ホテルパシフィック東京 Standard Suite
Le Meridien Pacific Tokyo
2008.02.03(日)
東京都港区
楽-2

雪景色のガーデン
 
牛乳&タバコフレーバー 東京は朝から本格的な雪になった。ホテルパシフィックのガーデンも一面の雪景色となったが、ガーデンへの出入り口はあいにくと閉鎖され、芝に積もった雪の感触をじかに味わうことはできなかった。

チェックイン時、あらかじめ用意されていたのはパシフィックフロアの客室だったが、スイートに空きがないか尋ねたところ、ダブルのスイートを見つけてくれた。ただし喫煙可能なタイプしかないとのこと。それを承諾した上で、スイートを用意してもらった。

9階のスイートはタバコ臭いというよりは、なにか牛乳でもこぼしたような、生っぽいにおいが充満していた。急遽部屋を変えたので文句は言いたくないが、それにしてもベッドメイクは乱雑だし、清掃も十分には行き届いていない。更に照明器具を見上げると、恐ろしいほどに埃が付着していた。たまには注意を払って清掃した方がいい。

部屋があまりに臭いので、空調を強にして、しばらく外出することに。品川プリンスホテルのショップでアロマキャンドルを購入し、その帰りにロビーラウンジでコーヒーとケーキで一息入れた。ラウンジは混雑しており、禁煙席が埋まっていたので、喫煙席で我慢して、ガトーショコラとドゥイトゥンコーヒーを注文した。

ドゥイトゥンコーヒーは、レギュラーコーヒーよりもわずかに値段が高いが、金縁のカップ&ソーサーに金色のポットでサービスされ、更にアーモンドチョコレートが付くことを考えると、その価値は十分に感じられる。もちろんコーヒーの香りも幾分いい。

雪景色を間近に味わったところで、再び部屋へと戻った。やはり牛乳臭い。早速アロマキャンドルに火を点し、香りが臭気をマスクしてくれるのを待った。シャワーを浴びてバスローブを着ると、今度はバスローブのタバコ臭さが気になった。思うに、この部屋に客が入るのは数日振りなのだろう。あらゆる布に染み込んでいたにおいが拡散し、その臭気を含んだ空気がよどんだままになっているという感じ。

バスローブのままベッドに横たわった時、この牛乳のようなにおいの源が枕であることがわかった。その枕をランドリー袋に入れて引き出しに詰め込み、これ以上においが広がらないようにしたところ、しばらくして部屋全体のにおいも落ち着いてきた。

15分ほど昼寝をして、今度はリビングでデスクワークを開始。ベッドルームの窓際にはライティングデスクが備わっているが、LANの接続口はリビングにしかないので、リビングにある丸いダイニングテーブルを作業場にした。テレビの裏から出ているLANケーブルは想像以上に長かった。

これなら延々とベッドルームまでケーブルを渡せるかもしれないと思ったが、万が一ケーブルに足を取られ、その勢いでパソコンを床に落下させでもしたら、悪態をつくくらいでは済まない事態に陥ると思い、その案はボツにして、予定通りリビングで作業を進めた。

そろそろ早めの夕食でもと思いはじめたが、作業がはかどっており、できることなら中断することなく続けたかった。そんな時こそルームサービスが便利だと思ってメニューを開いてみたが、なんとなく味が想像できる上に、あまりこれという料理がない。

結局、さっと済ませられる「フライデーズ」に行ってハンバーガーを食べた。その後は明け方までずっと作業を続け、朝食を済ませてから軽く仮眠を取って出発。すでにほとんどの雪は溶け、いつもの風景に戻りつつあった。

 
リビングルーム テーブルは丸い 窓を背にしたソファ

入口の飾り 自分でメイクし直したベッド ベッドサイドにワークデスクがある

ミニバー ドレッサーコーナー バスルーム

雪景色のプール 汚れた照明器具 ケーキセット

 ホテルパシフィック東京(公式サイト)
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