餌の横取り
2007.05.08(火)
シェラトン都ホテル東京 Floor Seven Superior Room
Sheraton Miyako Hotel Tokyo
楽-1

ラウンジ「バンブー」にて 連休が明けてから、スカッと晴れて気持ちのよい日が続いている。チェックインした日も夏日で、外を歩くと汗ばむ陽気。シェラトン都ホテルに到着したら、早速緑豊かな庭園を散策し、新緑と木々を渡る空気を楽しんでみた。変化に富んだ石像や、せせらぎ沿いの苔むした小路など、気分転換には打ってつけの庭だ。

池では鴨がゆっくりと水遊びをしている。池のほとりには、鴨のための小屋が用意され、その前には餌箱が置いてある。だが、餌箱にはハトやカラスばかりか、なんと丸々と太ったネズミまで出没して餌を横取り。鴨たちは気に留めていないようで、都ホテルの庭に住む動物たちは食と住居には困っていないらしい。

この日のチェックインはあまりスムーズではなかった。スターウッドプリファードゲストのメンバーであることが認識されていなかったため、スタンダードルームがアサインされるところだった。これは、ホテル自前サイトの予約システムに、自由に書き込める通信欄がないために、会員番号などを伝えることが出来ないため、予約係がこれまでの履歴と照合しなければ、一般の予約とみなされてしまうからである。

それでも、割と頻繁に利用しているので、いつもはメンバーとしてあらかじめアップグレードされた部屋がアサインされていることが多いが、今回は予約係にもフロント係にも見逃されてしまったらしい。一部のフロント係はやっと顔を覚えてくれたが、まだ大半の係からは知らん顔をされる。以前からこのホテルは客を個人として認識することには消極的だったが、シェラトンになったので、これからは徐々に変化するだろう。

改めてアサインされた客室はフロアセブンだった。だが、いつもの庭側の36平米デラックスタイプではなく、裏側向きの29平米スーペリアタイプ。ベッドの仕様とデスク周りの設備は同等だが、リビングスペースのゆとりに大きな差がある。ラブソファや観葉植物はなく、1人掛けソファとスツールが置かれているが、ベッドと窓とのわずかな隙間に押し込んであるので、かなり窮屈。テーブルも、サイズがぐっと小さくなり、コーヒーカップ程度を置くのがやっとだ。スツールはオットマンとして使えないこともないが、ややデザインとサイズが一致しない。フロアスタンドのデザインも、デラックスルームのものとは異なっている。

ベッドに添えられていた鶴の柄が入ったアクセントクッションは、2泊目に撤収されて、真っ白いシェラトンロゴ入りのものに変わった。改めて見比べてみると、やっぱり前のものの方がいい。残念。

この時期は、室内を適温に保つのが難しい。昼間は暑いし、夜は涼しいのだ。こういう時、古い空調設備は困ってしまう。改装前はナイトテーブルに空調のスイッチと風量の調節機能が付いていたはずだが、それはなくなってしまい、壁面に温度調節のコントローラが残っているだけ。ということは、温度調節は出来ても、風量は変えられず、止めることも不可能なのだ。デザインばかりを優先し、大切な機能を忘れてしまったのか。

また、ルームサービスで注文したぺペロンチーノには、まったく味がなかった。味が薄いのではなく、「ない」のだ。やっぱり、ここのルームサービスのオススメは豚の生姜焼き弁当。手頃な値段で、ボリュームも味もいい。

 
白いアクセントクッション 鶴柄の赤いアクセントクッション 機能的なデスク周辺

ベッド脇のソファは窮屈な印象 引き出しの茶器セット 庭園から見上げるホテル

バスルーム バスタブ周りだけタイル張り せせらぎ

木漏れ日 石のゲート 泳ぐ鴨

休憩している鴨 餌を横取りするハト 餌を横取りするネズミ

 
シェラトン都ホテル東京 980815 000728 011110 020118 020329 020519 020927 021108 030505 030510 030524 030621 030728 031004 031111 031228 040401 040402 040407 040530 040904 041010 050225 050401 050406 050409 050521 050807 060416 060503 060606 060715 070320 070328 070404


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