ハイアット リージェンシー 東京 Regecy Club Room
Hyatt Regency Tokyo
2009.08.07(金)
東京都新宿区
怒-2

夕立前の風景
 
隠された真実 雨の中、タクシーで正面玄関に到着した。車寄せにはセダンとバスが停まっており、タクシーは玄関前まで進むことができず、屋根ギリギリのところで前進を諦めた。タクシーの運転手が会計に手間取ってドアを開けられずにいる間に、近寄って来たドアマンは諦めてどこかへ行ってしまった。

やっとドアとトランクが開けられたが、だれも手伝ってくれる係がいない。先ほど立ち去った係は何をしているのかと見回すと、後続のハイヤーが車寄せ内の臨時駐車スペースに停めるのを誘導している。

もうひとりのドアマンがこちらに来るかと思いきや、そのまた後続のタクシーにへばりつき、そちらの荷を降ろすのを手伝っている。おいおい、順序が違うだろうに。第一、緑ナンバーのハイヤーなど、アテンドする必要はない。相手はプロなのだから、勝手にやらせておけば十分である。埒があかないので、仕方なく自分でトランクから大荷物を降ろし、玄関前に陳列して係を待った。

やがて、順序を取り違えて後から来た客のアテンドをした係が戻って来た。彼らが館内に入る際に、手伝いを呼ぶようにジェスチャーで示したのだが、それが理解できなかったのか、係はすずしい顔をしてのんびりと戻って来たのである。客を待たせているのだから少しは慌てる素振りを見せるべき。しかも、今にも怒り出しそうなのは、空気を読めない人でも感じられるほど雲行きは怪しいというのに、なんと鈍感なのだろう。

いつまで待たせるのかと苦情を言うと、案の定「は?」という反応。もうひとりは相変わらずハイヤーの誘導中だが、彼を指し示し、なぜいつまでもあんなことをしているのかと問いただすと、「彼は車の誘導係」という苦しい言い訳をした。そんな姑息なウソが通用すると思っていること自体、気が緩んでいる証拠である。

とにかく、このホテルは口答えが多すぎる。言い訳をしたドアマンをそのままマネジャーのところまで連れて行き、自分がなにをやらかしたのか、自分の口から報告させ、それをそばで聞いていたが、やはり自分に不都合なことは言わないのである。報告が終わったところで、ドアマンを持ち場に戻らせ、マネジャーと話を続けた。

なぜ告白をさせたかというと、マネジャーは何が起こったのかを知る必要があると同時に、それがどのように歪んで報告されるものかも知らなければならないからである。誰でも自分に都合の悪いことは控えめに伝えたくなるが、それが人間の本能だから仕方がない。だが、その報告がどの程度脚色されているのかがわからなければ、現状把握も不可能になる。

マネジャーには、ドアマンからの報告の後に、欠けていた部分を補足しておいた。後にどういった教育をするのかは、彼の判断と手腕である。

チェックインが済んでからは、快適な滞在だった。フィットネス、プール、レストランなど、ホテル内の設備を活用し、一歩も外出することなく、充実した時間を過ごすことができた。

 
キングのクラブルーム ベッドからデスク方向を見る 窓際から室内を見る

ミニバー 入口脇のつぼ ベイシンとバスルーム

窓際 窓からの眺め 屋内プール

 ハイアット リージェンシー 東京(公式サイト)
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