ハイアット リージェンシー 大阪 Deluxe Room |
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Hyatt Regency Osaka |
2009.04.17(金)
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大阪市住之江区 |
怒-3
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ニセものフロント係 | だれかに何かの解決を求める時、不愉快なことの筆頭といったら、言い訳を重ねられることと、たらい回しの対応をされることである。自分に責任がある場合ですらそうなのだから、相手に責任があるとなれば一層のことだ。そして、なぜかこうした事態にホテルでしばしば直面する。
この日、いつも利用しているタイプの部屋に滞在していたのだが、どうも無線LANの接続が不調だった。時折は通じるものの、すぐにシグナルを感知しなくなるという状態を繰り返していた。その解決を求め、フロントに電話をかけた。 電話口の係は、まるで初心者に対応するごとく、初歩的なことをあれこれと質問してくる。ベテランだと胸を張れるほどの知識はないので、徐々に苛立つ気持ちを抑えながらもばかばかしい問いに答え続けたが、それが解決につながらいとわかると、今度は長いこと電話を保留にして待たされることになった。 保留にしたまま退社しちゃったのかと本気で疑うほどの時間が経過して、やっと電話口に戻った係が言うには、結局よくわからないらしい。なんとなく開き直られたようにも聞こえ、仕方がないにしても正直ムッとする。そこで少し突っ込んで質問をしてみると、対応していたのはフロント係ではなく、電話オペレータだった。 このホテルでは以前にも同様の詐称があり、今後は適切な対応をすると聞いたはずなのに、またも騙された。オペレータが「フロントでございます」と応じるからややこしくなるのであって、「ただいまは交換台で承っております」と言えばいいのだが、それをあえてしないでいる。 少なくとも今回の問題では、オペレータは何の役にも立たなかった。そこで「無線LANについて事情のわかる人と話がしたい」と頼んだところ、帰ってきた返事は「フロントにおつなぎします」であった。こちらは最初から電話機の「フロント」と書かれたワンタッチボタンを押しているというのに。バカにされたような気分になるではないか。 フロント係が電話に出ると、面倒なことにまた最初から同じ説明を繰り返さなければならなかった。それを聞き終えた係は、またして初歩的な質問をしはじめたので、その問答はすでにオペレータとクリアしたことを伝え、次のステップに進むよう促した。なんだか、ATMの操作を間違えて最初からやり直させられているより、はるかにじれったい。 一通りの問答が終わると、フロント係は「多くの客が同時に通信をすることでつながりにくくなっているのだ」と結論づけた。どうもそれには同意しがたいと本能が言っているのだが、説明に十分な専門的理由がわからない。 そこで、以前、横浜のインターコンチネンタルで同様の現象に困惑した際は、無線LAN用のブースターを借りることで劇的に解決したことを思い出し、ここには貸出用のブースターはないのかと尋ねたところ、答えは「No」だった。この点についても、本能が「疑わしい」と警告している。これ以上、この係と話でも時間の無駄と判断し、デューティーマネジャーに代わるよう頼んだ。 やがて電話口に来たマネジャーは、過去にも問題を解決に手を貸してくれたことのある人で、頼りになるのはいいが、言い訳がましいのが難点である。「ブースターがあればよかったのだが」と、いずれ備品で用意して欲しいことを暗に訴えたところ、「ありますよ、お持ちしましょうか」と言うではないか。 「先ほどはないと聞いたが」と不満を述べると、「それはホテル備品ではなく、従業員のひとりが個人的に所有しているものなので、フロント係の言ったことは間違いではない」と正当化された上、その「個人の品」を特別に貸し出すのだと、さも恩着せがましく言われ、なんとも気分が悪かった。 「個人の大切な品をお借りするわけにはいかない」と慇懃に辞退し、別の解決方法を求めると、ふたたび「多数の客が同時に使っているのが原因」とし、解決の方法が思いつかないとの返答。また、近い将来にはシステムを一新する予定があるので、そうなればスムーズな接続が可能になると説明された。 だが、次ではなく今の問題を話し合っているのだ。いったい無線LANのアンテナはどこにあるのかをもう一度確かめると、エレベータホール脇の1か所だという。この部屋はそこから対角線上の一番離れた位置にある。やはりシグナルの弱さは距離の問題ではないかという気がしてきたので、ルームチェンジを頼んだ。 あいにく、クラブフロアにはアンテナに近い位置に空室がなく、レギュラーフロアに格下げされることに。それでもLANが必要だったので、荷物をまとめて部屋を移った。すると、気持ちいいほどに強力なシグナルがビンビン来るではないか。何が「多数が同時に」だ。結局、ホテルの人たちが言うことなど、信用できないということだ。 LANと引き換えに、高層階の眺めと、静寂を犠牲にした。レギュラーフロアは周囲の部屋がにぎやかなのに加え、不思議なことにエレベータが上降するたびに、ゴーゴーと不気味な音が響いていた。 今年になって、クラブラウンジの営業時間が短縮され、12:00から19:30までになった。そのため、滞在時間によってはラウンジをまったく使えないケースもある。朝食もラウンジではなく、「ザ・カフェ」にて一般の客と一緒のブッフェが提供されることになった。 「ザ・カフェ」の朝食は7:00からとなっているが、その時間に一番乗りのつもりで行っても、すでに食べ終わって店をでようとしている客がいるのは、いったいどういうことなのか。料理の品数はラウンジよりも充実しているが、ラウンジのようなエクスクルーシブ感はなく、係がクラブフロアゲストを認識して特別な対応をするわけでもないので、ラウンジの朝食の方がよかった。 この店は団体客が多く落ち着かない上に、動線に段差があって危なっかしい。実際、この日には、牛乳の入ったグラスを持った客が、すれ違いざまにつまずき、思いっきり牛乳をぶっ掛けられてしまった。どこの国の人だか知らないが、特段謝罪するでもなくまったく礼儀に欠いていた。むしろ係の方が慌てておしぼりを用意したりと気遣いを見せてくれたが、その後、ちょっとフルーツを取りにブッフェ台に行っている間に、テーブルをすっかり片付けられてしまうなど、十分には目が行き届いていないようだった。 また、いつのまにかホテル名の表記が変わっていた。カタカナだった「オーサカ」が、漢字で「大阪」と記されるようになったのである。まぁ、この方が自然な感じがしていい。 |
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ハイアット リージェンシー 大阪(公式サイト) | |
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