2003年9月25日

しかし、最近改装したという雰囲気ではなかったので、もう一度改めてルームチェンジを頼んだ。べつに、7階の部屋に不足があるわけではないが、できるだけいろいろなタイプの客室を利用してこのサイトで紹介をしたいと思う気持ちが強かった。低層階を希望するのがよほど不思議だったのだろうか、「本当によろしいのですか？」と何度か確認されたので、「そんなにひどいのか？」とちょっと不安になったが、改めて案内された別館3階の客室も、他の階とそう大きな差はなかった。

しかし、どちらがいいかといえば、やはり高層階の方がいい。眺めがいいのはもちろん、家具やアメニティなど客室としての完成度が、若干ではあるが高層階の方がいいようだ。客室の面積は40平米あるが、110センチ幅のベッド2台、アームチェア2台、コーヒーテーブルとしてやっとな大きさのテーブルの他、デスクやテレビ、バゲージ台などがあるが、窓際のスペースがやけにガランとしている。窓に近い方のベッドの下にブランドルベッドがあるので、それを広げるためのスペースを確保してあるようだ。

もう一台のベッドは、天井が低くなっているところに半分だけ掛かっているので、なんとなくレイアウトの収まりが悪い印象がある。また、すでにターンダウンされた状態になっていたが、いつも見かける折鶴が置かれていなかった。バスルームの仕様は同じだが、アメニティのグレードが低いなど、細かいところで差が付いている。アメニティのカゴの中には、使用済みの綿棒が入ったままだった。客室で氷が必要な時は、客室係にリクエストするとすぐに運んできてくれる。ちょっとダサいトレーに載せられてくるのだが、氷入れの保冷能力は高く、夜に運んでもらった氷は、チェックアウト時間まで残っていた。

この日は恒例のロビーコンサートの日だった。本館ロビーにて、18時から30分ほどのステージがあるのだが、17時前からロビーの椅子取りが始まるほど人気がある。協賛会社の提供でスパークリングワインが無料で振舞われるのもうれしい。コンサートの内容も聞きごたえがあり、価値あるイベントだと思う。なお、ロビー付近に用意されているライティングデスクには、以前は多くの便箋や封筒が用意されていたが、今ではほんの数枚になってしまい寂しく感じた。

サービスはやや事務的で、楽しい雰囲気にかける。黒服よりも若いアルバイトの方がよく働いている。

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