2001.03.18
豆腐ステーキ
「パティオ」高輪プリンスホテル
楽-3春休みを間近に控えた日曜日の高輪プリンスホテルは、敷地内どこへいっても大勢の人で賑わっていた。正面玄関脇の便利な駐車場も、我々が入庫したところでちょうど満車になった。さぞかし披露宴が多いだろうと思いきや、この日は敷地内の3ホテルでブライダルフェアが行なわれており、披露宴に列席するゲストよりも、下見に訪れるゲストの方が多かったようだ。披露宴会場などの他に、一部のゲストルームとスイートが自由に見学できるようになっており、せっかくの機会なのでそれぞれのホテルを見て回った。
華やかなインテリアの新高輪プリンスホテル、重厚感のある高輪プリンスホテル、最新設備のさくらタワーと、同じ敷地内でもそれぞれに個性が感じられ興味深かった。ホテルによって客層が違っているのも面白い。昼食をとるレストランはあらかじめ「パティオ」と決めて入館したが、その他の店がどのようなメニューを出しているのか知りたかったので、館内見学のついでに各レストランの案内を見て回った。どの店も手頃のな料金で魅力あるランチを提供しており、思わず目移りをしてしまう。しかも、料理が写真入りで紹介されているので、イメージが湧きやすく空腹に対して強い説得力があった。
レストラン「パティオ」はロビー階の奥の方にあって、あまり目立つ店構えではないが、エントランスには焼き菓子やフレッシュケーキを扱うカウンターがあり、人通りが絶えない活気ある店だった。キャッシャーがケーキなどのカウンターよりも店の外側にあって、常駐のキャッシャーをおく想定で設計されているようだが、レジの前に会計のお客が立つたびに、やや離れたレストラン内から従業員が駆けつけてくる光景が度々見受けられた。
店内は入り口から大きなL字を描いた構造になっていて、天井が高く、コーヒーショップとしての機能を果たす店としては凝ったデザインが施されている。ロビーの奥というやや暗いイメージのエントランスから一転して、グリーンを基調とした店内は庭園に沿って大きく取られた窓から日光が燦燦と入って、非常に明るく、テラスのような雰囲気だ。ランチは1,200円からととてもリーズナブルで、バラエティも豊富に用意されている。
今回は豆腐のステーキを中心としたヘルシーなセットを注文してみた。セットにつくサラダバーには温野菜やキノコ、海草などが取り入れられ充実した内容でおすすめ。メインディッシュの豆腐ステーキは味はもちろん淡白だが、小ぶりで品良く盛り付けられており、ユニークな一品だった。その他の料理を含め、全体的に料理は肉薄の皿に小ぢんまりと盛り付けられており、ホテルダイニングにしては迫力に欠けるが、繊細さが感じられた。サービスは快活で爽やか。これからの季節にピッタリだ。
2001.04.21
プリンスブリッジ
横浜プリンスホテル Standard Room
楽-2以前はJR磯子駅からシャトルバスが運行されていたが、3月のプリンスブリッジ開通にあわせて廃止された。駅から国道に向かって歩き、その国道を渡ったところに磯子プリンスハイツという高層住宅があって、専用のエントランスからエレベータで18階まで上がると、プリンスブリッジに連絡している。それほど頑丈な感じがしない橋で、外が見えない構造になっていないのに、あまりのんびりと渡っていたくないような恐怖感をおぼえるのは、高所恐怖症ぎみのぼくだけだろうか。早足で渡りながら惨事があったアトランタのハイアットを思い出してしまった。
渡りきるとそこはホテルの地下2階につながっており、駅からの所要時間は徒歩5分と結構便利だ。ということは単純に考えてロビー階は地上20階レベルの高さがあるわけだ。ホテルの最上階客室は実に34階に匹敵することになる。そのため、低層階の客室になったとしても、十分ダイナミックな景観が得られ、特に夜景と夜明けの眺めは素晴らしい。また、若干出窓になったワイドな窓の下には、外気を取り入れる通気口があり、街の空気や音を感じることができる。
