ルームチェンジ
2007.01.12(金)
ヒルトン東京 Executive Room
Hilton Tokyo
哀-3

プールサイドから見上げるホテル 滞在中、部屋に何らかの不都合が生じて、部屋を移らなければならなくなることがしばしばある。客にとってもホテルにとっても手間のかかることだが、それでも部屋を移るのが一番手っ取り早い解決策である場合が多い。原因は、清掃状態の不備や、室内設備の不調、近隣からの大騒音など様々。チェックイン時に室内を一通りチェックして、そこで気付ける性格の問題ならばまだいいが、すっかりくつろぎモードに入っている時に、突然設備が機能しなくなったり、隣でドンチャン騒ぎが始まったりすると、ひどく面倒なことになる。

そうならないよう、ホテル側は部屋を入念に点検したり、注意深く部屋をアサインしなければならないはずだが、その辺に気が抜けていることがしばしばある。ここ、ヒルトン東京でも、部屋を替えてもらわなければならないケースが非常に多い。繰り返し利用しているのだから、何を求められているのかを十分理解していて当然なはずなのに、なぜかいつもポイントを外されてしまう。騒音を考慮して上や両隣に子供や団体客が来ないように、そして、きちんと清掃をした部屋を用意するようにという、それほど難しいとは思えないリクエストにも、なかなか応えてもらえないのだ。

つい先日滞在した時も、隣室で子供が走り回っていて移動。そして、今回は4泊したのだが、またも滞在中に部屋を移るハメになった。部屋では、すべての服をクローゼットに掛け、あらゆる荷物を使いやすいように整理して並べてある。それをもう一度カバンに詰めて、また移った先の部屋で広げるのは難儀だ。立て続けの移動で辟易していたこともあって、今回は移動の一切をホテルに任せ、今の部屋にあるものを、新しい部屋の同じ位置にそっくり移すよう頼んだところ、ベテランのベルの手を持ってしてでも90分を要した。

新しい部屋に移ってから数時間経って、バスルームに並べておいた化粧水の小瓶が無いことに気が付いた。前の部屋に忘れているのかと思って尋ねてみたが、ちょうどこのホテルのスイートで使っているアメニティのボトルによく似た入れ物に入っていたので、それと見間違えて捨ててしまったらしい。いくらスイートのアメニティに似ていて、残量が少なかったからといっても、客の私物である可能性を考えないのはよくない。第一、滞在中の部屋はスイートではない。マネジャーはゴミ集積場をくまなく探したが見つからないので、新しいものを弁償したいと申し出てくれたが、そこまでする必要はないと辞退した。

翌日になって、フロアのバックヤードにあるのゴミ箱から見つかったらしく、それを部屋に届けてくれたものの、どんなものにまみれていたのかわからないので、使う気にはなれなかった。だが、現物が出てきたことで、物がなくなったという主張が狂言でないことが証明されて、ちょっとホッとした。新しい部屋は概ね快適だったが、隣室のイビキが強烈で、呼吸の度にナイトランプが共振するほど。でも、その程度のことは気にしない。ルームチェンジを頼む時は、もっと深刻な理由がある。それにしても、なぜハズレクジばかり引かされるのか。この日ばかりは自分の運が哀しくなった。

 

小さいけれど結構くつろげるプール プールには洋楽のポップスが流れている プールサイドにはイスなどが多く置いてある

エグゼクティブラウンジ ラウンジ奥の丸テーブル ラウンジの窓際席

 
ヒルトン東京 940505 941018 970301 990628 000411 000518 000528 010512 010901 011231 020629 020630 020704 020806 020831 040311 040602 040621 040628 040908 041228 050106 050219 050322 050327 050403 050417 050528 050624 050909 051228 060114 060408 060429 060605 060716 060720 060905 061112 061129 060210 070107


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