2005.01.27.(木) |
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フレンチダイニング トゥエンティワン ヒルトン東京 Twenty One |
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楽-3 胸算用 | |
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これまでフレンチパシフィックをテーマに、斬新なアイデアと安定した技術で楽しませてくれたが、1月5日よりテーマを改め、フレンチダイニングとして新しいスタートを切った。この日は友人の誕生日を祝うためのディナーだった。予約の電話を入れた時も、丁寧で感じのよい対応で、期待が膨らんだ。
この店のディナーコースは9,817円から用意されているが、サイトの案内によれば、アニバーサリー向けの特別コースが12,500円とあり、それを予約した。スペシャルコース料理、グラスシャンパン、バースデーケーキ、ポラロイドカメラでの撮影が含まれるという内容。また、ホームページを見たと言って予約すれば10パーセント割引の特典があると書かれていたので、ついでに申し出てみたが、アニバーサリーコースには適用されないとのことだった。 テーブルに着くと、まずはグラスシャンパンがサービスされ、続いて料理内容の説明があった。特別な料理が用意されるのかと思いきや、料理は9,817円のコースと同等だった。料理にかつてのシェフ、マークヘアー氏の料理のようなダイナミックな面白さはないが、盛り付けの感覚の新しさは通ずるものがある。だが、料理そのものは、マークの大胆さとは対照的に繊細で、添えられたインゲンやニンジンにも、吟味した素材を用い、強い存在感を持たせているのが素晴らしかった。 コースのデザートは淡いミントグリーンがさわやかなミントクリームのミルフィーユ。それに続いて、お楽しみのバースデーケーキの時間となった。どんなケーキかとみんなでワクワクしながら待っていたが、運ばれてきたのはペイストリーブティックで売っているカットケーキを人数分アソートして、小さなキャンドルを添えただけのものだった。もう少し工夫があるかと思っていたので残念。 料金はホスト役しか知らないので、出席者に内容のコストパフォーマンスを悟られはしなかったが、これなら9,817円コースを注文して、好みのシャンパンやホールケーキを追加オーダーし、特典で10%割り引いてもらった方が得だったと一人で胸算用しつつ、ちょっとやられたなという気分だった。サービスは十分に行き届いてはいたが、かつて絶妙と感じた時ほどの気配りは見られなかった。 |
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[ヒルトン東京] 940505 941018 970301 990628 000411 000518 000528 010512 010901 011231 020629 020630 020704 020806 020831 040311 040602 040621 040628 040908 041228 050106 |
Y.K.