電車ビューランチ |
2007.11.26(月)
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第一ホテル東京 Superior Twin Room | |
Dai-ichi Hotel Tokyo |
楽-3
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第一ホテル東京では、第一ホテルの創業70周年と第一ホテル東京の開業15周年を翌年に控え、昨年より客室の改装を行なってきたが、この度、全室の改装が完了した。第一ホテルとしては、当時、贅の限りを尽くして建てたホテルだけに、内装の豪華さは都内でも屈指である。そのクラシカルなテイストはそのままに、より居心地のいい客室を目指したという。
チェックインしたのは夜8時過ぎ。すでにロビーは閑散としていた。エントランス前には高さ4メートルほどのクリスマスツリーが飾られている。オーソドックスな電飾とオーナメントは、先日目にしたヒルトン東京ベイの満艦飾と比較すると、とても控えめに見えるばかりか、ある意味正統派的な雰囲気さえ感じさせる。 小さなフロントにも客の姿はなかった。カウンターではにこやかに迎えられたが、予約が通っていなかったため、しばらく待たされるハメに。やがて用意が整ったが、係は繰り返し謝っていた。フロントの後ろではベルが待機していたのだが、荷物も少なかったので、部屋への案内は辞退することにした。 用意された客室は11階のスーペリアルーム。このホテルの客室は9階から20階までにあるので、11階はかなり低層階の部類になる。薄暗いエレベータを降り、まっすぐに延びる廊下を歩いて客室へ向かうが、途中、他の客に出会うこともなく、ホテル全体がひっそりと静まり返っているように感じられた。 客室はパッと見た感じでは、それほど変わっていないようにも見える。確かに、クラシカルな雰囲気はまったくそのままだ。カーペットや壁紙を張り替え、塗り壁の部分も綺麗に塗りなおしてある。ドレープやベッドスカートは以前のままのようだが、クリーニングをして、新品同様にリフレッシュしている。 一番大きな変化は、狭い部屋を一層窮屈に感じさせていたアーモアをなくし、新調したテレビキャビネットを導入したことだろう。新キャビネットは、既存のデスクと並べてもまったく新旧の見分けがつかないほど、従来のデザインと素材を受け継いでいる。 キャビネットには、冷蔵庫、ミニボトル引き出し、収納棚、収納引き出しが設けられており、上には32インチの液晶テレビが載っている。腰から上がスッキリしたことで、部屋の閉塞感はかなり改善された。テレビは地デジだが、CS放送などは充実していない。 ベッドもマットレスと寝具を一新。これまで煎餅のようだったマットレスもシモンズ製の厚みのあるものになり、寝具は真っ白なストライプ入りデュベカバーを使っている。ナイトテーブルには、新たに金庫が取り付けられた。窓際のイスは、赤いストライプのファブリックを使い、部屋を華やかに見せている。 イスに挟まれた小さな丸いテーブルは以前からあり、かつては脇に真鍮の飾りが入っていたが、それが取り外されてしまい、ちょっと寂しくなったような気がする。バスルームは、浴室金具を磨いた程度で、以前と変わっていないが、随分と乱暴に磨いたらしく、せっかくの黄金色の金具が傷だらけだ。アメニティはSOMO。充実した品揃えも昔ながらである。 翌日はチェックアウトの前にランチを食べた。午前11時からランチを提供している店もあるのでありがたい。この日利用したのは、JRの高架を望むカフェバー「トラックス」のサンドイッチブッフェ。出来上がったサンドイッチや自分で作るサンドイッチの他、スープ、サラダ、パスタ、カレー、肉料理、フルーツ、デザート、飲み物など、軽食メニューがいろいろと並んでいる。90分制だが、値段は1,600円と手頃だ。 |
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第一ホテル東京 | 930626 990704 990804 000716 010103 010819 010929 020331 021027 021110 030721 030915 031225 040214 050227 050718 050811 051021 051225 |
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