野放図
2006.09.06(水)
赤坂プリンスホテル Twin Room
Akasaka Prince Hotel
哀-2

18階のツインルーム 赤坂プリンスホテルでは、最も安いプラン、すわなちベストレートで予約している場合でも、空いていれば高層階の客室にアップグレードしてくれることが多い。だが、今回はそうはいかなかった。アサインされたのは18階の部屋。惜しい、もうちょっとだったのに。だが、赤坂見附側の比較的景観が開けている向きだったので、眺め的にはそれほど残念という感じではなかった。

何も、高層階がいいというのは、眺めだけのことではない。19階までと20階以上とでは、マットレスが異なるので寝心地に差があるのだ。また、低層階ではタオルがやや小さめで、古くなっているものが多く使われている。アメニティも限定され、シャンプー類のボトルにはホテルロゴすら入っていない。たかがアメニティかもしれないが、ホテルのアイデンティティを示す重要なアイテムなので、つまらないことでケチらずに、ここぞとばかりにホテルに意気込みを表現してもらいたいものだ。

20階以上には液晶テレビが設置されているが、赤坂プリンスホテルでは、液晶テレビが普及しだしたばかりの頃に導入したので、さぞや高い投資になったことだろう。今では当時よりずっと安くていい品物が揃えられるはずだ。19階以下には、今なお旧式のブラウン管テレビが置いてある。だが、こちらの方がまだ映りはいい。いずれにしても、そろそろ全館のテレビを入れ替え、地デジ対応にした上で、全室に無料の高速インターネット回線を用意する時期に来ているのではないだろうか。

また、なぜこの時期にと首をかしげるほどに、研修中のスタッフが多かった。ホテル学校の生徒たちだと思われる若いスタッフが、一生懸命に仕事を経験している。頑張っているのはよくわかるし、応援してあげたい気もあるけれど、終始ぎこちないサービスばかりに触れるとなると、支払っている料金がバカらしくなってくるというのも本音だ。そして、研修中の学生たちを監督するスタッフは見当たらず、放ったらかしになっている。とりあえず滞りなかったのでいいが、常に目を光らせるべきではないのか。会計時、つり銭として差し出された4枚の千円札は、ひどくしわくちゃな上に、表裏や上下もバラバラだった。コンビニだって、ファミレスだって、お札を揃えるくらいの教育はするだろう。基本的なことも教えないのなら、研修にならないのでは?

 
明るいインテリア ベッドの寝心地はイマイチ 室内から入口方向を見る

廊下とアウトベイシン ベイシンの脇にはアメニティラックがある 白一色のユニットバス

 
赤坂プリンスホテル 001227 011122 020210 030622 030706 031020 031107 031202 031216 040304 040328 040501 040620 040829 050122 050716 050730


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