赤坂エクセルホテル東急 2010.03.25 YKsonic Web 喜怒哀楽

赤坂エクセルホテル東急 Moderate Twin Room
Akasaka Excel Hotel Tokyu	2010.03.25（木）
東京都千代田区	楽-２

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ベルデスクはどこへ？

雨の中、車で正面玄関へと到着した。このホテルに専用の車寄せはなく、大きな通りに面して、歩道の段差が軽減されている程度の構えだが、これまで不自由を感じたことはなかった。それは、若くて働き者のベルアテンダントたちがいたからである。

車で到着すれば、中からさっと現れて荷物を手伝ってくれた。時には何かに気を取られて、正面玄関への注意が散漫になることもあったが、おしなべてここのベルたちのことは気に入っている。

だが、この日はベルの姿がひとりも見えない。全員出払っているのだろうか。雨だからこそ、大きな荷物を運ぶのを手伝って欲しいのだが。とりあえず中に入って、ベルを探そう。

中に入るなり呆然としてしまった。ベルデスクがあったところはきれいさっぱり片付けられており、何の案内表示もない。

荷物は到底ひとりでは運べそうもなかったので、電話を使って係を呼んだところ、快活な兄ちゃんが駆け付けてくれた。ベルはなくなっちゃったのかと尋ねると、フロントの脇に移動したとのこと。その方がフロントと連携しやすいかららしいが・・・と、兄ちゃんも首をかしげていた。

これでは到着時のアテンドは事実上不可能。それは仕方ないとしても、これまでの体制を知っている客は戸惑うだろうから、入口にサービス変更の案内を表示した方がいいように思う。

チェックインは迅速だった。サインだけですぐにルームキーを渡され、先ほどの兄ちゃんに先導され部屋へと向かった。

今回の部屋はモデレートツインルーム。22平米のコンパクトなツインルームだが、使い勝手は案外悪くない。客室のレイアウトは標準的。改装が済み、明るくナチュラルな雰囲気になっている。

モデレートルーム

インテリアはシンプル。特に装飾的なものはなく、アクセントになっているのは、ベッドのクッションとスローケットぐらいだろうか。

窓側から室内を見る

デスクユニットも至ってシンプル。テレビの台との段差や、背面の間接照明が効果的だ。冷蔵庫は木目の扉で隠され、その脇には引き出しを備えている。テレビサイズは32インチ。部屋が狭いからか、大きく見える。

デスク

窓際には肘掛のないソファがひとつある。テーブルは添えていないが、テレビの台がカウンター代わりになる。ただ、このソファの生地はなんとなくじっとりとして気持ち悪かったので、座ることも手を触れることも控えた。

窓は、昔ながらの障子と襖に、更にレースとドレープを掛けている。これだけしっかり窓を覆っても、昼夜を問わずひっきりなしに車が往来する表通りの騒音は防げない。深夜になると妙な運転手が増えるので、騒々しさも増大する。

バスルームはつまらないユニットバス。何もかもがビジネスホテルレベルであるが、清掃状況はそれ以下だった。なんと、まったく清掃されていなかったのである。だが、アメニティは揃っているし、タオルは新しいものが置かれ、見た目には整っている。

だが、バスタブ内は垢だらけで、ミラーやベイシントップにも水の撥ねた跡がそのまま残っている。係を呼ぶのも面倒だったので自分で清掃したが、狭い風呂なのであっという間に終わった。

夜、バスタブに湯を張って、入浴。その後、バスタブの栓を抜いたところ、排水口から湯が溢れ出てきた。どこかが詰まっているらしいが、もう遅い時間だったのでこれも放置。

シャワーカーテンは片側が固定されているのだが、困ったことに長さが足りず、シャワー側を完全に仕切ることができない。そのため、隙間から水が飛び散り、ベイシン一体が水浸しになってしまう。なんとも散々なバスルームだった。

バスルーム

バスアメニティはカゴにおさめられている。これらを使用しなければ植林に貢献できるので、東急ホテルズではアメニティは使用しないことにして、自前のバスアメニティを持参している。

バスアメニティ

出発時も兄ちゃんが手伝ってくれた。陽気なスタッフとひとり出会うだけでも、ホテルステイの印象がぐっとよくなるものだ。

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赤坂エクセルホテル東急

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