静かな席
2006.06.04(日)
ヒルトン東京ベイ Deluxe Plus Room
Hilton Tokyo Bay
怒-2

窓から見るヒルトンのサイン ホテルへの到着は14時40分。ロビーは混雑しており、手が空いている係がいなかったので、しばらく待って、アシスタントマネジャーデスクにてチェックインした。手続きはスムーズに済んだが、部屋の用意が整うまで時間を要するというので、ラウンジ「シルバ」で待つことになった。この日は体調が思わしくなく、午後からは熱っぽさを感じていた。ラウンジでは冷たい飲み物で喉を潤したが、とにかく早く部屋に入りたかった。そんな時に限って、なかなか部屋の用意が整わない。

約30分待って、やっとマネジャーがルームキーを持って迎えに来た。部屋に向かう途中、夕食の予約について尋ねられたので、18時30分に「フォレストガーデン」に予約を入れてくれるよう頼んだ。部屋に入ったら、まずは頭痛薬を飲んで、しばらく休憩。1時間ほど楽にしていたら元気になったので、無謀にもフィットネスへ。プールはカップルやファミリーで珍しく混雑していた。小さいプールなので、数人も入ればすぐに一杯になってしまう。

予約した時間にレストランへ出向き、受付カウンターで名前を告げたのだが、予約が見つからない様子だった。だがこの日は満席ではなく、予約がなくても席に着ける状況だったのだろう。結局、予約を見つけることを諦め、フリー客扱いとして、その時点で空いている席へと案内された。そこは、2組の子供連れに挟まれたベンチシートだった。これはちょっと落ち着かないなと困惑していると、別の係がやって来て、予約が見つかったので予定していた席に案内するとのことだった。安堵して向かった席は、下げてきた食器を溜めておく場所の真横だった。

前回の滞在では、エグゼクティブフロアに修学旅行生たちを滞在させ、その隣の部屋をアサインされたことで、散々な思いをさせられた。その事態を通じて、静寂や落ち着いた環境を好む客もいることを、少しは理解してくれたはずだ。そして、今回の滞在では、その時の汚名返上も兼ね、いつも以上の配慮をもって臨むという言葉も聞かされてた。であれば、店の中でも、とりわけ落ち着いた席を用意しなければ、その言葉は意味を成さなくなる。この、下げ台の隣が、この店では特別な席だとでも言うのだろうか。

そこへ、遅ればせながら店のマネジャーがやってきた。そのマネジャーによれば、奥のいい席を取ってあって自ら案内するつもりでいたが、たまたま席を外した時に来店したので、タイミングを逃したということだった。予約時間きっかりに来たのに、タイミングを逸するとは困ったものだ。それに、席を外すなら、他の係が対応しても、わかるようにしておかなければなるまい。こうした基本の欠如が、小さな問題を大きくしてしまっているように思う。

翌朝も、同じ席で朝食ブッフェを。午前7時過ぎには、もうかなりの混雑となり、ブッフェ台にも列が出来ていた。若いスタッフたちは、朝から元気よくサービスに当たっている。元気なのは結構だが、品性がまったくもって欠けているように感じられてならない。今更、ホテルだからと言って、気取ることもないだろうが、巷のコンビニやファミレスと同じでは困る。「はよざいまぁ〜〜す」「りがとざいまぁ〜〜す」と、潰れた声を張り上げるのは、まこと聞き苦しい。親しみも大切だが、さすがホテルだという洗練も、提供するべきではないか。

 
40平米のヒルトンプラスルーム 43インチ大型プラズマディスプレイ 窓際のソファ

色が変化するムーディーなライト 室内は直線を生かしたシャープなデザイン バスルームにも光が透過する

ウェルカムアメニティ バスタブは液晶テレビ付き ベイシン

「シルバ」のベンチシート 「シルバ」 「フォレストガーデン」

正面玄関前 「王朝」のあるフロアの廊下 庭園に面したソファ

 
ヒルトン東京ベイ 920320 040520 050313 050415 050525 050708 051015 060420 060518


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