キラー歯ブラシ
2006.04.20(木)
ヒルトン東京ベイ Executive Twin Room
Hilton Tokyo Bay
怒-1

最悪なのでキラー歯ブラシと名付けました ヒルトン東京ベイでは、4月からサービス内容にいくつかの変更があった。フロントカウンターとは別に、アシスタントマネジャーデスクの脇に、HHonorsメンバー専用のカウンターを設け、チェックイン・チェックアウトに対応できるようにした。早速、その新しいカウンターに行ってみたが、対応している係がひとりだけで、すでに先客がいたので待たなければならなかった。逆に、通常のフロントカウンターには複数の係がおり、待ちも発生していなかったので、結局そちらに回ることになった。

そして、最上階にあるエグゼクティブラウンジが、とうとう朝食のみの営業になってしまった。次第に影が薄くなってきており、先日までは午後5時まで営業し、ビジネスセンターも兼ねていたが、需要が少なかったのかもしれない。エグゼクティブラウンジの代わりに、1階のバー・ラウンジ「シルバ」でティータイムとカクテルアワーの対応をするようになった。

客室では、アメニティの見直しが行われたようだ。これまでエグゼクティブフロア滞在時には、ウェルカムフルーツが用意されていたが、それがなくなった。アメニティも粗悪になった。タオル地のスリッパが廃止され、レギュラーフロアと同じビニール製に。とりわけひどいのは歯ブラシキットだ。今時ビジネスホテルでももう少しまともな品を用意しているというのに、毛が劣悪で、使うと歯茎を傷めてしまいそうな品質。歯ブラシをこれに替えることで、いくら節約できたというのだろう。せいぜい10円程度のことに違いない。一方で、客が感じる価値は急降下だ。10円節約しても、客が1万円分財布の紐を締めたら、差し引き大損なのに。コスト削減というのは、客が気付かない部分で、無駄を省くことではないか。

最近、シェラトンがいいベッドを導入したり、アメニティを充実させて頑張っているので、ソフト面ではヒルトンが一歩後退した印象がある。だが、シェラトンはセンスのない改装を進めてしまった結果、客室の質感が著しく低下したので、ハード面ではヒルトンの方が雰囲気がいい。ソフト面でケチることなく、客がワクワクするような演出を考えれば、洗練度でリードすることができるはずだ。4月26日、正面玄関の真ん前に、スターバックスコーヒーがオープンする。ホテルの飲食施設と競合はしないのだろうか。わずかなテナント料のために、自分の首を絞めていないか?

 
 
ヒルトン東京ベイ 920320 040520 050313 050415 050525 050708 051015


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