ハイアット リージェンシー 東京 View Deluxe Room King
Hyatt Regency Tokyo
2008.02.23(土)
東京都新宿区
哀-1

ロビーのシャンデリアとステンドグラス
 
センターにあるコーナールーム 春一番が吹き、東京は大荒れの一日だった。正面玄関の扉が開く毎に、都会の埃っぽい空気がロビーの落ち着きをかき乱すかのようだ。チェックインをサッと済ませ、すぐに部屋に向かった。こんな日は、部屋の中で過ごすのが一番である。

今回の客室は、これまで一度も利用したことのなかったビューデラックスルーム。レギュラーフロアの各中央にあって、ビュールームよりも約2割広い40.1平米の面積を持っている。中央にあっても、建物のちょうど折れ曲がったところに位置しているので、構造としてはコーナールームだ。

部屋のエントランスを入ると、突き当たりまで長い廊下があり、途中にクローゼット、バゲージ台、バスルームが配置されている。突き当たり付近にはデスクがあり、廊下が折れ曲がって次はテーブルを挟んだアームチェアが目に入る。そこがひとつめの窓際に置かれたリビングスペースだが、壁と窓に挟まれた狭い空間に設置されているので、あまりくつろげる雰囲気ではないように感じる。

その先に太い柱があって、柱の奥がやっと居室らしいまとまった空間になっている。そこに至るまでの空間は、デスクやアームチェアがあるにしても、やはり廊下としか感じられない。居室にはコーナーに当たる場所にやや細い窓があり、キングサイズベッド、テレビキャビネット、オットマン付きのハイバックチェアを置いている。寝室として考えれば、エントランスから距離があって、適度に小ぢんまりとした空間に収まっていることから、思ったよりも居心地がいい。

動線の長さも、広々とした印象をもたらしてくれる。構造的には、ウェスティン大阪のジュニアスイートにも通じるものがある。この構造以外にはこれといった特徴がないのだが、強いて言えばハイバックチェアの存在だろうか。コーナーウィンドウの両脇のスペースを活用した棚も、ビュールームのそれに比べると随分大きいので目立っている。バスルームはビュールームと同等。もう少し個性があるのかと期待していたので、少々拍子抜けだった。

朝食は28階の宴会場で用意された。天井高が8メートルあり、ハロゲンランプを連ねたユニークなシャンデリアが下がっている。一見するとチャペルを思わせる内装なので、婚礼の際などはチャペルとしても使用するのかもしれない。宴会場に用意された朝食ブッフェは、ほとんどが洋食メニューで、和食らしきものはご飯と味噌汁程度。シェフが立ってオムレツを焼くコーナーや、オードブルを思わせるドライミートの盛り合わせやスモークサーモンもある。きのこソテー、ジャガイモのパリジャン、ミニトマトのグリルなど、温野菜も並ぶ一方、パンやフルーツの種類は少なかった。7時からの営業だが、8時まではガラガラだった。

ホテルと新宿駅を結ぶシャトルバスのデザインを一新したと宣伝していたが、バスを見て唖然としてしまった。路線バス仕様のミニバスではないか。荷物の多い客が利用することを想定して、座席を一部撤去し、荷物スペースを設けているまではいいが、座席はぼろいし、見た目も悪い。これまでのバスの方がホテルの送迎シャトルとして格段に相応しかったように思う。

 
コーナー部分の窓は斜めに付いている キングサイズベッドとハイバックチェア ベッドと廊下の間にバスルームがある

ハイバックチェアにはオットマン付 アームチェアのあるスペース ベッド前のテレビ

ベッド前テレビからデスクを見る デスクユニット 入口からまっすぐ見たところ

デスクから入口を見たところ 宴会場を利用した朝食会場 グレードが下がった送迎バス

 ハイアット リージェンシー 東京(公式サイト)
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