このホテルは片廊下式で、海側にしか客室がないのだが、廊下から眺める裏側の景色も緑が多くまんざらではない。館内のみならず敷地全体に漂うゆとりは、他が容易に真似できない水準にあり、このスケールを感じるだけでも十分に羽を伸ばしたような気分になれる。ホテルとしてのサービスに派手さはなく、よく言えば堅実な印象。アメニティは一層簡素になった。
飲茶バイキングと聞いて、客席をワゴンが回り、できたての蒸篭を好きなだけ取れるシステムを想像したのは、まったくの早合点だった。蛍光灯が煌々と照っている客席ホールは、大きな円卓がたくさん並び、その合間に少人数用のテーブルが配置されている大空間だ。かつては中国雑技団のライブ演技が見れる店だったので、いまでもステージが残っているし、ボックス席まである。興味があってライブを見たいと思いながら一度も実現できず、今回が初来店となった。
飲茶バイキングとは、ステージから一番遠い一段高くなったところにブッフェ台が並ぶ、単純なブッフェだった。品揃えはいたってオーソドックスで、味もフツウ。2,300円という値段を考えれば贅沢は言えないのだが、ちょっといただけない料理もあった。特にラーメンコーナー。一応係が実演してこしらえてくれることになっているのだが、係の姿がない。下げ物をしている女性に声を掛けると、その彼女がラーメンコーナーに入ってよそってくれた。ところが、いつ湯に投入されたのかわからない麺をザッとどんぶりにあけ、スープとトッピングを加えるだけ。食べてみたら、こりゃ30分は茹で麺器に入ったままだったんじゃないかと思うほど、どろどろに溶けていた。肝心な飲茶アイテムも少なかった。一方、デザートは豊富な品揃え。温冷ウーロン茶はセルフサービス。不満はないが、また来たいという感じはしない。子供たちを連れてきて遊ばせながらお腹いっぱい食べさせるにはいいかもしれない。
2001.05.26
オーシャンフロント温泉
下田プリンスホテル Standard Room
楽-3下田プリンスホテルは、伊豆半島の先端にも近く、白浜海岸に面したリゾートホテルである。車であれ、電車であれ、東京からの所要時間は相当なもので、かなり遠くに来たと感じさせる道のりだ。鉄道は単線だし高速道もないが、道中の景色は見事なもので、旅情をかきたててくれる。ホテル周辺は起伏に富んだ地形が続くが、ローカル色の強い環境で、国道沿いにもこれといった大きな施設はなく物静かだ。
国道からアプローチに入り、正面玄関に到着するが、ベルマンやドアマンの姿はない。自分で荷物をロビーまで運び、チェックインの手続きを済ませると、係は荷物をひとつだけ持って部屋まで案内してくれた。残りの荷物は自分で運んだのだが、スタッフはファミリーや団体に慣れているせいか、ぼくらの常識とはちょっと違った感覚でサービスに当たっているようだ。また、それぞれのスタッフは、特に分業されている風でもなく、ある時はフロントカウンターに入り、ある時は客室係や売店のレジなどと、マルチに対応していた。
案内された客室はホテルとしては最上階で、壁いっぱいの窓からは雄大な海が一望できる。波音も荒々しく豪快で、まさに海辺のホテルだ。海に気を取られて室内のことを忘れていたが、改めて見回してみると、悲しくなるほどチープなしつらえに思える。公共の宿でも最近はこれよりマシではなかろうか。キッチュな柄の壁紙、海をイメージしたのか恐ろしく真っ青な絨毯、懐かしささえ覚える吹き付けの天井、公団住宅のようなアルミサッシの窓、子供部屋でも嫌がられそうなイス・テーブル、ボーリングが流行った頃に良く見かけたようなペンダントライトなどなど、こんなインテリアのホテルにはなかなかお目にかかれない。
