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東京ドームホテル Twin Room A | |
Tokyo Dome Hotel | 2010.10.17(日) |
東京都文京区 | 楽-2 |
ARCHIVES ・ 1992 |
遊びの中心にあるホテル 東京ドームホテルは、ホテル単体の建物としては京王プラザホテルに次いで東京で2番目に高い。千を超える客室と、バラエティ豊富なレストランを持ち、グループ客やファミリー客を中心に人気を博している。巨人戦を泊まり込みで観戦するジャイアンツファンも多いと聞く。 東京ドームホテルのある東京ドームシティには、東京ドームを筆頭に、遊園地、温浴施設、イベントスペースなど、多岐に渡るアミューズメント施設が用意されており、一日では遊びつくせない規模を誇る。 敷地内は、昼夜を問わず楽しい雰囲気に溢れており、夜のライトアップはひときわ遊び心をくすぐる。10月の半ばだが、まだ夜でも寒くなく、散策して歩くにはちょうどよい気温だった。 東京ドームホテルは、複数のエントランスを持ち、ドームシティのあちこちからホテルにアクセスできるようになっている。最もダイナミックなのは、水道橋駅から徒歩で来館する場合に使う大階段。だが、ここを上がってしまうと、フロントではなくレストランフロアに通じる。 メインエントランスと車寄せは広々と造られているが、表通りから見えないので、あまり目立たない。そして進入路が狭い上に、車がごった返していることが多く、使いにくいという印象がある。 フロントロビーは、メインエントランスを入ってすぐ。四角い吹き抜けの空間で、奥にはロビーラウンジがある。フロントカウンターは長く、巨艦ホテルらしい設備。サービスは丁寧さを心掛けている様子がうかがえるが、マニュアルから逸れた事象には慣れていない。 用意されたのは26階のツインルーム。客室階としては半分よりもやや高いくらいの中間層だが、部屋のカテゴリーとしては、下層階よりはグレードが高い。エレベータホール、廊下ともに、オフホワイト系のナチュラルな色使いだ。 客室廊下は、エレベータホールからまっすぐ1本にのびている。ここはノンスモーキングフロアなので気にならないが、喫煙可能フロアの場合は、エレベータの扉が開いただけでも、むせかえるようなタバコ臭がする。 高層階標準ツインルームは33平米。廊下同様、落ち着いたカラースキームだ。照明はスタンドがメイン。ミニバーにはハロゲンダウンライトを使っている。 ベッドの寝心地は一昔前のまま。カバーと一体になった寝具や、スプリングがきしむマットレスなど、地方のビジネスホテル並みでしかない。そろそろ思い切った工夫が必要だろう。 デスクは窓際に置かれ、ふたつのアームチェアが対面して添えられている。ワークスペースとしてだけでなく、ダイニングテーブルとしても使える。 また、デスクの反対側には一人掛けソファとガラステーブルが置かれており、くつろぎの時間を過ごせるようになっている。 入口付近にはクローゼットとミニバーがあり、バスルームへの扉はこれらの間に挟まれた位置にある。クローゼットの扉は、ガラス張りの引き戸だ。 冷蔵庫には数多くの飲みものが用意されており、比較的安い価格設定。2階には飲みものやスナックを扱う売店もあり、目的に応じて使い分けるといい。 バスルームは広めに取られている。ベイシンのある部分はカーペット敷き。仕切りを隔ててトイレとバスタブが並ぶ。ベイシンには、体重計や新型イオンドライヤーも備えている。 バスタブも大型だが、内側の清掃状況はあまりよくなかった。シャワーの圧も、もう少し欲しいところ。シャワーカーテンもひらひらと舞ってしまう。 バスアメニティは充実している。しかし、今回の部屋には使い残しの品がそのまま置かれていた。客室係に言うとすぐに取り替えたが、一見してわかるものを見落とすとは感心しない。 |
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