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2005.08.28.(日)

東京全日空ホテル Premier Floor Standard Room
ANA Hotel Tokyo
楽-2 夜の似合う部屋
エレベータホールの花
プレミアフロアの客室は、ダブルとツインとでレイアウトや備品に違いがある。ダブルはアッパーフロアのデザインを踏襲しているのに対し、ツインは一般客室のデザインに近い。そこには、28平米という自慢にならない面積を、いかに有効に使うかという工夫が感じられる。ツインルームは、ベッドが2台並ぶ分、空間にゆとりがなくなる。その分、シンプルなレイアウトにし、床の空きスペースをベッド前に集約することで、余裕を演出した。

東京全日空ホテルの客室は、三角形に張り出した窓際のスペースが特徴的だ。そこにアームチェアとテーブルを並べ、デスクは壁に向けるというオーソドックスなレイアウトに落ち着きながらも、強い個性を感じさせるのは、変化に富んだ様々な直線、色彩、陰影のある照明デザインによるもの。入口部分や窓の梁を囲んだダークブラウンの木目が、室内を引き締めている。

だが、そうした演出効果が発揮されるのは日が暮れてからだ。日中はデザインの秀逸さよりも、手入れの悪さが目に付いてしまう。鏡に付着した埃、窓の汚れ、木目に付いた手垢など、美しくあってこそこの部屋でアクセントとなるものが汚れていることが多い。また、廊下にディスプレイされたアクリル製の額は、子供がひっきりなしに触るのか、いつもかなり汚れている。清掃の際は、光を反射しやすいものを常にチェックする習慣を持つべきだろう。

今回もそうした汚れが気にはなったが、その点を除けば客室そのものは快適だった。窓の向きは国会議事堂側だったが、東京らしい建造物が多く見られるだけでなく、緑が多く安らげる。

ロビーラウンジに行こうとエレベータに乗った時のこと。エレベータの扉が開くと、そこには大きなカートと共に若いベルガールが乗っていた。だが、他に客が乗っていたわけではない。ベルガールはまったく動じず、カートをずらそうともしなかった。そのため、逆にこちらが気を遣って乗り込むような感じになってしまった。エレベータに乗ってから彼女の態度に腹が立ってきたが、ロビーに着いたら彼女が先に何も告げずに降りてしまい、怒りよりも唖然という感じ。

ロビーラウンジのメニューにはカフェオレもあればカフェラテもある。その違いは何なのか係に尋ねたら、カフェオレはエスプレッソとミルク、カフェラテは普通のコーヒーとミルクでこしらえるとのこと。なるほど。でも、なんで?

28uのツインルーム 入口の木目がアクセントになっている

ベッドは110センチ幅 すっきりとしたデスク周り

ベイシン バスタブ

[東京全日空ホテル] 980103 020216 030817 041102 040612 040821 050428 050505

Y.K.