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2004.12.28.(火)

ヒルトン東京 Twin Room
HiltonTokyo
哀-2 十把一からげ
雪の副都心
いつもなら、感じのいいスムーズなサービスをするフロントが、この日はちょっと印象が違った。それは、たった一言の言葉とニュアンスがもたらした印象だった。チェックインをした際、フロントは混雑しており、数人の行列ができていた。

並んでいる間に、キャピトルがヒルトンだった頃から数えれば、もうすでに30年以上の付き合いをしているのに、そうした年月を感じさせるサービスが提供されないことへのささやかな不満を感じていた。一時期は定宿として相当の頻度で滞在していた。顔を覚えられることもなく、初めて利用して二度とこないゲストと同列にされるのは、長年繰り返し利用する者の心情として心地よいものではない。数多くの従業員がいる大きなホテルでそれを期待するのは間違いかもしれないが、これからの時代は、大規模ホテルでもパーソナルなサービスを実現しなければ、生き残ることが難しくなるだろう。

最初にアサインされた客室は、エグゼクティブスイートのコネクティングルームだった。何度も利用しているホテルだから、部屋番号を見れば、その部屋がどの位置でどんな特徴があるかはすぐにわかる。年末なので客室で盛り上がるゲストも少なくないはずだ。コネクティングドアからの騒音が心配だったので、係に隣のスイートは空室かと尋ねた。すると、空室だと言われたので、安心して部屋に向かった。部屋に入るとすぐに電話が鳴り、やはり隣室にはゲストがいるとのこと。しかし、もう入ってしまったので、ここで構わないと言ったが、静かな部屋を用意すると勧められ、せっかくなので部屋を移ることにした。

移った先の客室はコネクティング扉のないタイプだったが、壁を挟んだ隣のジュニアスイートでは、夜通しのパーティが行われており、とても落ち着いて休めたものではなかった。翌日、チェックアウトの際、その部屋の前を通りかかったので、清掃のため開いていた扉から覗いてみると、大きな45リットルゴミ袋に入ったゴミが2袋置いてあった。そりゃ賑やかなわけだ。

この日は東京にも強い雪が降った。見慣れた高層ビルの風景が、雪に隠れて消えてゆく。交通のことを心配しながらも、次第に変わってゆく眺めに、しばし目を奪われてしまった。

24番ルーム ベッドの脇に襖クローゼット

入り口に向かってすぼまった客室 ベッドとデスクの間は広々している

[ヒルトン東京] 940505 941018 970301 990628 000411 000518 000528 010512 010901 011231 020629 020630 020704 020806 020831 040311 040602 040621 040628 040908

Y.K.