天井高は240センチ、やわらかいベッドのサイズは123×196センチ。一応、夜食や寿司のルームサービスもある。温泉大浴場があるので、客室のバスルームはさほど重要ではないが、バスタブの周囲には部分的に大理石を用いるなど、コンパクトながら、ちょっとした特長があるバスルームだ。しかし、タイルがボコボコに波打って剥がれかかっており、メンテナンスの状態はよくない。バスルームの扉を開くと便器とすれすれの位置を通過し、その距離が1センチに満たないのがおもしろい。
温泉大浴場は、チェックインタイムの午後3時から深夜0時までと、日の出前の午前4時から午前10時まで利用できる。大きな湯船と壁いっぱいの窓から眺める海が、最高のリラックスを与えてくれるだろう。以前は大浴場の脱衣コーナーにもタオル類が置かれていたが、今は自分の客室から持って行くようになった。また、大浴場には泥炭と桧の黒い石鹸など、ユニークなアメニティも用意されている。
オフシーズンにはオトクなプランがいろいろとあるが、ピーク時には都心の最高級ホテル以上の高価格になる。混雑も激しい時期に、そこまでサイフを軽くしに来たいとまでは思えないのだが、背に腹は替えられない皆さんがいらっしゃるということなのだろう。何度来ても毎度思うことは同じなのだが、それでも不思議な魅力があるホテルだ。
メインダイニングに当たる「かもめ」は、ホテル棟からちょっと海に向って半円状に張り出しており、180度の景観が自慢だ。しかし、学校の床のようなフローリングや、冴えないイス・テーブルは、今の時代にはマッチしておらず、懐かしさよりも立遅れた印象がある。せっかくの素晴らしいロケーションが生かされず、これではリゾートの夜を演出できないだろう。
入口に立つ黒服は、最初、ケンカを売っているのかと思うほど不機嫌で無愛想だったが、その後何度かテーブルに立ち寄ったときの印象は、それほど悪いものではなかった。その他の若い従業員たちは皆素朴で、真っ青なユニフォームを着て、ほぼ満席の店内で一生懸命にサービスしていた。料理はどれも宴会料理のような感じで、つくり置きされ、冷めたり乾いたりしたものが多かった。
洋食・和食の両方を扱う店なので、こちらが刺し身の舟盛をつついていると、となりのテーブルではフルボトルの赤ワインを開けてナイフやフォークで洋食のコースを楽しんでいるという何でもありの雰囲気。翌朝の朝食もこの店でとった。完全なブッフェスタイルで、ディナータイム同様、洋食・和食両方が揃っている。比較すると、圧倒的に和食の方が充実している。伊豆ならではの料理が並び、特に海産の珍味は興味深かった。
2001.07.08
森林浴
新高輪プリンスホテル Standard Room
楽-2久しぶりに泊まってみたら、思いのほか快適だった。7階のバルコニーからは、ちょうど森を間近に見下ろすことができ、夏の日差しで濃さを増した緑をくぐりぬけて伝わってくる風がなんとも心地よかった。正面には高輪プリンスホテルが、少し右に目をやればさくらタワーが、森のなかに浮き立つように見える。
バルコニーに面した窓は大きく、室内にも明るい日差しと爽やかな風が舞い込んでくる。天井の高さは260センチと、このホテルが開業したころのスタンダードから考えると比較的高めに取られており、天井からシャンデリアが下がってても、圧迫される感じはしなかった。窓に近いところに置かれたドレッサーの天板は大理石張り。木肌をいかした家具と、白い塗装が施されたイスとがアンバランスだが、使い勝手は悪くない。ベッドは113×205センチのシングルベッドは2台ならび、寝具とベッドカバーが一体化したタイプで、枕はひとつだけセットされている。ベッドがやや低めなことも、天井を高く見せるひとつの要素になっているようだ。
