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ポートピアホテル Single Room | |
Portopia Hotel | 2011.03.18(金) |
神戸市中央区 | 楽-3 |
ARCHIVES ・ 1992 |
シングルルーム ポートピアホテルにはバラエティに富んだ客室がある。本館は特別階オーバルクラブフロアと一般フロアに分かれているが、一般フロアは階層によってさらに3つのカテゴリーに分けられ、それぞれに違ったテイストの内装が施されている。 一方南館には、南仏ムードの広々とした部屋に加え、ナチュラルルームやヒーリングルームといったコンセプトルームが設けられ、独特のインテリアとアメニティが魅力だと聞く。 さて今回はどの部屋に泊まろうか。部屋選びで悩むのもホテルステイの楽しみだ。広さや内装の雰囲気とプライスとを比較して、これはと思うものに的を絞るわけだが、最終的に残ったのは最も安いシングルルーム。素泊まりのシンプルなプランも、安心して休めればそれでいいという今回のニーズにぴったりだった。 予約を入れたのは前日。このホテルには顔馴染みのスタッフも多いので、事前に連絡を入れればとてもよくしてくれるのはわかっているが、安いプランの利用で大きな顔をするのは控えたかったし、目立たないように振舞って、ありふれたツーリストの視点でこのホテルを見てみたかったので、黙って向かうことにした。 ところがそんな目論見は無駄に終わった。到着した瞬間、元気なドアマンが明るい表情で「お帰りなさいませ、神田様」と声を掛けた。馴染みのホテルならではの安心感と親しみに、たちまち心が開いていく。見事な連携でフロントへと連れられ、てきぱきとチェックイン。最安値の部屋では少々バツが悪い気もしたが、どんなな部屋であれ、このホテルの一部には違いない。 用意されたのは24階のシングルルーム。広さは予約通りだが、階層としては2ランクのアップグレードだ。24階の廊下は天井がアーチ状になっており、やわらかい印象。ところどころに設置された照明が真っ白い虹のようだ。 シングルルームの面積は約23平米。さほど広いわけではないが、窮屈さを感じることもない。ベージュとホワイトで色分けした壁と、陰影のあるカーペット、そして開業以来使われてきた家具が、落ち着いた空間を作り出している。想像していたよりも居心地がよさそうだ。 ベッドは140センチ幅で、壁に寄せてセットしてある。真っ白なデュベカバー仕上げだが、スローケットなしで、2種類ののクッションを添えている。 ベッドと窓の間には、クラシカルなデザインのオットマン付きソファとテーブル、フロアスタンドを配している。ゆったりとした配置だが、それでもまだ床にはかなりの余裕がある。 デスクユニットはダークブラウンの家具が落ち着きを醸す。テレビの下はチェスト。クローゼットと合わせて収納力も大きい。 ミニバーには梁からのハロゲンライトが当たり、浮かび上がって見える。この部分だけ壁紙がミッドセンチュリーモチーフの幾何学模様になっている。 入口脇にはスーツケースを置けるバゲージ台がある。照明メインスイッチは、ドア横のキースロットにルームキーを挿入することで作動する。 バスルームは150×200センチサイズのコンパクトなユニット式だが、大々的に改装し、すっかり見違えるようになった。バスタブ脇の全面ミラーは、空間を広く見せるだけでなく、シャワーカーテンを引いた時の閉そく感を和らげる。 ベイシン前にはオーバル型のミラーとペンダントライトを設置し、そしてトイレ側の壁面にもL字にミラーを張って、棚を設けているなど、工夫を凝らした造りだ。 ベイシンにはハロゲンライトが当たり、とても明るい。手前にはタオルを掛けられるポールが取り付けてあり、インテリア的にもアクセントになっている。 バスアメニティはクラブフロアに比べれば簡素だが、シャンプー類はいいものを使っている。タオルは3サイズ揃い、バスタオルのみ2枚置いてある。 夕食はルームサービスを利用した。パスタとサラダ、コーヒーのセットを注文。窓から見る神戸の夜景が、ひとりきりの寂しい食事に彩りを添えてくれた。 |
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