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ポートピアホテル Ocean Suite | |
Portopia Hotel | 2011.02.18(金) |
神戸市中央区 | 楽-4 |
ARCHIVES ・ 1992 |
28th Floor ポートピアホテルの特別階オーバルクラブフロアは、本館の25階から28階の4フロアに67室を擁している。チェックイン/アウトも可能なクラブラウンジは26階にあり、他の階にあるクラブフロア客室へは、エレベータだけでなく階段を使っても往来できるようになっていて便利。 オーバルクラブフロアの各階は、客室のみならずエレベータホールや廊下に至るまで、温かみと深みのあるナチュラルモダンなトータルデザインが印象的。中でも客室最上階に当たる28階は、他のフロアよりも幅の広い廊下を持ち、客室内の天井もひときわ高く取られているなど、特別階の中の特別階なのだ。 今回の部屋は28階にあるスイートのひとつ。入口を入ったところはフローリングのホワイエになっており、モダンな姿見やコンソール、飾り台などを配し、室内デザインのコンセプトを予感させている。脇にはエキストラトイレを備える。 リビングルームは横幅広く取られており、2面の窓がある。そこに大型の家具を間隔を持たせて配置しているが、空間のゆとりはさほど残っていない。 客室天井はとても高いが、間取りが細長いことで、その高さがより強調されている。窓上には梁がないのもいい。窓にはローマンシェードのレースと厚手のドレープが掛かっている。カーテンボックスの木目がアクセント。 ダイニングテーブルは円形で4人掛け。天井から大きなペンダントライトが下がっている。ダイニングの奥にはミニバーがあるが、ウェットシンクはない。 このダイニングがある位置は、全客室中、最も奥行きが狭い部分に当たるので、かなり小ぢんまりとした印象だが、それがかえってプライベート感を高め、食卓の居心地を密なものにしている。 ダイニングとソファセットの間には、カウチベッドを設置。目の前にあるテレビを鑑賞する際の特等席になる他、荷物置き代わりにもなる。 ソファセットは60年代から70年代に掛けてのテイスト。ロングソファ、アームチェア、レザースツールと、イスの種類も豊富だ。 ベッドルームにはキングサイズベッドが1台。こちらも開放感より凝縮感が圧倒的に勝っているが、むしろ落ち着いて過ごすことができる。 ベッドボートとナイトテーブルは一体になっており、シンメトリーなデザイン。神戸の風景写真の青とクッションの赤が鮮やかだ。 ベッドと窓の間には、アームチェアとテーブルがある。ツインのスイートに比べるとややスペースに余裕がある。 ベッド前にある収納ユニットは、よくまとまっているものの、十分な大きさがあるとは言えない。クローゼットはハンガーが掛けられる部分が少なく、寝室内にスーツケースを広げられる場所もない。オーディオセットを備えるが、テレビは小型。 デスクはユニット家具の一部。デスクトップも狭い上に、案内があれこれ置かれて窮屈。バスルームへは、ベッドルームから磨りガラスのスライドドアでつながっている。 バスタブ脇にはガラスの窓がある。ベッドルーム側に遮光と目隠しを兼ねたスライドドアを設けているのに、ガラスにルーバーを固定してしまい、常に視界を遮っているのが残念。 ベイシンはひとつ。白い天端にハロゲンライトが当たって美しい。前面は大きなミラー。ささやかながら花が置かれ、心がなごむ。 バスアメニティは、基本アイテムの他、ORLANEの基礎化粧品、バスハーブ、モルトンブラウンのシャンプー類など、豊富に揃う。バスハーブを翌朝までバスタブに入れたままにしておいたら、バスタブの縁が着色して落ちなくなってしまった。これはまずいと思い、すぐに客室係に連絡したが、清掃の時にきれいにしてくれた。 ウェットのエリアはバスタブとシャワースペースからなる。シャワースペースは非常に広い。ハンドシャワーのみでレインシャワーはない。 バスタブにはハロゲンライトが当たり、明るい。背後にはタオルを置いた棚がある。やはり、横の窓がふさがれているのは残念だ。 クラブラウンジの居心地はなかなか。奥の方にはライブラリー風のコーナーがあり、DVDコレクションは客室にも貸し出している。 利用したスイートからの景観は海側だが、クラブラウンジに来れば山側の景色を見ることができる。神戸にいることを実感するには、やはり山側の景観がいい。 ダイナミックなロビーでは、ロビーラウンジの改装工事が行われている。あと数週間で完成するそうだが、どのような雰囲気になるのか楽しみだ。 その改装工事に伴い、いつもロビーにすがすがしい水音を響かせている池から、水が抜かれている。池の底も大理石を使っており、水がないゆえにそれらがくっきりと見える。またとない機会に遭遇できた。 |
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