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ホテルメトロポリタン Executive Deluxe King Room  
Hotel Metropolitan 2010.09.20(月)
東京都豊島区 楽-2

ベッド

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池袋とJRの誇り


ホテルメトロポリタンは、池袋駅西口にある唯一のインターナショナルホテルとして、グループ客やアジアからの客を中心に人気を博している。かつてはクラウンプラザの一員だったが、現在はそれを脱退し、ワールドホテルズのファーストクラスコレクションに加わった。また、JR東日本が展開するメトロポリタンホテルズのフラッグシップでもある。

外観

正面玄関には車寄せがあり、ドアマンが常駐している。地階には駐車場があるが、週末や宴会が重なる際にはしばしば満車となり、離れた駐車場を案内されることがある。

正面玄関

池袋駅から徒歩で訪れる場合には、裏側のエントランスを利用する。細い道がクロスする交差点がある都合上、雨の日に濡れずにアクセスすることは難しい。以前は、ホテル敷地内も露天だったが、現在は交差点付近まで屋根が取り付けられ、竹の植栽や間接照明などの演出も加わり、よりエントランスらしくなった。

サブエントランスの竹

ロビーは2層吹き抜けで大理石造り。中央には造花ながら大きなフラワーアレンジメントが置かれ、一角にはソファセットや水を配したオブジェがあるなど、シティホテルのロビーにふさわしい品格を備えている。

ロビー

フロントはカウンター式。以前は愛想もなく乱雑なサービスをしていたが、今ではすっかり改善され、明るく健康的な雰囲気になった。カウンター前に控えるベルアテンダントたちもキリッとしている。

今回利用したのは24階メトロポリタンフロアにあるエグゼクティブデラックスキングルーム。かつてから24階には、他のフロアにはないタイプの部屋が集められていたが、特別フロアという区分けにはなっていなかった。

しかし、改装を経て特別階メトロポリタンフロアとなり、一層の差別化を図りながら、ホテル全体のイメージアップを狙っている。

24階エレベータホール

エレベータはすべてのフロアに自由にアクセスできるが、メトロポリタンフロアは、エレベータホールと廊下の間にセキュリティドアが設けられているので、入るにはルームキーが必要。内装も他のフロアとは異なっている。

部屋のホワイエ

エグゼクティブデラックスルームは35平米。スタンダードなシングルルーム2室分の広さがある。入口付近は石床とし、クローゼットとバゲージ台を設置しているが、いずれも窮屈な印象が否めない。

2面の窓

居室は横広で、2面の窓があり、それらの間にテレビの載った収納家具を置いている。レースはローマンシェードスタイルで、ドレープは天井から下がっている。

眺め

窓から見えるのは、どこまでも続くかと思われる住宅街。ここより西には高い建物が少ないので、視界は割と開けている。夜景もまた見事だ。

ベッド

ベッドは200センチ幅のオーバーキングサイズが1台。グリット線が入ったベッドボードは主に木目で、一部が布張り。シモンズのマットレスが心地よい。ベッドより奥には何もなく、壁面にアートワークすらないのは、少々退屈。

ベッドからデスクを見る

逆に、ベッド奥から手前を見ると、あれこれと置かれており、アンバランスな印象もある。また、床にはさほどのゆとりが残っておらず、これでツインルームだと、かなり窮屈なのではないかと想像される。

ベッドからデスクを見る

デスクは壁に向かって設置されており、カウンター式のトップは両側いっぱいまで連続している。デスク下には冷蔵庫やティーセットが収められており、冷蔵庫には4本の無料ミネラルウォーターだけが入っている。

アームチェア

デスクとベッドの間には、ふたつのアームチェアと丸テーブルを置いているが、両方のイスが並んでベッドの方を向いてセットされているのは滑稽だ。せめて、角度を持たせるなどできないだろうか。こういうところにセンスのなさが出てしまう。

バスルーム

バスルームは細長い構造で、手前からベイシン、トイレ、洗い場付きバスと並んでいる。サイトには客室平面図付きで部屋の詳細が紹介されており、それによるとトイレは個室になっているが、この部屋ではオープンだ。ベイシンはシングルで天端もあまり広くはない。四角いスツールが添えられている。

バスルーム

トイレはベイシンとバスの間に挟まれるようにして設置されている。一応、受話器も設置されているが、あまり位置がよくない。

バスルーム

バスタブはプラスチック製で、側面には黒い石を張ってある。壁面も天然石仕上げで雰囲気は悪くないが、照明が面白くないため、いまひとつムードに欠ける。

洗い場

洗い場は広く、桶やイスも置いてある。やはり洒落た印象がなく、生活感丸出しでよろしくない。ホテルバスルームは、もっと夢のある空間であるべきだ。

シャワー

シャワーはハンドとレインの二種類。どちらも水流が弱く、使い心地はよくなかった。タオルは3サイズが2枚ずつで、バスローブも備えている。

バスアメニティ

バスアメニティは、細かいアイテムがごちゃごちゃと揃っているが、シャンプー類はポーラのアロマエッセと、並の品質。女性用化粧品の雪肌精セットだけは珍しい。

全体的に、メトロポリタンにしたら頑張ったという印象の部屋だが、名だたる高級ホテルと張り合うには、二歩も三歩も及ばない。足りないものはエレガンスと、ほんとうの心地よさだ。

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OFFICIAL WEBSITE

ホテルメトロポリタン

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