ハイアット・リージェンシー・オーサカ Deluxe Room |
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Hyatt Regency Osaka |
2008.09.23(火)
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大阪市住之江区 |
楽-3
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身振り手振り | チェックインのため26階のリージェンシークラブへ向かうと、顔馴染みのカナディアンチャイニーズが出迎えてくれた。彼は日本語も十分に話せるが、会話の内容が通常の業務の範疇から外れると、とたんにあやしくなる。それでも、何とか自らの考えを伝えようと必死に言葉を捜しながら話す素振りは、時に感動的なほどである。
チェックインに当たり、いつもならクラブフロア内の客室を用意してくれるのだが、この日は20階の部屋がアサインされた。彼はその理由を懸命に説明しようとしているのだが、思うように言葉が見つからない様子。それなら英語で話してくれても構わないのだが、せっかくの努力に水を差すのも気が引ける。一度上がった幕ならば、最後まで見届けてやるのもひとつの愛情であろう。 最後まで聞いたが、結局何が何だかわからなかった。とにかく静かに過ごしてもらうのに最善の部屋を選んだというようなことを言っていた。工事の音がどうのこうのとも言っていた。20階とはまた低層だなと思ったが、彼の姿勢を見ていたら、わがままを言う気にはなれなかった。それに、このホテルはクラブフロアでもレギュラーフロアでも、客室の仕様は同じで、一部のコスメティックとティーセットに急須があるかなかくらい。 だが、ここの場合、実際に気になるのは部屋の仕様よりも周辺客室の客層である。レギュラーフロアには、アジア系の団体客やエアクルーが多く、グループ客と同じフロアに当たると、ドアを半開きにして往来するなど、かなり騒々しいのだ。その点、クラブフロアは個人客ばかりなので、騒々しさに悩まされる確率は低い。その点を確認したら、周辺の客室にグループ客はなく、隣室もブロックして客が入らないよう調整してあるとのこと。ならば安心だ。 カクテルアワーのラウンジは思いのほか賑わっていた。客数は少ないのだが、一組ごとの放つものが強烈なのである。カップルが多いが、フツウのカップルではなく大阪ならではのイケイケギャル(もはや死語)とオジサマというコンビネーション。ギャルを見ているとジュリアナ時代を思い出しながらも、倖田來未が老けたらどうなるのかシミュレーションなるものを想像してしまった。 このホテルは日中は静かだが、団体客が到着する夜になるとにわかに活気付く。ロビーはコンビニエンスストアでスナックやビールを買い込んだ客が多数見受けられ、品川プリンスホテルと変わりのない雰囲気となる。ちょうどその頃、エアクルーたちはホテルをチェックアウトして空港に向かう。ロビーが一瞬賑わった後は、またいつもの静けさに包まれる。グリーンの大理石に囲まれた秀逸なデザインのロビーは、この時間が一番心地よい。 |
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ハイアット・リージェンシー・オーサカ(公式サイト) | |
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