2003年8月17日 |
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東京全日空ホテル Upper Floor Standard Room | |
喜-1 Reborn | |
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「Reborn in a New Style」と題して、2001年より全館の改装に着手している東京全日空ホテル。宴会場、客室と進めてきた改装は、いよいよ最終段階に入り、久しぶりに訪れたこの日も、メインロビーやレストランの工事が行われていた。2階のアトリウムロビーは完全に閉鎖され、エントランスやフロントカウンターなど、すべてのロビー機能は、臨時に1階の宴会場ロビーに移されている。フロントのみ9月1日には元の位置に戻るが、アトリウムロビーといくつかのレストラン、メインエントランスは10月1日のオープンを目指して工事が進められるそうだ。
改装された中層部分の客室は、プレミアフロア、プレミアアッパーフロアと名付けられ、モダンでシックな内装になったそうだが、今回はいずれ消え行く改装前の客室を利用した。三角形の各フロアは、28平米のスタンダードルームと32平米のスーペリアルームが中心となっている。その差はスペース的なもので、機能や設備には大差ないようだ。 今回の28平米のスタンダードルームは、奥行きこそないものの幅が広く、天井高も270センチあり、全体としては実面積よりも広い印象があった。レイアウトもすっきりしていて、ゆとりが感じられるが、最も効果的なのは、窓際に設置された壁面の大きな鏡だ。曲線を生かした黒いデスク、大きめのアームチェア、三角形に張り出した部分の壁の枠組みなど、アメリカンテイストのインテリアでまとまっており、デザイン的には80年代風だが、今でも十分に通用する。全体に曲線を取り入れ、やわらかい雰囲気を作りながら、シックでシャープなブラックをアクセントにして引き締めている。 ベッドは110センチ幅とやや狭く、ターンダウンはない。テレビは液晶だが、せっかく空間ができたテレビの後ろは生かされていなかった。全体に照明はおさえ気味で、特にデスクの照度に不足を感じる人もいるだろう。LANは1泊1500円。ここで接続してから、ネットスケープがおかしくなってしまった。 バスルームはタイル張りで、3.52平米。天井は230センチと比較的高い。また、ベイシン天板の石がとても立派で印象的だ。バスタブ上には照明がなく、シャワーカーテンを引くとかなり暗かった。アメニティは豊富に揃い、ナイロン製ボディウォッシュタオル、発泡入浴剤もあるが、シャンプー類は壁掛けディスペンサーで、固形石鹸はリクエストベース。バスローブも備えるものの、極めて薄手だった。バスルームの扉脇には姿見があり、その上にはピクチャーライトが設置されている。 サービスはてきぱきとしており、好印象だった。特に出発時にバゲージダウンを手伝ってくれたベルマンは、行列のできているキャッシャーでチェックアウトを待つ間も荷物に付き添ってくれ、TAXIまで見送ってくれた。気持ちの良い出発だった。 |
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[東京全日空ホテル] 980103 020216 |
Y.K.