ホテルパシフィック東京 The Pacific Floor Twin Room
Le Meridien Pacific Tokyo
2008.02.24(日)
東京都港区
楽-2

庭園の池と「ピコロモンド」
 
全館休業前夜泊 法令に基づく電気設備点検による全館休業日を翌日に控え、いつも多くの人で賑わうホテルパシフィックも、ひっそりとしていた。法令とはいえ、全館を休業しての点検とは、ホテル側もさぞや痛いことだろう。連泊を予定している人や、長期で滞在している人も、この日は別の宿へ移らなければならないそうだ。レストランも含め、すべての施設が休業するというのだから、おおごとである。

今回用意された客室は24階のツインルームだった。先に改装した26階、27階に続き、24階、25階も改装を終えてザ・パシフィックフロアになった。これで高層階4フロアがザ・パシフィックフロアになったわけだ。それらはどの階でも料金は同じだが、先と後とでは内装に差があることが今回の滞在でわかった。その差はわずかではあるが、同じ料金であるならば先に改装されたタイプを選びたいと思わせるには十分の差である。

まずは、入口付近に飾られたツボのオブジェが違う。オブジェなので実際には何の役にも立たないけれど、純粋な装飾だからこそ、好みに合ったものの方がいい。今回の部屋に飾られたツボはガラス製で、くすんだ色をしている。それはそれで部屋のアクセントとして悪くないけれど、先のタイプではもっと存在感のあるデザインのツボを置いていた。その印象と比べると、ここのは控えめだ。

そして、ツボの台とスリット状の仕切りも、先のタイプではそれぞれ独立していたが、ここではツボの台に仕切りが載っている。たったそれだけだが、デザイン性はかなり失われた印象だ。

次にテレビ。先のタイプでは、30平米以上の部屋にサラウンドシステムを導入している。狭い部屋なので大音量で楽聞くわけにはいかないが、それでもテレビのスピーカーよりも優れた音が楽しめる。ここはサラウンドがないのでテレビからの音声で我慢するしかない。逆に、サラウンドスピーカーがない分、テレビ周りがスッキリとしているので、シンプルな空間が好みの人には好都合かもしれない。

また、光るベッド台の角は、先のタイプでは角ばっており、足などが当たっても痛くないよう、布のクッションが取り付けてあった。ここでは最初から角を丸くデザインしてあるので、当て布の必要はなくなった。というわけで、24階、25階は、改装経費を抑えた結果、ややインパクトの薄い部屋になってしまった。

26階、27階もすでにカーペットの汚れが目立ち始めているが、それでも少々設備の充実した26階、27階の方が魅力的に思えるので、今後はそちらをリクエストすることにしよう。

 
居室は一見26階以上と同じに見える ベッドも同等だ 窓際から入口方向を見る

だいぶ趣味の違うツボ テレビ周辺 サラウンドがなくスッキリしたテレビ周り

入口の床 バスルーム バスルーム

 ホテルパシフィック東京(公式サイト)
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