2003年12月18日 |
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ヨコハマグランドインターコンチネンタルホテル Club Superior Room | |
怒-2 ピントハズレの会話 | |
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この日は安いプランを出していたので、それほど混んでいないのだろうと思いきや、結構な賑わいだった。夕刻前に到着して、カクテルアワーにはラウンジに出掛けた。狭いラウンジはカクテルアワーになるといつも混雑するので、最近は使わないことの方が多い。まだ始まったばかりの時間だったからか、テーブルには空きが多かった。冬至近いこの時期、窓の外はもうすっかり夜景に変わっている。トマトジュースを頼み、オードブルを取りに立った。コンソールには小分けに盛り付けられたアミューズの数々の他、大きな銀皿に載った立派なローストダックもある。この季節だからか、なかなか見ごたえのある品揃えだった。
カクテルアワーで空腹が紛れてしまったので、夕食にはルームサービスを注文した。21時半までのメニューのなかからチョイスしたが、電話を入れたのが21時半ぎりぎりだった。電話口の係は、丁重だが冷たい口調で「ただいまのお時間はご用意できません」と遮った。まだギリギリ間に合うのではないかと尋ねると、数分間保留にした後、「30分少々お時間をいただければご用意いたします」とのこと。しかし、料理が来たのは55分後だった。些細なことだが、印象は悪かった。 翌朝は、クラブラウンジで朝食をとった。「オーシャンテラス」ほどの品揃えはないが、カスピ海ヨーグルトや、種類が豊富でより美味しいパンなど、ラウンジならではの品物もある。テーブルにクロスが掛かり、器がジノリで統一されているのも気分がいい。レーズントーストを焼いて、カスピ海ヨーグルトとフルーツをたっぷりと取ってテーブルについた。これは自宅でもよく楽しむパターンだ。そして、自宅では国産のレンゲのハチミツを欠かさない。 ここにレンゲのハチミツがあるとは思っていないが、ごくレギュラーなハチミツならラウンジにも置いているだろうと、係にリクエストした。しかし、あっさりと用意がないと断られた。しかし、館内をちょっと探せば、ハチミツくらい容易に手配できることはこちらは承知している。パーソナルなサービスを売りにしている特別階で、さほど困難なリクエストでもないのに、いとも簡単に断ることにはガッカリした。少しは努力をして探したらどうだと不機嫌そうに言うと、10分掛かるとのこと。しかし、持ってきたのは2分後だった。 マネジャーに事の次第を説明すると、「NOといわないサービスを心がける」だの、「よりパーソナルなサービスを追及していく」だのと、立派なことを並べ立てていたが、現状とは程遠い夢物語を聞かされているようだった。2分でできることを10分かかるというのは、言ったよりも余計に待たせたら申し訳ないので、多めにご案内していると説明していたが、聞く側にとっては意地悪にも感じられるかもしれない。そんな理屈をこねたような発想をするよりも、「急いで探してまいります」とだけ言えば十分だし、伝わるはずだ。 |
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[ヨコハマグランドインターコンチネンタルホテル] |
Y.K.