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ザ・プリンス さくらタワー東京 Sakura Floor Double Room | |
The Prince Sakura Tower Tokyo | 2011.04.18(月) |
東京都港区 | 楽-4 |
ARCHIVES ・ 1992 |
さくらフロア 札幌からの遅い便で羽田に到着し、迎えの車でさくらタワーへ。チェックインしたのは23時近かった。ロビーにホテルスタッフ以外の人の姿はなく、白い大理石に覆われた空間は、主のいない冷たく凍りついた宮殿のようにも見えた。 部屋に行く前にまだミーティングが残っていたので、もうチェックインラウンジとしての機能が失われたレセプションラウンジの一角で打ち合わせ。その間にも他の客が通り掛かることがなかったところを見ると、あまり宿泊客はいないのかもしれない。 今回利用した客室は最上階にあるダブルルーム。最上階14階の30室と、10階、12階にあるジュニアスイートが、特別フロア「さくらフロア」として、いくつかの特典を用意されている。特別階といっても、専用のレセプションやラウンジはない。 特典は無料朝食、ロビーラウンジでのドリンクやフードサービス、サウナ無料、スペシャルアメニティという内容だが、特にエクスクルーシブな点はなく、単に「いくつかの要素が料金に含まれる」というもの。客室の造りや人的サービスはレギュラールームと特に変わりない。 さくらタワーの客室タイプはフロアごとにまとまっている。コーナールームやジュニアスイートなどのスペシャルルームを除けば、ツインのフロアはツインのみ、ダブルのフロアはダブルのみしかない。 花柄をあしらうなど、華やかな印象のツインルームに比べると、ダブルルームのカラースキームは渋い。ブルー系を基調とし、ほとんどグレーに近いところまで彩度を控えた色を配している。このくらい色が落ち着いている方が、和のテイストを盛り込んだこのデザインには似合うようだ。 窓際のソファにはレースの飾りカバーが掛けられ、ふたつとも窓の方を向いてセットしてある。間には丸いテーブル。無料のミネラルウォーターはテーブル上に。特に窓脇のスタンドライトが印象的なデザインだ。 ベッドはオーバーキングサイズ。快適なマットレスに、肌触りのいいベッドリネンを使っている。枕は4つ。クッションやスローケットがカラーアクセント。ナイトテーブルは両脇にあり、使い勝手も寝心地も申しぶんない。 ベッド脇を見ると、壁面に向かって大きなドレッサーがある。化粧品を入れる小さな戸棚や、滑らかに開く三面鏡など、女性ならなんとなく嬉しくなるような設えだ。長期滞在でなければ、自分の愛用品を戸棚にしまうことはないかもしれないが、逆に一泊だけの滞在でも、暮らすような気分で使ってみるといい。ミラー上の照明もユニークだ。 ベッド向かいには大型で立派な収納家具がある。通常なら最高級スイートにでも置くような品質だ。その隣にはライティングデスク。シンプルな造りだが、デスクトップは広い。オーディオセットが用意されているのはさくらフロアならでは。 その立派な収納家具の中はというと、次の写真のようになっている。コートなど丈の長い衣類を吊るす部分の扉には姿見付き。広い部分にはスライド式の棚を設置。アイロンセットもこの中に用意されている。スーツケースなどのバゲージ台は、ホワイエに別途設けられている。 アーモア部分は上段にテレビ、下段がティーセットや金庫など。これらもすべて扉で覆い隠せるようになっている。冷蔵庫やミニバーはホワイエにある。 ティーセットはエスプレッソマシンと上等な日本茶類が用意されている。日本茶には急須と茶碗、コーヒー用にはカップ&ソーサーと、それぞれの器が置いてある。紅茶はない。 バスルームの構造ツインルームに共通する部分がほとんどだが、ベイシンカウンターの造りだけが異なっている。ブロアバス、独立したシャワーブースを設けた、ゆとりある広さが自慢だ。 床、バスタブ側面とベイシンは大理石で、壁面はタイル仕上げ。バスタブの周囲に開放感があるレイアウトが特徴的。照明が蛍光灯中心で寒々しいのが残念だ。 ベイシンはダブル。天端には白い大理石を使用。小さなスツールをひとつだけ添えてある。ドライヤーは壁掛け固定のものと、新型のハンドドライヤーが両方用意されている。 バスアメニティはボウル状の入れ物に集めて用意してある。さくら柄の巾着袋が便利。ブルーとピンクがあり、どちらも消耗品のひとつなので、持ち帰り可能。 シャンプー類はブルガリだと聞いていたが、ポーラだった。自分の好みのものを持ち歩いているものの、ブルガリでないのはちょっと残念だった。 タオル類はテネリータのオーガニックコットン製。肌触りがよく、安心して使えるのがいい。以前は、テネリータであっても、使い古された品が用意されいることがあったが、今回はその点も行き届いていた。 ガーデンでは桜まつりの名残りのライトアップが楽しめた。光るキノコのようなキャンドルアートや竹灯りが、幻想的な雰囲気。桜は散っても、この庭は都会のオアシスだ。 |
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