ヒルトン東京ベイ Executive Room
Hilton Tokyo Bay
2008.10.17(金)
千葉県浦安市
哀-4

外観
 
コストダウンしすぎ エントランスで車を降りるとすぐに「お待ちしておりました」と声を掛けられ、それから3分後には部屋にいた。スムーズなチェックインはいいものである。部屋はいつも通りのオーシャンビューのエグゼクティブルーム。やや見飽きたところに、若干の変化があった。2重だったシャワーカーテンが、上部がメッシュになっている薄い1枚ものになり、アメニティの一部が更にグレードダウンしたのだ。

洒落たパッケージのアメニティが豊富に並んでいる様子はホテルを象徴するワンシーンであり、その充実度は部屋の雰囲気を大きく左右する。たかがバスアメニティでも、品質が落とされたり、品揃えが悪くなると、とたんに部屋が貧相になるもの。

ついこの間、これまで無料で使えた高速インターネットが1泊1,200円になったのに、今度はアメニティがケチ化されたと来れば、リピーターにとっては踏んだり蹴ったりだ。

以前は到着したらすぐに茶を入れて一服できるようにポットの電源が入っていたが、今ではコンセントが抜かれている。これは省エネ時代には仕方がないことかもしれないが、ターンダウン時にタオル交換やアメニティ補充をしないのは、エコというより手抜き。交換や補充を割愛するかどうかは、客の意思を確認した上で判断すべきである。

スポーツクラブにもこれまでとは違う空気が流れていた。その原因は受付にある。以前は、いかにもスポーツクラブらしい、フレッシュで快活な雰囲気だったのだが、今は無愛想で客の顔さえ見ない。最初は新人で緊張しているのかと思ったが、帰りに別の係に接した際も同じような対応だった。

すぐ近くには客の気持ちをノリノリにして楽しい気分を演出する天才たちのいるテーマパークがあるのに、ここではせっかく持ち合わせていた購買意欲やノリを瞬間的に凍結するような出来事によく遭遇する。困ったものだ。

いつもの習慣から夕食には「アチェンド」を利用した。10月はハロウィンをテーマにしたコースが用意されている。値段はいつもと同じ6,700円だ。料理の盛り付けなど、見た目の楽しさは群を抜いているが、肝心の味はいまひとつ。量も少なく、できればもう一皿欲しいところだった。

毎度のことだが、テーブルに料理を置いてからの説明がくどい。冷める前に食べたいのに、おあずけなのだ。もう少し状況を読み取った上でサービスするということを考慮してほしい。

 
エグゼクティブルーム 家具は黒いラインが印象的 卓上にはウェルカムフルーツ

冷蔵庫内 菓子などはすべて有料 季節はずれのプール

バスルーム バスタブ アメニティのアイテムが少なくなった

「アチェンド」店内 マグロとアボカド パンプキンスープ

ステーキ ハロウィンデザート おみやげの皿

ペイストリーブティック ロビーラウンジの入口 ロビーラウンジを見下ろす

11階エレベータホール 正面玄関前 松林越しに海を見る

 ヒルトン東京ベイ(公式サイト)
 以前のレビューはこちら→ 920320 040520 050313 050415 050525 050708 051015 060420 060518 060604 060701 061206 070120 070418 070526 071104 071113 080420 080727


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