バスルームは4平米あって、ゆったりとしている。全体がビニールで囲まれているので高級感はないものの、清潔な印象だった。ベイシンにはスツールも用意されており、独立した空間のようなレイアウトだ。バスタブは通常コの字状に3方向を壁に囲まれている場合が多いが、ここは2方向が開放されている。トイレには洗浄機能はなく、BGMを聞く設備もないというシンプルな造りだが、シャワーの勢いもよく、快適だった。
室内の明るさに対して、廊下はとても暗く感じた。夜遅くになって、たまたま同じ階に滞在している女性客とエレベータに乗り合わせたがために、客室階のエレベータホールから客室まで、その女性の後ろを歩くことになってしまったのだが、薄暗い廊下で、たまたまとはいえ後をつけるような格好になると、なんとなく悪いことをしているような気分になる。
ちょうどハワイアンフェアを開催しており、そのフェアもののセットメニューを注文した。サラダバーとメインディッシュ、ライスまたはパンとコーヒーが付いて、メインがスズキのソテーの場合2,500円、リブロースステーキの場合2,900円だ。それぞれメインの料理を単品で注文する価格とそれほど変らないのでお値打ち感は大きかった。
食後にオールドファッションショートケーキを追加した。メニューに載っている写真がおいしそうだったので、おなか一杯なのについつい注文してしまったのだが、実物は写真よりも一層おいしそうで、しかも思ったよりもずっと大きかった。アイスクリームをやわらかいスポンジではさんでソースをかけたシンプルなケーキだが、どこか懐かしいおいしさでオススメ。ディナータイムはナプキンが布だった。窓からはオープンを待つプールが見えて涼しげ。
2001.10.06
Garden
高輪プリンスホテル Standard Room
楽-2高輪プリンスホテルに初めて宿泊した。今となっては、高輪、新高輪、さくらタワーと、3つのホテルがまさに軒を連ね、大宴会場など多数の建物がひしめいているが、かつてはこの広大な土地と庭園を高輪プリンスが独占していたかと思うと、その贅沢さに溜め息がもれる。それぞれのホテルに囲まれるようになった庭園や池も、客室から見下ろしてみると、やはり高輪プリンスホテルから見るのが一番美しい。庭を歩いてみると、せせらぎや木立の揺れる音、花のかすかな香りなどが、さまざまな感覚を刺激し、独特の開放感に包まれる。それは、新しいものがもたらす緊張感とは対照的な安心感だ。
客室も興味深かった。なんとも統一感のない、フシギな空間。パンフレットを見ると家具はブラウンだったが、年代物といいたくなるようなテレビを除いてはすべて白く塗られていた。壁紙は新高輪プリンスホテルを髣髴とさせ、本来このホテルが持っていた落ち着いたイメージから推し量ると、随分と派手派手しい感じがする。また、プリンスとしては珍しく、冷蔵庫内ドリンクやミニバーを備え、24時間のルームサービスを行なっている。一方でアメニティの石鹸はたったの15グラムと、ビジネスホテル顔負けの節約振りを見せるなど、個性的なバランス感覚だ。
バスルームはタイル張りで、トイレは洗浄機能付き。タオルはスリーサイズ揃えており、その辺からも、ここがプリンスの中では高級なホテルとして位置付けられていることがわかる。発信可能な電話機も備わっていた。ライティングデスクには、ちょっとした観葉植物が置かれていて、ほっと気持ちを和ませてくれる。しかし、壁は薄く、隣室や廊下の音が筒抜けであるだけでなく、上階や廊下からはドンドンと地響きが伝わってくるので、いつまでものんびりとは和んでいられない環境だった。
野菜カレー1500円に加え、サラダ&オードブルバイキング980円とコーヒー300円を注文した。サラダ&オードブルバイキングは充実した内容で、十分に楽しめたが、カレーに添えられたナンは、レンジアップしただけのような食感で残念だった。コーヒーは、軽やかなアメリカンで、スッキリとして何杯でも飲めそう。毎回きちんとふきあげていて衛生的には問題ないのだろうが、ビニールクロスの上に直接カトラリーをセットするのは、生理的に若干抵抗を感じる。
