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2004.05.25.(火)

ホテルオークラ Deluxe Room
Hotel Okura
楽-3 アサインミス
客室から望む大倉集古館
オークラに到着したのは20時半過ぎ。夕方に到着できればロビーコンサートを楽しめたのだが間に合わなかった。フロントカウンターには若いスタッフとベテラン風のスタッフが立っていたが、ベテランは接客中。若い男性スタッフにチェックインを担当してもらったが、あまり慣れている感じではなかった。名前を告げると、隣で手続きをしていたベテランが何か気付いた様子で若い係になにやら耳打ちをした。「うるせー客だから注意しろよ」言ったのかは定かでないが、それから態度が一層丁寧になった。

部屋に案内してくれたのは、手に怪我をした見習いのベルだった。エレベータに乗ると、4基のうち2基が改装されていることがわかった。かつてのエレベータの方がオークラらしくてよかったなどと、ベルと他愛ない会話をしながら着いた客室はスタンダードルーム。しかも、のけぞりそうなほどタバコ臭く、コネクティングドアの向こうからは女性グループのドンチャン騒ぎが響いてくる。嫌いな要素がこうも揃うとアテツケかと思えてくる。第一、今回予約していたのはデラックスルームだ。

ベルに予約と違う部屋だと話している矢先に電話が鳴った。受話器を取ると、先程の若いフロント係だった。案内する部屋を間違えたため、新しい部屋のキーを持って行くからそのまま待っていて欲しいとのこと。事情はわかったが、予約と違うだけでなく、異常に臭って、異常にうるさい部屋をアサインするとは許しがたいと一応苦情を伝え、時間の無駄なので部屋番号を聞き、そちらに向かうことにした。

やっと予約どおりのデラックスルームに落ち着いた。スタンダードルーム1.5倍の面積があり、広がった部分をすべてバスルームに充てたレイアウトが特徴だ。テレビキャビネットとライティングデスクの間にバスルームの入口があり、総大理石張りのゴージャスな空間が広がる。バスルームは窓を造れる位置にあるが、せっかく窓があった場所はふさがれている。バスタブはガラスの扉で仕切られ、広いシャワースペースを併設している。バスタブの周囲にもゆとりがあり、とても快適なバスルームだと言える。

このホテルの湯は、いつも黄色がかっている。なぜだか知らないが、普通はバスタブに湯を張れば水色に見えるはずなのに、まるでバスクリンでも入れたような黄緑色になるから不思議だ。また、バスタオルを置いてある位置が悪かった。バスタブから最も遠いラックに用意されており、バスタオルに到達するまでに床がびしょ濡れになってしまう。アメニティは通常の用意に加えて、しっかりとしたヘアーブラシとヘチマがセットされる。

チェックアウトした時、本館の宴会場では大きな催しが行われており、廊下も緊張に包まれていた。もうすぐ両陛下や首相も到着するという。そんな催しが日常茶飯事なのもオークラならでは。

本館ロビー 本館ロビー

デラックスルームだが居室は標準的 ドアとベッドを隔てるのはすりガラスのパーテーション

テレビとデスクの間にバスルームの入口がある 黄色がかった水

ベイシンからバスタブ方向を見る バスタブからベイシン方向を見る

[ホテルオークラ] 960915 981114 990807 990814 990906 991018 991030 000415 000503 000609 011103 011216 020601 030526 030528 030925 031016 031017 031127 031220 040515

Y.K.