さようなら、ラディソン
2007.03.28(木)
ラディソン都ホテル東京 Deluxe Room
Radisson Miyako Hotel Tokyo
楽-2

ロビー ラディソン都ホテル東京は、4月1日からシェラトン都ホテル東京に名称が変更される。日本では数少ないラディソンホテルの雰囲気を記憶に留めておこうと思い、最後の予約を入れた。

ラディソンはアメリカのカールソン・ホテルズ・ワールドワイドが世界各地に約400軒を展開する中堅ホテルのブランドだが、日本では成田、都東京、都大阪のみでそれほど広がらなかった。そしてこの4月から東京・大阪の両都ホテルがシェラトンに変わるため、国内のラディソンは成田1軒のみになり、ますます馴染みが薄くなるだろう。

ラディソンを手掛けるカールソンは、他にもいくつかのホテルブランド、T.G.I.フライデーズに代表されるレストラン、クルーズなどを展開しているが、1997年にフォーシーズンズからリージェントの名称権利を獲得し、その後にオープンしたリージェントの運営をおこないラグジュアリーホテルへの進出を果たした。レジデンスやクルージングにもリージェントの名称を積極的に用いながら精力的な出店を計画しているので、いつの日か、また日本にもリージェントがオープンする時が来るのかもしれない。

都ホテル東京でも、リブランドの準備が着々と進んでいる。正面玄関やアプローチに設けられた看板の類は、すでにシェラトンのロゴに取り替えられており、当日、その瞬間が訪れるまではカバーを被せて隠してある。館内に入ってロビー周辺には、まだ取り立てて変わった部分は見当たらなかった。

客室は上層階をスターウッド・プリファード・ゲスト向けフロアに当てるらしく、室内設備を一部増やしている。例えば、今回アサインされた高層階デラックスルームでは、これまでのインスタントコーヒーセットに代って新たにコーヒーメーカーが導入され、カップ&ソーサーも備えて、客室内で淹れたてのコーヒーを楽しめるようにした。だが、このコーヒーは非常に苦い。アメニティのトレーには、まな板のような雰囲気のものを採用。マイナスイオンドライヤーも用意されるようになった。シェラトンになれば、より一層工夫が見られるようになるだろう。

ラディソンの名が消えてゆくのは残念だが、シェラトンと都ホテルがどのような調和を見せてくれるのか、あと数日でベールを脱ぐが、とても楽しみである。

 
エレベータホールのフラワーアレンジメント 新たに加わったコーヒーメーカーとカップ&ソーサー アメニティのトレーも新しくなった

シェラトンの看板が隠されている こちらもシェラトンの看板が隠されている エレベータホール

外から直接入れるレストランの入口 八芳園から見た桜とホテル外観 見頃の桜

 
ラディソン都ホテル東京 980815 000728 011110 020118 020329 020519 020927 021108 030505 030510 030524 030621 030728 031004 031111 031228 040401 040402 040407 040530 040904 041010 050225 050401 050406 050409 050521 050807 060416 060503 060606 060715 070320


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