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シェラトン・グランデ・オーシャンリゾート Queen's Family Suite |
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Sheraton Grande Ocean Resort | 2010.11.26(金) |
宮崎県宮崎市 | 楽-4 |
ARCHIVES ・ 1992 |
ベッド5台のスイート 鹿児島でロングステイの途中、週末を利用して宮崎を訪ねた。主な目的地は小林市だったが、宿は馴染みのあるシーガイアのシェラトングランデを選んだ。このホテルには会いたいと思える優秀なスタッフがおり、また近くの動物園ではたいようとみどりが待っている。 今回の予定は2泊。薩摩川内を出発した時はまだ明るかったが、新幹線と特急列車とタクシーを乗り継いでシーガイアに着いた時には暗くなっていた。 用意された部屋は、112平米のクイーンズファミリースイート。8階から26階までの先端部分にあるユニークなスイートだ。 ファミリーとある通り、家族連れでの利用を想定してベッド5台が用意されているのが特徴。ベッドはリビングに3台、元来のベッドルームに2台が置かれ、この部屋ではいずれのベッドにもシェラトン・スイート・スリーパーベッドを使っている。 開業当時は、リビングはリビング、ベッドルームはベッドルームの、ごく普通の広々したスイートだったが、ニーズの多様化に合わせ改装したとのこと。ラックレートでは159,150円とあんがい高額な部屋である。 ベッド3台入りリビングは、3方向を望む窓を持つ。建物の先端であることから、中央の窓が海に最も近く、また海を真正面に見る特等席となる。中央窓の前には円卓を囲んだ4人用のダイニングがあり、ライティングデスクの椅子をここに加えれば、仲良く5人で座ることもできる。 ソファセットも5人でゆったり座れる大きさ。テーブルには大理石を張ってある。照明はシーリングライトがあるので、部屋全体がとても明るい。傍らのテレビキャビネットも、どっしりとした存在感がある。 ライティングデスクは独立型で、窓を向いて置かれている。クラシカルでエレガントなデザインのデスクなら、旅の手紙も一層ロマンチックに筆が進むことだろう。 3台並ぶベッドはシングルサイズ。ベッドボードは簡易型で、これらのベッドにナイトテーブルやコントロールパネルはなく、それぞれにナイトランプが設けられているだけ。ファミリーで使う場合は、こちらのベッドが子ども用となるのだろう。 一方、主寝室のベッドは160センチ幅の大型サイズ。クッションの付いたベッドボードが設けられ、より落ち着いた雰囲気が感じられる。 ベッドルームには、回転ミラーの付いたドレッサーがある。テレビもあるが小型。インテリアとしてマッチしないので、むしろない方がいいような気もする。 バスルームも広く取られている。ベイシンは90度の角度で2面設けられており、一方にはスツールが添えられている。スツールがある側の方が天端が広く、側面には棚が設けられているが、狭い方は三面鏡になっているなど、それぞれに機能が異なる。 バスルーム内には大型のバスタブを設けており、一見すると洗い場式のようだが、シャワーブースは別に備わっている。 バスアメニティはベッドの数、すなわち5人分が揃っている。これだけの数が並ぶと圧巻だ。スイートではロクシタンのアメニティを使っているはずだが、この部屋ではシェラトン共通の品だった。 トイレは独立型。バスルームに隣接するトイレの他、エントランス脇にもエキストラのトイレが設けられている。 翌朝、客室窓から景色を見ると、松林と紺碧の海、そして雲ひとつない青空が、見事な層を描いていた。窓を開けることはできないが、澄み渡る空気のにおいまでが伝わってくるかのようだ。 早朝の温泉はひときわ爽快。人も少なく、貸切気分で楽しめるのがいい。浴槽にも日が当たり、屋内に居ながらにして露天風呂の趣きだ。そういえば、ここのガラス戸は全開にできる造りになっているはず。だが、すでに錆ついて開かなくなっているようだ。 露天風呂からは池を望む。湯の流れる音以外、何も聞こえず。ほぼ静寂の中で湯あみを楽しめる。時折、鳥たちが舞い降り、さえずりを聞かせては飛び去って行った。 滞在中の食事は主に館内レストランを利用した。特に印象に残ったのは、最上階レストラン。クイーンアリスではなくなり、店内もシックな内装に改められた。ランチタイムはメインを選び、前菜とデザートをブッフェスタイルで楽しめるコースが人気。 前菜ブッフェは野菜をたっぷりと使っており、ヘルシー。メインディッシュもしっかりとして好印象だった。 同行したピアニストは宮崎が初めて。地鶏を始めとした宮崎の郷土料理を出す「櫂」にも連れて行ったし、「パインテラス」のブッフェでさまざまな国の料理も味わった。一番美味しかったものは?と尋ねたところ「冷や汁」との返事。実に正直で的を射た返答だと思った。 |
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