グランドプリンスホテル新高輪 Superior Twin Room |
|
Grand Prince Hotel New Takanawa |
2009.12.26(土)
|
東京都港区 |
楽-4
|
|
|
Stay With ルドルフ | 最近、あちこちのホテルで見かけるようになったキャラクターデコレーションルーム。登場したころは、いったい誰が泊まるのだろうと不思議に思っていたが、あんがい人気を博しているらしい。 中でも、キャラクタールームに泊まり、そのキャラクターにちなんだ食事や、キャラクターグッズの土産まで付くというプランが好評だと聞く。本当にそれほど面白いのか。男の立場からデートの選択として「あり」なのか。検証してみる価値はありそうだ。 今回選んだのは、新高輪プリンスのクリスマスプラン「Stay With ルドルフ」。なぜ「ルドルフ」だけカタカナなのか。そこにまたそそられる。 内容は、ルドルフデコレーションルームの宿泊、クリスマスブッフェの夕食、朝食、そして、ルドルフとクラリスのペアぬいぐるみ土産が含まれる。お値段は30,000円だ。 ルドルフは、日本では「赤鼻のトナカイ」としてよく知られたキャラクター。人形を一枚一枚撮影してアニメーションにした映画は、大人子供問わず世界中で楽しまれている永遠の名作である。 高輪のプリンス3軒では、2008年のクリスマスにもルドルフをメインキャラクターとしたプロモーションを展開した。その時は、品川駅コンコースにも巨大なルドルフ人形をディスプレイし、各ホテルの館内ではあちこちでルドルフの姿を目にしたのだが、今年はそれほどに力を入れてはいない様子。それだけに、ルドルフルームは貴重かもしれない。 ルドルフルームは、11階のスーペリアルームのうち数室のみ。部屋のドアにルドルフのクリスマスリースが掛かっているので、すぐにそれとわかる。 部屋に入ると、ルドルフテイストに圧倒される。たかがキャラクターデコレーションだと思っていたが、こうも雰囲気が激変するとは正直驚きだった。スーペリアルーム元来のインテリアテイストは、どこかに吹っ飛んでしまった。 だが、装飾されているアイテムは、さほど多いわけではない。ベッドに掛けたタオルケット、クッション、ナイトテーブルに置かれたキャンドル風のランプ、オルゴール、そしてバスルームに用意されたバスマット。 これですべてなのに、そのインパクトは強烈だ。赤とクリームという色合いも印象を強くしているのだろう。これなら、部屋に入った時に、パッと気分が盛り上がるだけの効果は期待できそうだ。 テーブルを見ると、ルドルフグッズを勢い余って持ち帰られないように、黄色に赤い縁取りをした紙に、土産のぬいぐるみ以外は持ち出さないようにと書かれたものが置かれていた。 ディナーは、チェックイン時に予約を頼んだが、すでに混雑しており、調整に手間取った。それでも、なんとか禁煙席を確保することができ、予約した時間に出向いた。 レストランは「マルモラーダ」。店先や店内にはルドルフの人形が飾られている。ディナーブッフェはおとなが5,000円で、子供、幼児、シニアにはそれぞれ割引がある。クリスマスはもう終わっているというのに、店内は賑わっている。家族連れも多いが、忘年会的な会社の集まりも同じくらい多い。 食事はオールブッフェ。サービスはほとんどないに等しいが、下げものには積極的。料理はあまり上質なものは置いていない。目玉アイテムは牛フィレのパイ包み焼きや、伊勢海老のグリルだが、伊勢海老はミニミニサイズだし、ひとつずつ食べれば十分という味だった。 朝食券は2,000円相当の金券としてランチなどでも利用可能。ルームサービスの朝食でも利用できるが、差額が必要。そうして頼んだルームサービスの和朝食はなかなか好印象だった。 総合して、これで30,000円なら、まあ悪くない。泊まり慣れたホテルで、新鮮な気分を遊び心とともに楽しめる。そして、子供よりも大人の方が喜ぶような気がした。 |
|
|
グランドプリンスホテル新高輪(公式サイト) | |
以前のレビューはこちら→ | 950415 010708 020322 031116 040319 040330 041114 041212 070329 070504 070623 070709 080229 080330 080706 080925 081220 081225 |
公開中リスト
| 1992 | 1993 | 1994 | 1995 | 1996 | 1997 | 1998 | 1999 | 2000 | 2001 | 2002 | 2003 | 2004 | 2005 | 2006 | 2007 | 2008 | 2009 |
| ホテル別リスト | レストラン別リスト | 「楽5」「喜5」ベストコレクション |