コンサートで会いましょう喜怒哀楽トップページへ2004200320022001200019991998199719961995199419931992ホテル別インデックスレストラン別インデックス

2004.03.04.(木)

赤坂プリンスホテル Royal Floor Room
Akasaka Prince Hotel
楽-1 落し物
日中は日差しが暖かい
チェックインしたのは22時。ちょうど大きなイベントがはねた後で、ロビーはかなりの賑わいだった。日々いろいろなイベントがあり、いろいろな人たちが行き交うホテルは、クールなデザインであっても、人間くささのようなものを漂わせている。

今回の客室は38階のロイヤルフロア。アメニティがモルトンブラウンで揃えられる程度しか、実感できる差はないが、高層からの眺めはいつ見ても爽快だ。しかし、この時期はまだ窓が結露しやすく、特に夜は窓が白くくもって視界を遮り残念。

客室のカラーバリエーションにはブルー、ブラウン、グリーンの3種類が用意されているが、やはりこのシャープな客室にはブルーが一番しっくり来るような気がする。白い家具はすべてピアノフィニッシュのような艶を帯びており、引き締まった色がよく似合う。特にカーテンの色が重々しくない方が、鋭角的な窓の形状にもよくマッチするようだ。

翌日、館内を散歩していたら、ロビーにカツラが落ちていた。白い大理石に横たわるカツラは、最初はカラスが死んでいるように見えた。しかし、その割りには小さいなぁと思いつつ近寄ると、それが何であるかがやっと判った。落とし主は相当にお困りだろう。もしかしたら、気付かないままかもしれない。大事になっていなければいいのだが。

夜は窓がくもってしまう ベイシンにはモルトンブラウンのアメニティが並ぶ
2004.03.05.(金)
ポトマック コーヒーハウス
Potomac
哀-2 赤坂の新橋
ランチタイムは結構な賑わいだった。大声で携帯を使うオヤジ、のけぞりかえってタバコをふかしながら話すオヤジ、あちらもこちらもオヤジばかりで、新橋みたいだった。

ウィークデーランチはビーフストロガノフだった。サラダとパンと苦いコーヒーがつく。サービスは軽快というより、軽々しい感じ。

気になったのは従業員の言葉遣いだった。巷の店ではすっかり定着してしまった感すらある現在形と過去形の混乱。客が帰るのに「ありがとうごあいまぁ〜す」、たった今のことを「よろしかったでしょうか」と確認するなど、ちょっとおかしい。それが最近はホテルにも及んできた。

帰る客に「ありがとうございました」と声を掛けるのはなぜか。ひとつの区切りであり、締めくくりだからだ。来店に感謝をし、またどうぞという気持ちを込めて見送りの挨拶をする時は、過去形でなければしまらない。

そもそも、従業員は自分が発する言葉のひとつひとつに思いを込めているのだろうか。意味もなく、寝言のように口を動かしているのでは、知性のなさを印象付けることにもなる。「さあ、がんばって働きましょう」という気合のための掛け声なら、客に向けるのではない言葉でやってほしい。

[赤坂プリンスホテル] 001227 011122 020210 030622 030706 031020 031107 031202 031216

Y.K.