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2005.03.05.(土)

センチュリーハイアット東京 View Room
Century Hyatt Tokyo
怒-4 とっとと帰れ
元祖高層プール
チェックイン時での混雑もなく、機能的ながらもフレンドリーなサービスが快適だった。用意された客室は都庁側のビュールーム。キングサイズベッドが一台と、ソファにアームチェア、そして壁に据え付けられた長いデスクにバゲージ台というシンプルな設えだが、落ち着きのあるいい客室だ。ツインに比べるとスペースに余裕があり、それが少々ガランとした印象にさせている。ツインベッドのゲストルームは窮屈だが、ダブルベッドならゲストルームの方がバランスがいいかもしれない。

センチュリーハイアットでは改装工事が進んでいるが、今後クローズになることが決まっている施設も数多くある。そのうち、スカイプールとレストラン「シュノンソー」を名残惜しく利用した。現在でこそ高層階にあるプールは珍しくなくなったが、ここが開業した当時は大きな話題になった。プールサイドから新宿の街を見下ろすという体験は、とても新鮮な驚きがあった。しかし、最近は無料で使えるプランも増えているのにすっかり人気がなくなり、いつでも閑古鳥だ。この日も貸切状態で、アーチ状のトップライトから見える新宿の空を仰ぎながら、しばらくの水泳を楽しんだ。

逆に「シュノンソー」は想像以上に混雑していた。予約も取りにくく、20時にやっと席が確保できた。開業当時の鮮やかな赤や金のインテリアから比べると、途中の改装でやや落ち着いた雰囲気になったが、それでも華やぎが残っており、新しい店には決して出せないエレガントさや重厚感もある。また、個室も数多く用意されている。若きシェフによる料理は、新しい感覚が生かされているが、オーセンティックな味わいが楽しめる。サービス陣も充実しており、形式のある熟練した接客で、オールド&ニューのマッチングを支えている。

通常のチェックアウトは11時だが、ゴールドパスポートメンバーの特典で15時まで部屋を使わせてもらった。好印象で出発しようとしたその時、すべてが台無しになった。客室を出て、エレベータホールでなかなか来ないエレベータを待っていた。すると、客室係同士の会話が聞こえてきた。どうやらエレベータホールのすぐ脇に客室係の控え室があるらしい。

「今出たから、もう少しだぞ」と、今しがた廊下で出会った客室係の声がした。すると、「まだかよ、とっとと帰れよ。」と別の若い男が鬱陶しそうに悪態をつく声が聞こえた。まさか客に聞こえているとは思っていないのだろうが、その一言で、一生懸命サービスに努めている他のスタッフの努力はぶち壊しになった。

ビュールーム スッキリしたデスク周辺

キングサイズベッド ミニバーの引き出し

[センチュリーハイアット東京] 950303 970823 990911 991113 000618 000725 001102 010212 021028 031110 040225 040923

Y.K.