2001.11.22
改装後の客室
赤坂プリンスホテル Twin Room
楽-3今回は24階の改装済み客室を利用した。20階以上と19階以下では、液晶テレビかどうか、スーパーベッドなるものが導入されているか否かといった、客室の設備に若干の差があるとのことだ。そのスーパーベッドとやらは、なかなか寝心地がよかった。ベッドのマットそのものが違うかどうかはよくわからなかったが、シーツの下には薄べったいピローのような、柔らかいものが敷いてあった。ベッドサイズは116×208センチで、高さが53センチと、ローベッドの多いプリンスホテルでは、破格の高さとなっている。液晶テレビは、場所を取らずスマートな印象を与えている。
その他の改装のポイントは、ファブリックや照明にある。以前のブルーとシルバーの組み合わせも、それはそれで斬新なイメージだったが、今回はそのシャープさはそのままに、より温かみのある色彩にまとめあげた。ファブリックは、ベッドカバーも含め、どれも薄手で軽やかな生地を使っている。天井からのダウンライトはハロゲン光になり、テーブル付近を明るく照らし出している。それは調光も可能だ。壁のくぼみを利用して設けられたドレッサーには、スタンドライトを兼ねたユニークなバニティミラーがある。室内の照明を暗くして、それだけともすと、放射状の光の帯ができて幻想的だ。
ナイトテーブルにもユニークな仕掛けがある。携帯電話の充電専用のコンセントが2口備わっており、寝ている間も、枕もとに携帯を置いたまま充電ができて便利。コンセントの案内表示が日本語のみなのも面白い。ライティングデスクには電話機はないが、モジュラージャックとコンセントは用意されていた。天井高は240センチ。壁には液晶デジタル時計が掛かっており、80年代に想像された未来の部屋という雰囲気がある。
バスルームもリフレッシュした。壁や床が真新しくなり、洗浄機能付き便座に変わって、清潔感のあるバスルームになった。かつては、ベイシンとバスルームの間に扉があって、完全なアウトベイシンスタイルだったが、今度は扉をベイシンの外側に取り付け、よりバスルームを広く感じさせることに成功した。しかし、実際は、受ける印象ほどには手を加えておらず、着信専用電話や、備え付けのドライヤーなどは古々しい感じがする。アメニティは、おとなりのニューオータニを意識したかのような、ブラック基調のパッケージに変わりつつある。タオルは3サイズ揃うほか、ウォッシュクロスやバスローブも備える。ベイシンに用意されたスツールもまた便利だった。
客室廊下とベッドのある室内との間は長く、片面には総鏡張りのクロゼットがある。廊下と離れているためか、室内は静かでプライバシーが保たれているように感じた。
アンガスビーフフェアを開催しており、そのメニューの中からカルビ丼セットを注文した。カルビ丼のほか、サラダ、漬物、味噌汁、コーヒーに加え、グラスワインまでついて2,000円と、オトクなプライス。アンガスビーフは柔らかく、添えられたしいたけは肉厚で美味しかった。テーブルには布ナプキンがセットされ、窓からは趣きのある旧館建物と、水面のある庭が見え、いい雰囲気だ。サービスはテキパキとしており不足もないが、ワイングラスを下げる際、上から鷲づかみにして持ったことが気になった。また、店の道線が働くものの便宜をあまり考慮しておらず、どうしても無駄な動きが多くなってしまうレイアウトだった。ちょうど紀尾井ホールでのコンサートがはねたばかりだったからか、業界系のゲストが数多く見られ、なんだか怪しげな雰囲気さえ漂っていた。
Y.K.