新装「マーブルラウンジ」
2007.10.13(土)
ヒルトン東京 Executive Room
Hilton Tokyo
楽-2

改装されたエレベータホール ロビーの改装がほぼ完成し、ヒルトン東京のシンボルでもある「マーブルラウンジ」が新装オープンした。画期的な24時間営業をスタートさせ、時間帯によってメニュー内容に変化を持たせているという。24時間眠らない店は、活気溢れる東京を象徴するようでもあり、多様なライフスタイルに対応する新しい空間として期待していたが、その出来栄えはそれほどワクワクするものではなかった。

「マーブルラウンジ」のシンボルであった、吹き抜けから下がるクリスタルシャンデリアは撤去され、今更驚きようもないありきたりなモダンインテリアになった。カラースキームはロビーとの連続性が感じられるが、ファニチャーの質感は今ひとつ。大理石の円柱は健在だが、そのサイドに取り付けられた筒状の照明器具は通行の邪魔になっており、頭をぶつけている人をしばしば見掛ける。

また、ランチブッフェは5,000円と、かなり高額。食事をするには適さないテーブルとイスで、この料金を払うのは勇気がいる。一日中クラブミュージックを流しているが、朝食など、時間帯によっては適さないように思う。なんとなくセンスを疑いたくなるようなことが多い店になってしまった。

フロントカウンター前には、わずかながらイスが並べられたが、そこを利用しようとする客が集中し、混雑してしまっている。1階に座る場所が少なくなった分、2階には多数のソファが用意されているのだが、やはりロビーでの待ち合わせには1階を利用する人が多いはず。また、1階のエレベータホールは、かつてより照明を抑えて、コントラストのある雰囲気になった。

それはいいが、エレベータの扉と内部に施されていた蒔絵に、無粋な艶消しのシールを張ってしまったのには怒りすら感じる。安っぽくなったとしか言いようがない。そのくせ、エレベータ内の操作パネルに付いた傷などは、まったく補修されていないのは、不思議でならない。やるべきことの順番を間違っている。

近々フィットネスクラブの改装にも着手するらしく、プールサイドのグリーンが撤去され、ジムには見本品の新型トレッドミルが導入された。ここは快適に生まれ変わるのだろうか。不安と期待が入り混じる。

客室はいつも通りのエグゼクティブルーム。最近は部屋番号までいつも同じになってきた。ランドリー袋を扱っている時に、指を切ってしまった。紙で切った時のような鋭い傷になり、それが思いのほか深かった。いつもは絆創膏を持ち歩いているが、こんな時に限って使い果たしていた。客室係に電話をして、指を切ってしまったので絆創膏を持って来てくれるよう頼んだら、爽やかに「かしこまりました」と言われたが、実際に来たのは15分後だった。

 

「マーブルラウンジ」の吹き抜け部分からシャンデリアが消滅 「マーブルラウンジ」の境界 フロント前のシッティングスペース

2階のシッティングスペース ソファが多くて明るい2階 元マーブルのイスも並ぶ

 
ヒルトン東京 940505 941018 970301 990628 000411 000518 000528 010512 010901 011231 020629 020630 020704 020806 020831 040311 040602 040621 040628 040908 041228 050106 050219 050322 050327 050403 050417 050528 050624 050909 051228 060114 060408 060429 060605 060716 060720 060905 061112 061129 060210 070107 070112 070428 070819


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