ザ・プリンス さくらタワー東京 Twin Room |
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The Prince Sakura Tower Tokyo |
2008.01.17(木)
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東京都港区 |
怒-1
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Sakura Identity | ザ・プリンスになってから、訪れる度に大きな進歩を実感させて来たさくらタワーだが、今回はチェックインから大きく躓いた。到着したのは16時。車寄せではやさしい笑顔で迎えられたが、大きな荷物もなかったのでその必要はないと判断されたのか、アテンドされることなく自ら館内へと足を進めた。
ロビーにはいつも通り落ち着いた雰囲気が漂っている。それほど客が多いわけでもないが、いつもならエントランス付近で待機しているベルアテンダントが全員出払っていた。だれも注意を向けてくれないので、そのままチェックインを行うゲストラウンジに進み、空いているソファを見つけて腰を掛けた。 だが、その後も係には放っておかれたまま。レセプションデスクでは、従業員同士がおしゃべりに興じている。なんとか気を引こうと、立ち上がって軽く手を挙げてみたが、それも効果なし。混雑する中華そば屋で店員を呼び止めるような要領で、少々声を張り上げてやっと気づいてもらうことができた。 他にも数名の係がいたが、自分の目の前の作業しか見えていない様子。要するに視野が狭く、機転も利かない。ようやくチェックインに漕ぎ着けたが、あらかじめ印刷されたレジストレーションカードは、名前の漢字もフリガナも間違っていた。些細なことだが、気分のいいものではない。 それに加え、このホテルでは標準サービスのひとつである到着時のおしぼりとドリンクのサービスも提供しようとしてくれないので、こちらから催促しなければならなかった。この風変わりで他にはないチェックインスタイルこそが、さくらタワー最大のアイデンティティなのに、それを割愛されては困る。 用意された客室は、標準的なツインルーム。46平米のゆとりと、大きな窓、広々としたバスルームは大変魅力的だ。だが、部屋に入った時、2箇所の電球が切れていた。それらはすぐさま交換され、ターンダウン時にも係から一言詫びがあった。 立派なキャビネットには、質のいい茶を用意してあるが、そのたっぷりとした量の葉が入ったティーバッグを浸すには、備えられた茶碗があまりにも小さすぎる。急須を用意するか、せめてもう少し大ぶりな茶碗を備えてほしいところ。加えてコーヒーとカップ&ソーサーもあればなおいい。テレビプログラムが少なくて退屈なことも、国際的な高級ホテルにはふさわしくない点だ。 今回も部屋は北向きで、高輪プリンスホテルや東京タワーが見える側だった。たまには南向きにもなってみたいものだが、なかなかそうはならない。どうやらさくらタワーとしては北側の方を眺めに恵まれた「よい向き」としているらしい。だが、翌朝は早い時間からドリルの音が響いていた。それは目の前で繰り広げられる高輪プリンスホテルの改装工事の音だった。前夜から隣室のグループ客の騒音に悩まされ続けた挙句に、ドリル工事とはまったくついていない。 朝食は1階の「ヴァンダンジュ」にて、パンケーキブレックファストを。焼きたてのパンケーキの他、ポーチドエッグの周りに色とりどりのグリル野菜をあしらってトリュフソースを掛けたものが運ばれてきた。見た目にも鮮やかでユニークな一皿だ。しかし、パンケーキにはバターだけでシロップは添えられなかった。 チェックアウト時、工事の音がかなり響くので、なるべく南側に客を通した方がいいのではないかとコメントしたところ、「3月まではかかります」という、イマイチ意味不明な返答があった。改革への気合は感じられるものの、どうもピントが合っていないと思わせてしまうのは、どこぞのお役人たちと同じかもしれない。 |
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ザ・プリンス さくらタワー東京(公式サイト) | |
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