ホテルパシフィック東京 The Pacific Floor Double Room |
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Le Meridien Pacific Tokyo |
2008.05.31(土)
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東京都港区 |
楽-2
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メリディアン最後の日 | またもや「つぼ」の話である。今回もパシフィックフロアの30平米ダブルが用意されたが、いつもの部屋とは収納設備が違っていた。普段は「つぼ」のオブジェが置かれた台の下は、金庫と棚になっている。しかし、今日の部屋では台は単純に台であり、収納の機能は持っていない。
そのため、ただでさえ狭いクローゼット内に金庫と棚を設置せざるを得なくなっている。これではクローゼットに長いコートは掛からないし、ズボンプレッサーがあるのでカバンを置くところもない。確かに「つぼ」を単なる台に載せる方が、オブジェとしての存在感は高まるし、そこだけ見れば見た目もいい。だが、そもそもゆとりがあるほど広い部屋ではないので、効率のいい収納は不可欠である。 それにしても、「つぼ」の台だけでも、これまで4パターン見てきた。それだけホテル側もあれこれ試しているということだろうけれど、これくらいのことはズバッとひとつに決めて欲しいものだ。そして、この部屋には若干の問題があった。まずは床がベコベコで動く毎に地震のように揺れること。他の部屋ではこれほどのことはない。 もうひとつはバスタブに湯を張り、栓を抜くと排水がバスルーム中に溢れてしまうこと。たった1泊の予定であったが、これでは気持ちよく過ごすことは出来ないので、別の部屋を用意してもらった。その際、スイートがいいかパシフィックフロアがいいか尋ねられたが、寝心地のよいベッドを取ってパシフィックフロアを選んだ。 改めて案内された客室は、例の「つぼ」下が金庫のタイプだ。しかも、そこだけ木目の色が違うので、先ほどの部屋と同じタイプだったものを改装したのかもしれない。このホテルは今日限りでメリディアンではなくなる。なので、スターウッドプリファードゲストの特典も今回限りだが、チェックアウトまでは有効だ。 ホテルの各所では「メリディアン」を消すために、アイテムの交換が進められている。客室の備品やアメニティは、今のところ「メリディアン」の文字が入っているが、タオルは新しいものに変わった。新しいタオルは真っ白で何のロゴもない。しかし、新品なのに手拭いみたいにかなり薄手なので、しばらくしたら雑巾みたいになってしまいそうだ。 深夜になると、看板やテントの付け替えが行なわれ、サイトも新しく更新された。朝になると廊下にダンボール箱が並べられ、チェックアウトの済んだ客室から順に「メリディアン」のアイテムを撤去し始めていた。従業員のユニフォームも一新。12時からはメインロビーでセレモニーが行なわれた。琴とヴァイオリンの生演奏が入り、中央には新ロゴを刻んだ氷像が飾られた。そして、ロビーに居合わせた客と総支配人とで鏡開きが行なわれ、枡酒が振舞われた。 だが、それ以外の点は、いつもと変わらない。スターウッド脱却後はサミットの一員になる。ここでも京王プラザの後を追うのか。まるで兄弟のようである。 |
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ホテルパシフィック東京(公式サイト) | |
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