーヒーショップやロビーラウンジが夕方までに閉店してしまうというのも困ったもの。特急仕上げのランドリーは最終受付が14時なので、連泊でなければ役に立たない。あれも出来ない、これもダメという状態では、こんな辺鄙な場所まで客に足を運ばせるのは難しいだろう。

夕食は結局ルームサービスで。バーガーはいいかげんに飽きたので、今回はスパゲッティボロネーズとシェフサラダを注文した。ボリュームがあって、味も案外よかった。

朝食はクラブラウンジで。だんだんとアイテムが少なくなってきているのは気のせいだろうか。特別階ラウンジとしては珍しくチープな紙のナプキンをセットしているし、温かい料理はまったく置いていない。夕方のカクテルアワーで振舞われてるおいしいチーズやベリーも、いずれ消滅してしまうのだろうか。むしろ一層の充実を図るべき時期なのに、自ら客を遠ざけるようなことは謹んでほしいものだ。

東京への帰路は伊丹からJAL便を利用した。JALからスーパーシートが消えたのをきっかけに、移動の基本はANAに移行していたが、国内線ファーストクラスが設定されたことで、東京-大阪はJALに戻した。他路線も、次第にJALを優先していくつもりだ。ANAの機内サービスが嫌いなわけではないが、軽々しい宣伝コピーを始めとした企業イメージがどうも肌に合わないと思うようになっていたところでもあった。

実際にJALの国内線ファーストクラスは快適である。以前、知り合いの元専任チーフパーサーが「手袋を外した時点でJALは終わった」と嘆いていたが、それは客の立場からもまったくもって同感であった。それから時代は大きく変わり、航空会社に求められるものも激変した。だが、卓越したサービスを伴う快適な移動空間を求める客は、いまでも確かに存在する。JAL国内線ファーストクラスには、往年のJALの香りがほのかながらに甦っている。

 
シンプルな室内 ベッドからテレビ方向を見る テレビの台は1枚ガラス

ベッド バレンタインのオマケ 夜の窓際

バスルーム内からクローゼット扉を見る バスルーム バスルーム

ロビー ロビーラウンジ 正面玄関脇のソファ

ホテルのサイン 外観 港の空

 ハイアット・リージェンシー・オーサカ(公式サイト)
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